雨穴「変な家2」 | 読後つれづれ

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雨穴「変な家2」

雨穴最新作!『変な家』第2弾!
14万字超、完全書き下ろし!
あなたは、この「11の間取り」の謎が解けますか?
前作に続き、フリーライターの筆者と設計士・栗原のコンビが
不可解な間取りの謎に挑む。
1「行先のない廊下」
2「闇をはぐくむ家」
3「林の中の水車小屋」
4「ネズミ捕りの家」
5「そこにあった事故物件」
6「再生の館」
7「おじさんの家」
8「部屋をつなぐ糸電話」
9「殺人現場へ向かう足音」
10「逃げられないアパート」
11「一度だけ現れた部屋」
後編「栗原の推理」
すべての謎が一つにつながったとき、きっとあなたは戦慄する!

 

最近「変な家」の映画が公開されたこともあり

続きを読んでみたくなって購入しました。

 

 

「変な家」の方は、ある1軒の家の間取りを

深く読み解くお話で、

いろいろな変な家の間取りかと思っていた私には

少々拍子抜けでしたが、

こちらは期待通り複数の間取りということで。

しかも、それらの謎がつながるということで

結構期待して読みました。

 

11の間取りそれぞれのお話は

面白かったです。

特に「林の中の水車小屋」は

不気味で怖いです。

 

「部屋をつなぐ糸電話」は

「糸電話」というのが、ちょっと無理矢理だなぁと思いましたが

「間取り」に注目するという点では重要なのかもしれません。

 

今回、栗原は登場回数も少ないし

推理も今一つピリッとしなかったと思います。

そして謎がつながっていく過程は面白かったですが

「まとまった」感は薄いですね。

 

最後の終わり方は

「え?ここで終わり?」と思った人も

多かったのではないでしょうか。

私もちょっと納得いかない終わり方でしたが

その後、いろいろ考察する余地を残したのかもしれません。

 

 

私もあれこれ考えて考察してみましたが

かなりネタバレとなるので

別記事にしてみようと思います。

 

 

全体的には、1話ずつ完結するため

スピード感は「変な家」よりは遅かったですが

だんだん加速して読み終える感じです。

 

間取り図が繰り返し掲載されるので

ページを戻ることなく

読みやすいと思います。

 

「変な家」の読後レビューはこちらです。