2020年10月後半 | LIFE I$ 農 JOKE 〜日本の農業をカッコよく!〜

LIFE I$ 農 JOKE 〜日本の農業をカッコよく!〜

農業を始めたい、そんなあなたに一度は読んで欲しい新規参入への挑戦、失敗と成功を何一つ隠すことなく書き記した人生の記録。

これは「日本の農業をカッコよく!」をテーマに情熱伝道師として全国を飛び回る農業者のストーリー。

この記事は鈴盛農園鈴木の当時のSNS記事をまとめたものです。

 

人参がはじまる。

 

来月中途採用で新しい仲間を社員として迎える。

 

春には大学を卒業するダンゴヤハチスタッフりかちゃんを社員として迎える。

 

新しい取り組みも契約日が決まった。

 

肩に乗っかる責任の重さが自分の筋力を超えそうなのは間違いない。

 

潰れないためには鍛えるしかない。

 

鍛えるというのは学び行動し、経営体としての体力をつけること。

 

ふと振り返ったときに、

うわー!やっちまったよ!この性格どうにかならないか!なんでそんなにチャレンジしちゃうのよ!

と青ざめる時もあるけど、どんな時もこの人参が支えてくれた気がする。

 

肩の力を抜いて、ニュートラルな感覚で、なんとかなるさ、なんとかするさ。食品の画像のようです

 

最近ありがたいことに農地を借りて欲しいという話が続いている。

 

高齢の農家さんが突然亡くなってしまって残された家族がてんやわんやする状況が何件もあり、たくさん相談も受ける。

 

農業は定年もなく、死ぬその瞬間まで続ける事ができる仕事だから、当たり前のように明日が来ると思っている限り大切なことを人に伝えておく事を後回しにしてしまう。

 

家族が思い立って、元気なうちに財産のこと、仕事のことを明確にしてまとめようとしても、俺の頭の中には全部入ってるから余計なことはするな!なんてことになってしまうこともあるでしょう。

 

センシティブな話題だし他人が踏み込みにくいけど、あえて他人が踏み込むことで潤滑になる事もある。

 

限られた資源をロスなく次につなぐために適切な事業承継は重要だし、国もその方向性を示しているのは良い事だと思う。

 

今、コロナ禍の中で小規模・零細事業者にとってはわらにもすがりたい切羽詰まった状況のところもあるでしょう。

 

泥沼に半分足を突っ込んだ人間からしか出ない臭いがあります。泥だらけの世界で人間を沼に引きずりこんで生きているクズたちはその臭いに敏感ですぐに擦り寄ってきます。

 

ヤツらは腹の中までヘドロだらけのくせに大抵が救世主の被り物をしているので要注意です。

 

今後事業承継絡みの嫌なニュースが増えてこないことを願います。

 

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鈴盛農園は碧南を中心に近隣の四つの市で農業をしています。

 

農地の賃貸借契約の手続きで市役所に行ったり、JAに行ったり、改善組合に行ったり。

制度や手続き方法も市によってまったく違う。

 

A市は書類もシンプルでスピーディー。最高。

B市は書類もたくさん、利用計画も必要かつ普及員の確認とサインも必要、組合長への面談も必要…

 

こうなるとB市は行政を通した手続きが面倒なので個人間での契約(言葉は悪いけどいわゆる闇小作)が増える。=事実上の耕作者と農地台帳上の耕作者が異なる

 

そうすると、今回の台帳記載の耕作面積あたりに支払われる高収益作物次期作支援金は実際に耕作していない人が申請できる事になる。

 

緊急事態に立ち上がる助成金はスピードと簡易さ重視で抜け穴が多い。

 

持続化給付金も詐欺での逮捕や自首のニュースもたくさんあったし、今や弁護士が自首に付き合うサービスまである!抜け目ないなー。

 

世界を巻き込んだ緊急事態ですので当然色々ありますが、長期的な視点で考えて地に足つけて攻めていきます。

 

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押印が必要ですので添付ファイルをご印刷の上印鑑を押していただきスキャンしてPDFにてお戻しください…必要なのはわかるけどめっちゃ嫌い。腹立つと言ってもいいかもしれない。

なんて事ないっちゃなんて事ないような事だろうけどやる事だらけな中で地味に面倒。

改革よはやく進め。

 

 

芋類の収穫が良いペースで進んでいます。

 

農場長になる前も、なった後も、変わらない強い責任感を持って現場を管理してくれている林君の力があってこその鈴盛農園です。

 

とても頼もしい信用できる男です。