この記事は鈴盛農園鈴木の当時のSNS記事をまとめたものです。
人参栽培、12回目の夏。
はじめの1年目はりりばあちゃんと少しだけの面積、2,3年目は研修を受けながら、4年目以降は鈴盛農園を開業して本格的に栽培。
今、非常に強く感じていることが『積み重ねることの強さ』です。
開業してすぐの頃は機械も、道具も手薄で、どこの畑はどの道具を使って水やりをするか、まるでパズルのようにスケジュールをたてて余裕もなく作業をしていました。
毎年優先順位をつけながら少しずつ少しずつ機械や道具を増やし気づけば焦ることなく作物の欲しい時期に管理作業、水やりができる設備が整ってきました。生産者都合でなく作物ファーストでの栽培に変わってきた感覚です。
後継者の人は先代やその前からこの積み重ねがあるため土台がガッチリしているのが新規就農者に比べて大きなアドバンテージになっていると思います。
そういう意味では僕のやっていることは土台づくり。自分の代で咲く花じゃないのかもしれません。
鈴盛農園の後継者は誰になるかわかりませんが、
「いやー創業者はかなりがんばったみたいよ、だってこれゼロから全部創り上げたんだもん。俺らもがんばらないとね」
とのちのち語られるような仕事をしたいと思います。
夏の風物詩、深夜の水やり作業が始まっています。
人参は芽が出るまで水分を切らしてはいけませんが、碧南の砂地の畑は夏の日差しですぐカラカラに乾いてしまいます。
日中に水やりをすると水が温められてお湯になり種が煮えてしまうため気温が下がった夜間に水やりをしています。
碧南の南の端っこの方の畑からほとんど安城や西尾に近い畑まで何箇所も散らばった畑の水を出すために走り回っています。
水の出る蛇口が隣の人と共有の場合、相手方の水やりが終わってからこちらの番になるのでスタートの時間が夜遅くになる場合もあります。
遠い畑だと一回家に帰るのも面倒なので畑の近くで待機しますが、この時間になると流石に真っ暗で心細いし、警察でも来たら一発職質間違いなしです。
夜間の水やり作業はおよそ1ヶ月続きます。
雨が降ればその日は夜間作業をお休みできるのですが、今の日本は夏に雨が降らないのがスタンダードになってしまったので自然に期待せずやれる事をやります。
早く帰ってビールが飲みたい!
キッチンカーは小屋を積んでいるので後ろがまったく見えません。
人の多い場所での出店の機会も増えてきたのでバックカメラを設置してもらいました!
モニターどこにつけようかなと考えて天井から吊り下げる形で取り付けてもらったのでコクピット感が増してちょっとかっちょいい。
近頃ゲットしたスニーカーたち。
足の痛みが出やすいので、仕事中はナイキの最大サイズのエアーを搭載したAIRMAX720を愛用してますが、履き方が荒いのかそもそも仕事に使う靴じゃないのか、エアーバッグがパンクします。
前の720は半年でパンク、今回のは3ヶ月でパンク。
残念です。
ナイキのエアモアアップテンポとアディダスのイージーブーストはどちらも一回履いてみたかったスニーカーなので満足。
人参の種まきが進むごとに夜間の水やりをする畑が増えていく状況です。
どこで水を出していてどこを止めたかはアナログ管理。マグネットを使ったシンプルな方法を取っています。
水やりにはポンプを使うところも多く、燃料費用だけでも毎日数千円かかるので高級な水を畑に与えている気分です。
いつかは鈴盛農園のメインエリアにもひねれば勢いよく水が出る畑灌設備が整うのを願いつつ、願ってるだけじゃしょうがないので働きがけもしながら今は今やれることをやっていきます。
歴代最長総理大臣を務め上げた安倍晋三総理への思いを記していた様です。
総理、お疲れ様でした。
首相官邸に招いていただいた時の写真が色々な場所に出たおかげでうちの子供達もパパが総理大臣と一緒にいる!と嬉しい記憶に残っていたようで辞任のニュースを聞いて寂しそうにしていました。
それはないんじゃない?と思うような政策もたくさんありました。
ただ、総理大臣という非常に非常に重い責任のある立場にこれだけ長く立ち続けた事は他の誰にもわかりえない苦労があったと思います。
一般人が知る事のないような、何かもっと大きな力に操られるような、利用されるような、そんな事もたくさんあったのではないかと思います。
大変おこがましいですが、あの日の会議が終わった後、総理から話しかけてくれた短い会話と笑顔の中に人間安倍晋三を見た気がします。
お疲れ様でした。
野菜の日、誕生日のお祝いメッセージありがとうございました。
この時期はひたすら人参の日々です。
最初の頃にまいた種は無事に芽が出て順調に大きくなっています。
水やりに使う道具も大量に買い込んだので、雨の降らない夏を乗り越える事ができる土台ができたように思います。一安心。
来月から少しずつ新しい計画が動き始めるので楽しみです。
本人は逆張りのつもりは無くてもまわりにはなんで今それをやるの?と言われることばかりやってます。
あーあやっちゃったね、とか、フンと鼻で笑われるような事も増えるかもしれませんが、ただひたすらに結果で証明していくだけです。
いつも新しい挑戦をする限り、常に最小最弱の立場でいられます。
「くそったれ、負けてたまるか、今に見てろ!」
その時湧いて出るエネルギーは脳内麻薬のようなもので、自分はその中毒者なんだと思います。
これからも穏やかに、熱狂していきます。