2021年6月 | LIFE I$ 農 JOKE 〜日本の農業をカッコよく!〜

LIFE I$ 農 JOKE 〜日本の農業をカッコよく!〜

農業を始めたい、そんなあなたに一度は読んで欲しい新規参入への挑戦、失敗と成功を何一つ隠すことなく書き記した人生の記録。

これは「日本の農業をカッコよく!」をテーマに情熱伝道師として全国を飛び回る農業者のストーリー。

この記事は鈴盛農園鈴木の当時のSNS投稿をまとめたものです。

 

野菜に米に団子にプライベートまで、色んなことが重なって抱えすぎてる。パンクしそうだ。と思いながらとりあえず帰ろうと車に乗ったらラジオから好きな曲が流れた。

案外こんなことで少し立ち直れたりする。

音楽ってほんとずっと友達。ラジオって相棒。

明日もうどうしようもないくらい働いて、余裕を取り戻そう。

写真の説明はありません。

 

田植え無事終了!

他の仕事に追われているうちにタイムリミットが近づいて急いで作業しました。

課題も色々と見えてきましたがまずは無事スタートできて良かったです。

写真の場所とは違いますが、半田と常滑の境目あたりの里山の中に田んぼがあります。

車で1分も走ればコンビニもある便利な場所ながら、田舎感や自然を感じることができる空間で鈴盛農園の半田での米作りにおいての重要なエリアになる気がしています。

月並みですが、余裕ができたら田植え体験のようなものもやっていきたいと思っています。

農家は農地近辺への部外者の立ち入りを非常に嫌います。その気持ちは当然よくわかりますし賛成なのですが、うちは農作業体験の受け入れが多い方なのでやはり白い目で見られています。「おいコラ責任者おまえだろうちょっとこいや」と恫喝されたこともあり、白い目どころか血眼でした。

その里山は一帯全部うちの田んぼなので他の農家さんに迷惑をかけるような事もありません。

日差しを遮るトタンの掘っ立て小屋もあります。

ここも綺麗に片付ければ気持ちの良い休憩場所になります。囲炉裏的なアレもやっちゃおうかという話も出ています。

春には山菜だらけだし、冬の間も何か活用できる気がします。

田植え機のゴーカートや運搬車のジェットコースターなんかも面白そうです。

喉が乾いたら鈴盛農園の濃厚人参ジュース、お腹が減ったら新米のおにぎりを食べて、デザートはダンゴヤハチの団子で決まりです。

色々やれるな。

水域、木の画像のようです

 

大手の農家さんが、今まで見向きもしなかった2aとか3aとかの小規模農地を積極的に借り集めてる。

メインの農業地帯から離れた農地や、水源の無い条件不利地に進出する大手農家さんも目立つ。

10年前はこういうところはみんな押し付け合いした結果、新規就農者に回ってくるのが当たり前だったのに明らかに何か流れが変わってきてる。

小さな違和感だけど、直感で碧南での農業経営の方向転換のタイミングだと感じた。

これからは鈴盛農園の碧南での規模拡大はますます難しくなるし、今お借りしてる農地も有力大手農家に流れる可能性もある。

農業も強いものに全てが集約される時期がきてる。

他人の感情で結果が決まるものに関しては抗わずに自然に身を任せて、自分の努力の及ぶ範囲で努力するのが一番良いと思う。

農地が縮小するならしたで畑一枚あたりの生産性を高めて品質も上げればいい。

やれることはたくさんある。

残念ながら強いものになれなかったけど、小さくとも自分らしく在ることに関しては得意な方です。鈴盛農園らしくやっていきます。

木、アウトドアの画像のようです

 

キクイモ畑。

日体大の集団行動みたいに前から見ても横から見てもナナメから見てもビシッと綺麗に整列してる。

非常に気持ち良い植え方をしてくれました!

今年は取引先の声に応じて面積も品種も増やしました。順調です。

 

草刈りの日々です。

水管理の問題や近隣トラブルの解決など様々な課題がありますが、稲は着々と育っています。

里山の田んぼで春先から聴くことができるウグイスのさえずり。

草刈りをしているとたまにホッケッキョホッケッキョホッケッキョと連続して鳴く声が聞こえますが警戒している時の声だそうです。

慌ただしい毎日に沁みるホーホケキョ。

 

 

2021年に入り、色んなジャンルの企業から農業関連分野での新事業創出のために話を聞かせてほしいと言われるようになった。

SDGsへの取り組みを模索すると農業に焦点が合わせやすいという事も理由の一つとして充分にあると思う。

農業への参入と農業『関連事業』への参入はまったくの別物。

個人的には次の市場をめがけて大企業が関連事業に参入してくれるのは賛成。

農業には本当に宝が眠っているのか?

これまでも農機具メーカー各社が技術を向上させながら、特に稲作を中心として田植え機やコンバインなど日本農業を革新するような機械を生み出してきた。

減反政策に左右されやすいという側面はあったものの、戦後の農業が展開されていく中でそこに宝はあったと思う。

これから農業関連事業に参入する方達は宝の地図を間違えないようにしないと「なんだ、これだけか?」という事になりかねない。

半分社会貢献のつもりならご自由にどうぞだけど、それだけで食っていくつもりならその地図は本物か相当リサーチした方がいい。

新時代を担う極少数を狙うのか、

日本全土に広がる兼業農家や家庭菜園者まで裾野を広げるか。

最新のテクノロジーか、誰の目にも優しいアナログか。

農家がどんな物なら買うのか、どんなサービスなら利用するのか、意識の集合体みたいなものなら僕は掴んでます。これから少しずつ声をかけてくれる様々なパートナー企業と一緒にこの宝の地図が本物かどうか証明していきます。

自然、木、草の画像のようです