スペインへ
前回の続きです。
1年働いた建築系の会社を辞め、初めてスペインへ行きました。
当時、私の父は仕事でスペインに行くことが多く、
父がスペインに家を借りていたこともあり、スペインが初めての海外行き先となりました。
初めてのスペインはガリシア地方のラ・コルーニャという場所です。
La Coruña / Garicia
スペインにも四季があり、ガリシアは雨が多く湿気があります。イギリスに近いんです。
基本的にスペインは乾燥していますが、ガリシアは日本に近い湿気た気候でした。
毎日のように雨が降り、洗濯物は乾きにくい。
とはいっても1日中降りっぱなしという感じでもなく降ったり止んだり。
ガリシアは海が近く、新鮮な魚介が豊富でした。
当時まだ通貨はペセタで、日本円に比べるととても安く食事ができました。
スペインは食べ物が美味しく、日本人の口に合いますよね。
初めてのスペインは映画で見るようなヨーロッパの街並み
そして明るい人々・・・といっても、ガリシアは北に位置しており、
いわゆるイメージするスペイン、南欧の明るさはありません。
どちらかと言うとおとなしく、北のイメージですよね。
それでも日本人の私には十分コルーニャの人々は明るく映りました。
道に迷ったり、店で困っていたりすると、すぐに誰かが親切に話しかけてきてくれます。
スペイン人はおせっかいなくらいです。
しかしそれが私には助かりました。
右も左もわからない、スペイン語もまだ全然わからない。
自分から話しかけるのにも勇気を出して行かなければならない。
そんな時にスペインの人々は親切で、私はたくさん救われました。
おかげで楽しく生活ができました。
1ヶ月の滞在でコルーニャとマドリッド(Madrid)、トレド(Toledo)へ行きました。
日本へ帰ると言う時には、帰りたくない、ここにもっと住みたいという気持ちでいっぱいでした。
私はすっかりスペインに魅せられていました。
そこからスペイン好きになり、現在にも至っています。
私の人生と性格を大きく変えた体験でした。
続く…
