先日友人たちと食事をしていて、ホテルで美味しいフレンチが食べられるのってどこですかね・・・。そんな話題に花が咲きました。それならと手を挙げてくれた勇者のおすすめは『日光金谷ホテル』。「一度ホテルに行ってみたかったんだよ!!」という声が上がり、あっという間に話がまとまりみんなで遠征に行くこととなりました♪

 

 

 

ディナーはもちろん「メインダイニングルーム」♪

 

エントランスを入ると、歴史を紡いでた銀食器が美しく磨かれ飾られ綺麗✨

 

多くのゲストの食事を楽しませてきたカトラリーや美しい模様の入ったグラス。大正15年に新設された「金谷畜産部」で作られたミルクと当時の使用されていた瓶、

 

ティータイムを彩ってきたテーブルウェアが飾られていました。

 

 

今回はメインダイニングの奥にある「新食堂」でのお食事となりました。

 

 

今回は、幹事スペシャルコース。日光遠征が決定した後、事前にいろいろシェフと相談し、私たちのために準備をしてくれたようです。金谷ホテルでは歴代の料理長から受け継がれてきた金谷ホテル伝統のフランス料理がいただけます。代表的なものは「虹鱒のソテー金谷風」。また昔のレシピを復刻されせた「百年ライスカレー」や「大正コロッケット」など時代が移り変わっても往年のメニューがいただけます。

 

〜5種の彩りアミューズ〜

 

 

30ヶ月熟成「ハモンセラーノ」&静岡産「クラウンメロン」のスープ

生ハムメロンがオシャレなカクテル仕立てで登場です。合わないずがない!!という鉄板の組み合わせですね。静岡県産メロンと30ヶ月熟成の生ハムで作られたお料理は、甘さに加わった塩味や脂の美味しいさがよく合います。最初にスープ系でお腹に優しい刺激を与え、胃袋が目覚めお食事がスタートです♡

 

 

「那須地養卵」のウッフブルイエ&「 桜エビ」

私はチーズケーキに使われているのを見たことがあるのですが、那須地養卵で作ったスクランブルエッグ。ビスクの中に入っていました。上には、力強い味わいの桜エビ。風味豊かな味わいが楽しめました。

 

 

「下塩原雪の下人参」のムース& 北海道産「塩水ウニ」

美しいオレンジのコンビネーションは、雪の中で甘く育てられた雪の下人参のムースと北海道産の塩水ウニ。人参はもともと甘い上に3時間ほどローストして、さらに甘さを引き出しています。定番ですが、那須の土壌の恵が楽しめる一皿。

 

 

鴨のフォアグラのテリーヌととちあいか

可愛らしフォアグラ料理は小さなケーキのようです。パンデピスの上にフレッシュフォアグラの味わいを生かしたテリーヌ、そしてとちおとめのキャラメリゼを加えた大人のアミューズグール。添えられたバルサミコソースがアクセント。

 

 

「とちぎゆめポーク」のパテドカンパーニュ&「林檎」のコンフィチュール

これも確実に合う、豚肉と林檎の組み合わせ。豚肉は日光産「とちぎゆめポーク」を使用しています。臭みのない優しい味わいのパテカンと爽やかな林檎のアクセント。

 

 

清滝養鱒場 小さな「イワナ」のフリット

「いぶりがっこ」のレムラードソース 日光産「田ゼリ」のサラダを添えて

少し前まで生きていたというイキいいイワナがそのまま料理になったような感じですね。実は清滝養鱒場は金谷ホテルの傘下でもあり、そこからいい食材も入るとというわけ。イワナの表面は少しガラムマサラを纏い、ちょっとオリエンタルな味わいにいぶりがっこの燻香と味わいの加わった卵ベースのソース。野生の田ゼリのサラダと香草ソースが添えられ、まさに日光の野の風景を表したような一皿となっていました。

 

パンは3種から好きなものを♪

 

発酵バターはレストランらしく、くるんっと巻いて岩塩を添えて♪

 

 

茨城県産チョウザメで作った「自家製金谷キャビア」と2年熟成ジャガイモの最中

最中にはジャガイモを練り込んだ最中には、金谷ホテルの近くにある神橋が焼印されて、なんだか運気が上昇しそうな予感♪さすが金谷パワーを感じる一品。

 

イワナの次はチョウザメですね。実は茨城県でもチョウザメを養殖しているとか。瓶の蓋を開けると、キラキラ輝く黒い宝石。シェフが塩分などを特別にオーダーしたているようですが、まさに金谷謹製のキャビアを使用した贅沢な一皿が楽しめました。

 

最中のあんとしていただきました。キャビアはサワークリームと合わされ、また生の玉ねぎが入り爽やかに。贅沢な最中を楽しませていただきました。

 

 

じっくりローストした淡路島産「新玉葱」のエスプーマ

「鴨のフォアグラ」のポワレのキャラメリゼと共に

なんともクラッシックな王道のようなお料理でしょうか。

 

フランス産の鴨のフォアグラは表面を香ばしく焼かれ、軽くキャラメリゼ。もちろんソースはペリグーです。王道ですね。添えられた優しい甘さの淡路産の新玉ねぎはエスプーマで。フォグラの味わいを損なわない、優しいガルニチュールの組み合わせ。

 

 

青森家産「メバル」のポワレと千葉県産「地蛤」のコンフィー

春野菜添え ブイヤベースを再構築して

ガラスの器には蛤とメバルの出汁で作ったしっかりしたスープ。

 

あえて、具材を別にいただきソースを合わせるという再構築でいただきました。

 

 

日光金谷ホテルの裏山で捕獲した「ニホンジカ」のロティ ポワブラードソース

「蕗の薹」香る農園野菜のローストと「こしあぶら」のフリットを添えて

 

この季節の山の料理は魅力的ですよね。日光の筍の皮が大胆に使われたお料理の主役は金谷ホテルの裏で捕獲した「ニホンジカ」。パリッとした食感のしどけのフリットやお野菜のグリルは蕗の薹味噌で。お肉の箸休めとしても抜群でした。

 

そして肉質のしなやかな裏山で獲れたというニホンジカは優しい火入れのロティ。

ベリー香る、甘酸っぱいポワブラードソースでいただきました。

 

金谷ホテルには「虹鱒のソテー金谷風」という名物料理がありますが、今回はこの虹鱒は別のお料理でいただきました。

 

清滝養鱒場「黄金鱒」のソテー金谷風をお茶漬けにしてなんと、なんと〜。お茶漬けです♪

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目の前でお出汁が注がれると、いい香り〜♪

 

ご飯の上には、砂糖を使い少し甘く醤油で火を入れた虹鱒。

往年の代表メニューをお茶漬けでいただけるとは嬉しいですね。

 

 

「春菊」のシフォンとそのアイスクリーム

デザートは春菊を使っているという捻りわざ。ふわふわでしっとり口溶けの良いシフォンケーキの食感が素晴らしかったです。

 

 

軽く仕立てた「桜」のブランマンジェに「桜」のジュレ

訪問したのは連休前だったのですが、日光はちょうど桜が楽しめる季節でした。

桜満開のデザートは濃いグリーンが春の下萌を思わせます。

 

宇治抹茶のオペラ

綺麗グリーンの層になったオペラの上には桜のはなびら。

 

中には、桜の香りを移したエスプーマに桜のジュレという桜の香り満たされるもの。上には抹茶の蕨もちがのっていて食感も味わいも楽しいものに。

 

紅茶はロンネフェルトで。

 

 

 

 

 

小菓子はマカロンとパートドフリュイ。

 

 

栃木県食材や金谷ホテルならではの食材を使い、クラッシックに心地よいエッセンス

を入れたお料理の数々は、おもてなしの心がこもった心地よさがありました。海外からのVIPも訪れた落ち着きの空間でいただく華やかなフレンチは、心が気持ちよくほぐされていくよう。都内から離れた憧れの日光金谷ホテルでという空間で、都内のレストランで食べる感覚とはまた違う、心満たされる時間を過ごすことができました。

 

 

 

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・藤田嗣治氏も宿泊した本館29号室に宿泊

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日光金谷ホテル

栃木県日光市上鉢石町1300

 0288-54-0001

 

 
 
 

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