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酒と神社とテクノと私

呑んだ日本酒、参拝した神社、テクノをはじめとする様々な気になった音楽の紹介です。
なかなか県外へ出られないので、熊本県外の神社への参拝へ行けません。

友人から「最近どんなの聴いてる?」と聞かれたのに対する返答と、自身の聴いた音楽の記録として書き始めた「故知新」です。

通勤の行き帰りにカーステで聴いている盤の紹介です 車DASH!音譜

先週の「故知新」ですルンルン

 

 

 

Eternal

「Now & Forever」(’93)

EastherとVernie Bennett姉妹, Kéllé Bryan, Louise Nurdingの4人で’92に英で結成のEternal。

R&B, New Jack Swingな女性ボーカル・グループで、「Hold on」(’90)などのヒットで知られる米の4人組En Vogueに対する英の返答とも言われているようです。

Louise Nurdingは1stリリース後に脱退、’98にKéllé Bryanが脱退し、’00に解散しますが、英トップ20位入りシングルを15曲出しています。

英4位, 米19位となったデビュー・シングル「Stay」など4曲のトップ10入りシングルと、2曲のトップ20入りシングル計6曲を含むデビュー・アルバム。

アルバムも英2位に。(米では152位と評価されず)

個人的にはEternalは「Stay」が最初にして最高かな。

 

 ・Eternal / Stay

 

 

Mr. Scruff

「Trouser Jazz」(’02)

英のAndrew Carthyの独りユニットMr. Scruff。

Ninjaからリリースの2枚目で3rdアルバムです。

ジャズ, ファンク, ソウル ヒップ・ホップなどなど、いつものように独特な感性でらしく楽しく融合。

本人のイラストによるジャケも独特なキャラがかわいくていい。

 

 ・Mr. Scruff / Shelf Wobbler

 

 

Nagamatzu

「Above this Noise」(’16)

永松? もしかして日本人?と昔は思っていたNagamatzu。

英の中学時代の同級生Andrew Lagowski, Stephen Jarvisで結成の、全然メジャーじゃないけどなかなかおもろい謎な2人組。

一部のギターなどにはCocteau Twinsを感じさせたり、Throbbing GristleやJoy Division~New Orderなどの影響をも感じさせるエレクトリックでインストなニュー・ウェーブ。

未発表曲と主に80年代にカセットでリリースした音源のコンピ。

↓の怪しい日本語はYukari Lagowskiとのクレジット。(Andrewの嫁?)

 

 ・Nagamatzu / Under the Roof

 

 

The James Taylor Quartet

「In the Hand of the Inevitable」(’95)

オルガン奏者James Taylorが中心となり’85に結成したThe James Taylor Quartet。

他の3人はMark Cox (ギター), Andrew McKinney (ベース), Pat Illingworth (ドラム)。

初期はジャズ+ロック+ファンクな感じでしたが、’90年代に入りアシッド・ジャズ方向へシフト。

3曲でAlison Limerickも参加して、すっかりアシッド・ジャズな仕上がり。

The James Taylor Quartetは継続して現在も活動中ですが、この盤がキャリア・ハイ?

 

 ・The James Taylor Quartet / Good Thing (featuring Alison Limerick)

 

 

 

今回のお気に入りは !!

Soul II Soul

「Live at Roundhouse」(’25)

’22年12月にロンドンのRoundhouseで行われたライブの模様を収めたもの。

Sinéad O'Connor (Prince)の「Nothing compares 2 U」, The Family Stand「Ghetto Heaven」のカバーなどを含めた全15曲。

ボーカルには「I care (Soul II Soul)」(’95)を歌ってたCharlotte Kellyなどを迎え、’00前後?に行った「ブルーノート福岡」でのSoul II Soulのライブを彷彿とさせる….、と言いたいところですが大昔のことなのであまり覚えてない。

みんな座って聴いてたら、Jazzy Bにか?無理くり煽られて立たされた覚えはある。

ボーカルでCaron Wheelerとか来てたのかなあ?

機会があればまたライブ行きたい。

 

 ・Soul II Soul / People

 

 

 

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立花ハジメ

「Mr. Techie & Miss Kipple(テッキー君とキップルちゃん )」(’84)

元プラスチックスの変態立花ハジメのソロ第3弾。

プロデュースは幸宏さん。

幸宏さんのタイトなドラムがかっこいい、DevoのMark Mothersbaughとの共作「Ma Ticarica」や、キワモノ感, ニセJB感溢れる「Replicant JB」ではエッジの効いた変態性が炸裂。

タイトルも何だよ!?爆  笑で、アンビエント的な曲まで入った、実験的というより変態的ニュー・ウェイヴ~テクノ・ポップ !!

 

 ・立花ハジメ  / Ma Ticarica

今年1月リリースのベスト盤「Hajimeht」に収録のリミックス・バージョンも下矢印

 

 ・立花ハジメ  / Ma Ticarica (2025 Remix)

 

 

Global Goon

「Cradle of History」(’98)

ジャケの印象から女性アーティストかと勝手に思っていたのですが、野郎Jonathan TaylorのユニットGlobal Goon。

Aphex TwinのRichard D. JamesのRephlexからリリースの2ndアルバム。

Richardのお眼鏡にかなっただけはある、牧歌的なふりした一癖あるエレクトロニカ。

Richardと並ぶ二大奇人の一人Mike Paradinasにも気に入られ?MikeのPlanet μからもSyntheme名義でリリースしています。

 

 ・Global Goon / Long Whiney

 

 

Theo Parrish

「Sketches」(’10)

シカゴ育ちで’94にデトロイト移住後は、’98にテクノの名門レーベルPeace Frogからデビュー。

Theo Parrishの5枚目のアルバム。

デトロイト・ハウス, ディープ・ハウス, 変化球なハウスで、最後の〆はデトロイト・テクノ的だったりする。

歌ものは初期Herbertに似てたりする。

アナログ盤のジャケは手描きの限定で超レアらしい。

 

 ・Theo Parrish / Untitled

 

 

Pseudo Echo

「Love and Adventure」(’87)

‘82に結成のオーストラリアのエレポップ入ったニュー・ウェーブ~ロックなバンドPseudo Echoの2ndアルバム

アルバムは本来’85にオーストラリアでリリースされ、アルバムも3曲のシングルもヒットしていましたが、米6位, 英8位など世界中で大ヒットしたシングル「Funky Town」(’86)を収録して再発した盤。

「Funky Town」はLipps Inc.の米1位にもなった’80のヒット曲のカバー。

録音年は違うのかもしれませんが、アルバム全体も「Funky Town」を聴いて分かるようなシンセのパート, おかずが目立つポップなロック。

 

 ・Pseudo Echo / Funkytown

 

 ・Lipps Inc. / Funkytown

 

 

 

今回のお気に入りは !!

Hedvig Mollestad Trio

「Bees in the Bonnet」(’25)

ノルウェーの女性ギタリストHedvig Mollestad Thomassenが率いるHedvig Mollestad Trio。

メンバーはEllen Brekken(ベース), Ivar Loe Bjørnstad(ドラム)で’09に結成。

このアルバムは8枚目?

ハードロック, プログレッシブ・ロック, サイケデリック・ロック, フリージャズなど、様々な経過, 経験を感じさせる仕上がり。

穏やかな1曲を除くと圧倒的な怒涛の演奏のインストの全6曲。

ジャケのデザインはノルウェーつながりでか、あの(どの?)Kim Hiorthøy 。(下矢印参照)

 

 ・Hedvig Mollestad / Golden Griffin

 

 

 

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Tracy Thorn

「a Distant Shore」(’82)

‘84にEverything but the Girl (EBTG)としてデビューする以前の1stソロ。

まだ大学生だったTracyが格安で録音作成したアルバム。

全編がTracy Thornのギター弾き語りによるシンプルなネオアコ, フォーク。

EBTGのBen Wattもギター, コーラスで参加しています。

国内盤は2曲ボーナス追加で全10曲。(EBTGの名義でシングルになっている「Night and Day」と「On my Mind」を収録)

 

 ・Tracy Thorn / Dreamy

 

 ・Everything but the Girl / Night and Day

 

 

Nubiyan Twist

「Freedom-Fables」(’21)

リーズ音楽大学時代の’11にギターのTom Excellを中心に結成の英の9人編成の大所帯バンド。

エキゾチックなジャケの3rdアルバム。

それぞれゲスト・ボーカルを迎えての9曲。

Fela Kuti, King Tubby, Herbie Hancockなどに影響を受けたという、ソウル, ファンク, ヒップホップや世界の民族的な要素も取り入れたアフロ・ジャズな一枚。

 

 ・Nubiyan Twist / Tittle Tattle

 

 

Muslimgauze

「Libya Tour Guide」(’15)

Bryn Jonesの独りユニットMuslimgauze。

「Muslimgauze」とは、モスリン(ガーゼのような木綿や羊毛などの薄地の織物)とムスリム(イスラム教)を組み合わせた言葉。

元々は’98リリースの限定ボックスセットの1枚らしい。

実験的, 前衛的, ノイズ, アシッド, インダストリアルな電子音楽と中東民族音楽の融合。

イスラム世界に影響を受けたという芸風の割にBrynは普通に英出身。

一部にフィールドレコーディングの会話のようなものが入ったりするも基本的にインストで、22曲収録も短めの曲も多い。

Muslimgauzeは、‘83の1stから’99に亡くなられた後も色々とリリースが続き、現時点でdiscogsの表示でもアルバム数は157、wikiではスタジオ・アルバムは129とあります。

 

 ・Muslimgauze / Lalique Gadaffi Jar

 

 

The Black Dog

「Further Vexations」(’09)

Ken Downie, Ed Handley, Andy Turnerで結成したBlack Dog Productions。

EdとAndyが’95に脱退しPlaidを結成して以降もKenがThe Black Dogとして活動を続け、現在もAI系, IDM, エレクトロニカ道を邁進しています。

そのThe Black Dogの8枚目のアルバム。

英の監視社会に問題提議する社会的なアルバムと言われていますが、インストだし良く分からない。

 

 ・The Black Dog / You're Only SQL

 

 

 

今回のお気に入りは !!

Yo-Yo Ma, Ennio Morricone

「Yo-Yo Ma plays Ennio Morricone」(’04)

Morricone自身による企画盤。

MorriconeがRoma Sinfonietta Orchestraを指揮し、編曲ももちろんMorriconeで、当然Yo-Yo Maのチェロをフィーチャー。

巨匠と最高の演奏家の共演。

映画音楽好き〜クラシック好きな人向けなどそんな狭量なことはなく、普段テクノだエレポップだなどと言ってるような人にもお勧めの心が洗われるような素晴らしい盤。

国内盤には「海の上のピアニスト」,「ミッション」からボーナス曲追加。

 

 ・Yo-Yo Ma, Ennio Morricone / Yo-Yo Ma plays Ennio Morricone

 

 

 

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