解放と自分
彼からの話の初めは、
彼女にきちんと私と結婚していることを説明して、
彼女とは付き合えないということを説明する、という方向だったと思います。
しかし話している途中、彼の話は全く変わってしまいました。
「僕は彼女を愛している」と言うんです。
？！？！？！
え？？
私とこの前入籍したよね？
明日からハネムーンだよね？
このタイミングで何を言っているんですか？？？
全く想像していなかった彼の結論に驚きました。
驚きすぎました。
でもはっきりしました。
これまでの態度も納得し、腑が落ちました。
その一方で、
ハネムーン・・・・
あぁ、
行かないんだ、
あぁ、会社にハネムーン行くと言って
休みを取ったけど・・・・
どうしよう・・・・
あぁ、両親になんて言おう・・・・・
そんなことが頭の中に浮かびました。
1週間泣きました。
涙の原因は悲しくて、辛くてと言うより
悔しくてでした。
この結論に辿り着くのはどこかでわかっていました。
わかっていながら見ないふりをして
そのまま進めて結婚したからだ、とわかっていました。
そんな自分が悔しかったんです。
私は、
入籍から５日で離婚することになりました。
ハネムーンでスペインへ行く予定だったので
バルセロナの親友にも連絡していました。
彼女に「行かなくなった」と伝えたら、
「一人でもいいから来なよ！」と言ってくれたので、
一人で1週間バルセロナへ行くことにしました。
衝撃から1週間、家で無気力にしていて、
そして一人でバルセロナへ行ったら、
バルセロナで自由を感じ、
今まで背負っていた大きな荷物がもうないことに気づき、
私はイライラしていた2年から解放され、
元気がみなぎってきました。
私の心と気持ちはすっかり晴れていました。
帰ってきた私があまりにも元気だったので
母や周りが余計に心配していたのを覚えています。
大丈夫、といえば言うほど心配させているようでした。笑
なのであまり元気すぎる姿を見せるのは
少し控えたほうがいいかなと思うくらいでした。
復活が早かったのは
やはり何度も言いますが、
このまま続けてもうまく行っていないことを
理解していたからです。
入籍する前にこの結論に辿り着きたかったな、
とは思いました。
笑
彼のことを憎むことはありませんでした。
彼は悪くありません。
見て見ぬふりをしていた自分が悪いんです。
私の教訓となりました。
その後は見て見ぬ振りはしません。
違和感や疑問を感じたらすぐ振り返り
確認をするようにしています、笑
男性からしてみればちょっとめんどくさいやつです。
そして30代に突入します。
結婚というステージを送るつもりでしたが、
私はこれまでになく
伸びやかに思いっきり楽しく過ごします。
続く...