アガサ・クリスティ「ミス・マープルと十三の謎」 | 読後つれづれ

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アガサ・クリスティ「ミス・マープルと十三の謎」

 

ミス・マープルの家に、甥の作家、女流画家、元ロンドン警視総監、教区の牧師、それに弁護士の六人が集まった時、自分だけが結末を知っている怪事件の話をして、みんなが、それぞれの解決を推理しあおうではないかということになった。

その会は”火曜ナイトクラブ”と名付けられ、毎週、順番にひとりずつ話を持ち出すことになった。

こうして十三の謎が論議された。

どの謎の場合にも、膝の上で編み物をしながら、ずばりと真相を言いあてるのは、詮索ずきな老嬢ミス・マープルであった。

エルキュール・ポアロとならぶ名探偵マープルが活躍する連作短編集。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

 

かなり処分したクリスティ蔵書の中で

大事に保管しているのがこの本です。

 

ポアロに並ぶ名探偵、ミス・マープルが初登場した作品です。

 

私がこの作品を初めて読んだのは

小学生の時。

いろいろな有名ミステリー作家の作品を集めた

子供向けの推理小説でした。

(その時は「火曜クラブ」という名前だったと思います)

 

抜粋されていたのは

「血に染まった敷石」という、

女流画家ジョイスが提供した謎です。

 

このお話以外も、13の全ての謎が

興味深く、かつはっと驚くような解決です。

今でも児童向けの本はあるのでしょうか。。。

 

お話の内容も、犯人も全て覚えているのに

何度も読み返してしまう名作です。