先週の「音故知新」です
久石譲
「NHKスペシャル 深海の巨大生物 オリジナル・サウンドトラック」(’13)
’13のNHKスペシャルで放送された「世界初撮影!深海の超巨大イカ」,「伝説のイカ 宿命の闘い」,「謎の海底サメ王国」の「深海の巨大生物」シリーズのサントラです。
イカ大王(塚っちゃん)の映像を撮る というやつです
(違う
)
番組では大王イカ, メガマウスなど深海生物の映像も素晴らしかったですが、それ以上に?研究者の方々の子供のようにワクワクしている感とキラキラした目が印象的でした。
NHK交響楽団, 東京ニューシティ管弦楽団を率いての楽曲群は、所々にミニマル要素も感じるサントラの域を超えた仕上がり。
・久石譲 / NHKスペシャル 深海の巨大生物 オリジナル・サウンドトラック
Various Artists
「Flashdance - Original Soundtrack」(’83)
「Footloose(邦題:フットルース)」(’84), 「Dirty Dancing(邦題:ダーティ・ダンシング)」(’87)と共に80年代を代表するダンス映画のサントラです。
当時の映画館は入れ替え制ではなかったので、音楽が好きすぎて2回行って各3回(計6回)観ました。
全10曲中5曲にプロデュースなどでGiorgio Moroderが絡んでおり、絡んでない曲も比較的エレポ的な仕上がりになっています。
Irene Caraの主題歌「Flashdance... What a Feeling」とMichael Sembelloの「Maniac」も両曲ともに米1位など世界で大ヒット。
主題歌はアカデミー賞とゴールデングローブ賞の「最優秀オリジナル楽曲賞」、Irene Caraもグラミー賞「最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞」を受賞しています。
アルバムも米で600万枚以上、日本でも100万枚以上売り上げています。
映画自体は、ストーリーは「ダンサー志望の主人公が養成所のオーディションを受けて合格する」と言うだけなのですが、映像と音楽でMTV的な仕上がりになっていた感もあったり、主人公の恋人役のMichael Nouriはかっこ良くないなあと思った覚えが…
主題歌は、麻倉未稀がカバーしてTVドラマ「スチュワーデス物語」(’83)の主題歌にも。
実は私はドラマは観たことなく、新おにぃと千秋が出るやつしか知らない。
関係ないですが、「せんべろ 」をやってる飲み屋に行くと、私の頭の中にはセンベロの「Maniac」が流れます
・Michael Sembello / Maniac
・Irene Cara / Flashdance... What a Feeling
・麻倉未稀 / What a Feeling 〜 Flashdance
Various Artists
「The Rarest 80’s」
80sのレアな曲, 一発屋, 日本のみのヒット曲を集めた17曲入りの珍しい国内企画コンピ。
Wham !のじゃない方のAndrew Ridgeley、「特捜刑事マイアミヴァイス」のDon Johnson(一応全米1位の曲)、Paul Young(Joy Divisionカバー)、After the Fire(Falcoのカバー)や、以前の「音故知新」でも取り上げているアーティスト、Drum Theatre, Boom Boom Room, G.I. Orange(「Psychic Magic」ではなく、なぜこの曲?な選曲)などなどを収録。
当時「初CD化 」と話題になった(なるわけない)、元ABC★★★, YMO散開コンサートでドラムを叩いたDavid Palmer在籍のバンドPerson to Person(これも以前の「音故知新」で取り上げましたが)が入っていたので買いました。
いつも言ってるけど、Person to Personいいのになあ。
ニッチな層を狙った、そんなに売れるはずのない、売る気がない?貴重な盤。
購入当時1/3は知らないアーティストでしたが、2/3は知ってたり愛聴してたりするようなやつが入っているのは問題ありですね…
・Person to Person / High Time
Chinese Detectives
「Are Kisses Out of Fashion ?」(’99)
「90年代のSilicon Teens(ロックンロールのクラシック曲などをピコらせるMute社長Daniel Millerの覆面バンド)になりたい!」とのノルウェーのエレポ・バンド。
ちなみに、Chinese Detectivesというほぼ信用にならなさそうなバンド名もYazooのインスト曲タイトルから。
唯一のアルバムは、Bronski Beat, Yazoo, Robert Palmer, Industry, Men without Hats, Pet Shop Boysなどのカバー。
エレポをエレポでカバー、それ以上でもそれ以下でもないかな…。
・Chinese Detectives / Situation
今回のお気に入りは
S'Express
「Original Soundtrack」(’89)
Mute傘下のRhythm Kingからのリリースの、当時を代表するクラブ系, アシッド・ハウスな盤。
シングル「Theme from S'Express」は英1位, 米ダンス・チャートでも1位、「Superfly Guy」も英5位、Sly & The Family Stoneのカバー「Hey Music Lover」も英6位、アルバムは英5位になるなどのヒット。
2nd「Intercourse」(’91)の頃には勢いも落ちていたのですが、この頃のTim Simmenon (Bomb the Bass), William Orbit (Bass-O-Matic)、今回のMark Mooreの作る音はかっこ良かった。(いつも言ってるような気もしますが)
ちなみに、Bomb the BassのリリースもRhythm Kingからです。
・S'Express / Theme from S'Express
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