2024.06.文楽若手会in大阪、国立文楽劇場day01 | さきじゅびより【文楽の太夫(声優)が文楽や歌舞伎、上方の事を解説します】by 豊竹咲寿太夫




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 若手会







今年もこの季節がやってまいりました。


文楽若手会。



今日と明日です。






若手会とは、その名の通り若手ばかりの公演です。


国立劇場が閉場するまでは東京でも上演していましたが、若手会はお値段も非常にリーズナブルな関係もあり、代替劇場を借りて演者やスタッフの宿泊費交通費も確保してとなると、現実的には実現不可能ということなのでしょう、昨年から大阪のみでの上演となっています。




今年は五条橋で牛若丸をつとめさせていただいております。


五条橋では、自身初の自分以外の全員が後輩。


舞台上の全員をひっぱっていく立ち位置としての出演は初めてなのです。




今回は肩衣と袴にも注目していただきたくて、写真をどうぞ。






この肩衣袴は、師匠の形見分けでいただいた揃えのもの。


先代の綱太夫師匠や弥七師匠が使ってらっしゃった肩衣で、半世紀以上前から現役です。




この肩衣袴、実は14歳のまだデビューしていない時に、師匠の会で義経千本桜の道行に出演させていただいた時に着たものなのです。


商業舞台で人生初めて着用した肩衣袴なのです。




そんなところにも注目して、ぜひとも明日も若手会を観にきてください!!


お待ちしています。










豊竹とよたけ咲寿太夫さきじゅだゆう


人形浄瑠璃文楽ぶんらく
太夫たゆう
国立文楽劇場・国立劇場での隔月2週間から3週間の文楽公演に主に出演。
モデルとしてブランドKUDENのグローバルアンバサダーをつとめる。

その他、公演・イラスト(書籍掲載)・筆文字(書籍タイトルなど)・雑誌ゲスト・エッセイ連載など
オリジナルLINEスタンプ販売中




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