京極夏彦「狂骨の夢」(1)
湘南の保養地、逗子で遊民・伊佐間は朱美と名乗る女と出会う。
彼女は幻想小説界の大御所・宇多川崇の妻だった。
しかも奇怪なことにこれまでに何回も夫を手にかけたという。
あまりに妖しい告白を聞かされた元精神科医の降旗と牧師・白丘は激しく惑乱する。
百鬼夜行シリーズ第3作。
↑このあらすじ、わからなさすぎ。
4年前にKindleで購入後、停滞していましたが
久しぶりに読み始めました。
(1)を読了、まだ(2)と(3)があります。
本来、全て読み終わってから感想を書くべきですが
いつになるのかわからないので、覚書として。
朱美の元夫は、情婦に殺害され首無し死体として発見された。
朱美はその当時の記憶を喪失しており、
そして過去の記憶は度々、その情婦である民江の記憶と混同する。
そしてある日、朱美の元へ亡くなったはずの元夫が現れる。
朱美は恐怖のあまり元夫を殺害するが、
彼は何度も彼女の元へ現れる・・・。
物語は朱美の視点からと、
それに関わる人々(釣り堀の親父である伊佐間、元精神科医の降旗)からの視点が描かれます。
伊佐間は前作「魍魎の匣」にも登場しており、
降旗もシリーズおなじみの榎木津と木場の幼馴染らしい。
後半でやっと、過去2作の主人公・関口と、ちらっと京極堂が登場します。
まだまだお話はこれから展開するのでしょう。
元夫の亡霊、朱美の混濁する思考に、何か現実的な説明がつくのでしょうか。
頑張って最後まで読もうと思います。
(その都度追記して行こうと思います)
コミックもレビューが高いです。