先週の「音故知新」です
今週は比較的最近のリリースのものを聴いていました。
Wolfgang Flür
「Times」(’25)
‘87にKraftwerkを脱退し、Yamo名義で1枚アルバムをリリースした後は本名でリリースを続けるWolfgang Flürの新譜。
最近は盟友状態?のU96, YelloのBoris Blank, Juan Atkins, Peter Hookなどをゲストに迎えての近代エレポ。
Kraftwerk色を求めるものではありませんが、ロボ声も入ってたり、Kraftwerkっぽさも所々に感じる部分あり。
Peter Hook参加の2曲は、例のベースがブンブン聴けると思い期待してしまいますが、1曲は「本当に参加してる?」という感じだし、1曲は「良く良く聴けば確かに弾いてるね」程度。
リンクは強いて言えばKraftwerk色が一番出てる感のある1曲を。
・Wolfgang Flür / Property (featuring Anthony Rother & Rob Keane)
Boy Funktastic
「Lydi」(’25)
アルゼンチンのミュージシャンらしい。
Daft Punkが好きらしい。
あまり情報がない。
そんなに作り込んだ感はない仕上がりですが、シンセのベースラインや全体的な雰囲気は好き。
「この聴いたことある感は?」, 「80sのだれかっぽい?」, 「だれ?」と数日間もやもやしてましたが…。
悩んだ挙句にやっと気づくと、80sじゃなかったけど大好きなCarl Craig「Landcruising」(’95)みたいな音でした。
Apple Musicでどうぞ。
・Boy Funktastic / Tiplier
・Carl Craig / Home Entertainment
The Soultrend Orchestra
「Now Imagine」(’24)
イタリアのプロデューサーNerio “Papik” PoggiによるThe Soultrend Orchestra。
Irmaからリリースの3rdアルバム。
複数の男女の歌い手を迎えてのソウル~アシッド・ジャズ。
The Brand New Heaviesとか好きだった人にもいけそう。
Sister Sledge「Lost in Music」, Kool & The Gang「Summer Madness」のカバーも収録。
・The Soultrend Orchestra featuring Nadyne Rush / Let's fall in Love
Calibro35
「Exploration」(’25)
‘07結成のイタリアの5人組バンド。
元々Ennio Morriconeなどの映画音楽をカバーしてたり、サントラを手がけたりの活動をしていましたが、’13に初のオリジナル曲だけのアルバム「Traditori Di Tutti」をリリースしています。
今回もBob James, Herbie Hancockや「Mission Impossible」などのカバーも含む、ファンク~ジャズ・ロック。
ゲストを迎えたスキャット入りの曲が1曲ありますが、基本インスト。
「Reptile Strut」のPVはゴジラ
・Calibro 35 / Reptile Strut
今回のお気に入りは
Howard Jones
「Live at The O2」(’24)
’24.03.24にロンドンのO2 Arenaで行われたOrchestral Monoeuvres in the Dark (OMD)の公演のスペシャル・ゲストとしてのライブ。
OMDがバリバリなエレポだからかHoward Jonesもエレポ的な嬉しいアレンジ。
スペシャル・ゲストと言っても演目は十分で、OMDとHoward Jonesを一緒に観れるという、そのスジの人にはたまらない1日だったでしょう。
盟友として一緒に活動を続けるベースのNick Beggs(元Kaja Goo Goo)を紹介するとともに、そのKaja Goo Gooの「Too Shy」も披露。
やっぱりHoward Jonesはエレポじゃないとね。
・Howard Jones / Live at the O2 Arena London 24.03.2024(オーディエンス撮り)
・Howard Jones / New Song (Live at the O2 Arena London 24.03.2024)
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