新緑まぶしい季節となりました。英国ではチャールズ新国王の戴冠式があるそうです。

わしにとっては大学三回生のこのころ、250㏄のバイクで白川通りを銀閣寺方面から上がっていたら、突然信号が赤になり、間もなく白バイに先導された真っ白のロールスが通り過ぎました。そして何と、そのバックシートからダイアナ妃がにこやかに手を振っておられました。おそらく生涯で最も感激した瞬間かもしれません、と今でも思うのですが、チャールズ皇太子(当時)はなぜかふてったように見受けられました。知らんけど。

 話はそれましたが、今日は金曜日。温泉ゲットするなら、ここしかありません。なぜなら金、日しか営業していないからです。

去年もこの時期訪れて、テント浴を楽しんだのですが、その時の記事は以下、

 

 になります。今年になってからでは2月に続き2度目になります。

 

  という具合で、この施設の楽しみ方、ひとつづつ覚えてきているのですよ。

で、今日は温泉で入れたコーヒーとトースト、時間的に「モーニングサービス」を適用していただき、

なんと390円でいただけたのですよ。

 

 これがそう、トーストのパンも温泉水で粉を溶いた温泉パン。かすかにジンジャーの香りがする生チーズも手作り。都会の喫茶店では出せそうにもない大自然の恵みですがな。むっちゃ美味かった。感激ものです。

 

 さて、今日は途中で寄り道をしてしまいました。「天然温泉」の看板にひかれてしまったのですが。

「鹿島」というと、昨日、一昨日訪れた美浦村の廃墟。ー前回のブログをご覧になってくださいー

 そこにあったのは旧「鹿島海軍航空隊」でした。鹿島つながりっていうのはこじつけですが、茨城県民、鹿島と聞くと気合が入ります。なぜなら、アントラーズがあるから。

 それはともかく、汗ばむ体をさっぱりさせたとの本能的欲求から、ちょいと寄り道させてもらいました。

 

「本物の温泉」をやたらと強調したがるのは、天然温泉がまだ珍しかった昭和のコピーなのでしょう。パンサラッサのほうがすべてにおいて素晴らしいのはわかっています。それでもあえて、800円の日帰り入浴料を支払ってまで汗を流すのは、やっぱ昭和に対するどうしようもないノスタルジーなのでしょうか。

 

 地下の内湯と屋上の展望風呂と離れた構造になっております。わしは「露天風呂」の矢印に従い、屋上にある展望風呂を目指しました。

 

 じゃーん、独泉です。循環+塩素消毒あり と源泉掛け流しにこだわる温泉マニアからしてみたらヘタレの部類に入るのかもしれませんが、昭和のヘルスセンター的なくたびれ感が逆に情緒を感じさせてくれたりして、と好意的に受けておきたいです。

 

 こちらが成分表ですが、無色無臭の単純温泉、実は最強なのかと思うのですが。と何の変哲さも見受けられぬオーバーフローの天然温泉、さっぱりとした浴後感です。五月の連休に良い体験をさせてもらった気がします。

 では、週明けわしはまた職場へ帰ります。定年までのカウントダウンは始まっておりますが。