夏もこれから本格的になり
熱中症や水分不足など
氣をつけないといけないことが
増えてきますね。
水を飲むのは大事なのですが
水を1日1.5ℓ飲むのが良いという説
本当にそうなのか疑問に思い
少し調べてみました。
1日必要な水分は
1日に失う水分量が2.5ℓ
食事から補う水分量が1ℓ
体内で生成するのが0.3ℓ
と言われており普通に生活すると
1.2ℓくらい水分が足りないので
最低でも1.2ℓは飲みましょう
と言われています。
また1日に最低限飲まないといけない
水分量の求め方があり
体重×必要な水分量(ml)
で求めることが出来ます。
必要な水分量は体重1㎏に対して
54歳まで 35ml/日
55歳~64歳 30ml/日
65歳以上 25ml/日
とされています。
この計算式で言うと
体重60㎏で30代であれば
60×35ml=2100ml
つまり1日2.1ℓ最低限飲む必要がある
ということになります。
しかも体重が同じなら54歳未満は
全員同じ結果となるので
ずいぶん大雑把な計算式と感じます。
1日水1.5ℓは多い可能性
1日に失う水分量が2.5ℓは
どこから失われているかというと
尿や便からの排出 1.5~6ℓ
呼吸や皮膚からの排出 0.9~1ℓ
と言われており
そこから2.5ℓを計算している
と思います。
でも日中空調が効いた部屋にいて
ほとんど外に出ず汗かかない人や
高齢者など活動量が少ない人は
ほとんど汗をかかないでしょう。
なので失われる水分量は
必然的に少なくなります。
日中ほとんど動かない空調の効いた部屋で
過ごすことが多い人は800ml~1ℓ以下で
充分かもしれません。
水はたくさん飲んだ方が良い間違い
水を飲めば飲むほど健康に良いから
たくさん飲む人もいるかもしれませんが
人の血液の総量が4~5ℓくらいで
尿量が多い人でも2.5ℓくらいです。
尿を作るのが腎臓なので
もし2.5ℓ以上水を飲んでしまうと
腎臓に負担をかけてしまい
それが長年続いてしまうと
腎臓の病氣を引き起こす可能性があります。
ただスポーツや激しい運動をするときや
炎天下での仕事のときなど
多量に汗をかく場合には
水をたくさん飲んだ方が良く
他には痛風などの治療の一環で
水分を必要とするときは
たくさん水を飲んだ方が良いでしょう。
ですが日頃の活動量が少なく
汗をあまりかかない環境にいて
あまり運動しないような人は
水はあまり飲まない方が健康に良い
かもしれません。
生活習慣を考慮して水分を取ろう
1日1.5ℓ飲むのが良いと言われても
それは体形や年齢、普段の活動量や
環境など大きく異なるため
全員が1.5ℓ飲む必要はないです。
逆に今は空調設備が良いため
部屋の中に手もあまり汗をかかずに
過ごすことが出来る人も多く
体内の失われる水分が少ない人の割合が
多いようにも思います。
もしあまり動いていないのに
夜トイレに行く回数が多い
高血圧や足のむくみなど
むくみやすさを感じている場合は
単純に水の飲み過ぎによって
起きているかもしれません。
水は1日1.5ℓが良いと単純に考えずに
自分の生活習慣を考慮して
あまり動かない人は1日800ml~1ℓ
くらいで十分なように思います。
参考サイト
お水は一日に何リットル飲めばいいの?正しい水の飲み方や得られる効果について解説 | 《公式》オーケンウォーター (o-ken.com)
【医師監修】1日に必要な水分量はどのくらい?脱水予防には塩分摂取がマスト? | 医師が作る医療情報メディア【medicommi】