KindleUnlimitedで、興味が湧いて読んだ漫画本。
野原広子「娘が学校に行きません」
いまやクラスに数名は不登校児がいる時代。明日はうちの子の番かも・・・?
全国の迷えるお母さんたち、学校に行けない罪悪感の中日々をすごしている子ども達に、読んで、知って、笑って、少しでもラクになってほしい。
つまづきから、少しずつ力を得て立ち上がり、やがて学校に通えるようになった娘と、焦り、戸惑いつつも一緒に歩んだ母との198日間の日々を描いた実録コミックエッセイです。
野原広子さんは、好きで何冊か読んでいます。
絵はそんなにうまくない?と一見思ってしまいますが
あの簡単に見える絵柄の中で、心情がうまく表現されているし
「あ~、わかるわかる」というところがたくさんあります。
この本に関しては、読んだ最初の感想は
「環境が恵まれているなぁ」と思いました。
不登校に理解のある先生、小児科医、友達やママ友。
実際は周りに全く理解されなかったり、どうしていいかわからなかったり
一人で戦っているお母さんがたくさんいるんだろう、と思います。
また、この子が「なぜ不登校になったのか」という原因が
かなりあいまいだったなぁ、と思いました。
そこがわからないと、あまり参考にならないな、と。
担任の先生がさらっと「トモさんのグループで順番に仲間外れっていうのがあったみたいで…」
と言っていたけれど、そこをつきつめなくてよいのか?
順番に、ってことはトモちゃんも加害者の時もあったのでは?
となんだか、モヤモヤしました。
198日間の日々、というのも短いかな、と思います。
全く行けなかった日は少ないし、かなり順調に復活した例だと思います。
面白かったけれど、あまり参考にはならないかな、と思いました。
↓これの方が面白かったです。
↓これも読みましたが、もっと参考になりませんでした