酒と神社とテクノと私 -4ページ目

酒と神社とテクノと私

呑んだ日本酒、参拝した神社、テクノをはじめとする様々な気になった音楽の紹介です。
なかなか県外へ出られないので、熊本県外の神社への参拝へ行けません。

先週の「故知新」ですルンルン

 

 

 

立花ハジメ

「Mr. Techie & Miss Kipple(テッキー君とキップルちゃん )」(’84)

元プラスチックスの変態立花ハジメのソロ第3弾。

プロデュースは幸宏さん。

幸宏さんのタイトなドラムがかっこいい、DevoのMark Mothersbaughとの共作「Ma Ticarica」や、キワモノ感, ニセJB感溢れる「Replicant JB」ではエッジの効いた変態性が炸裂。

タイトルも何だよ!?爆  笑で、アンビエント的な曲まで入った、実験的というより変態的ニュー・ウェイヴ~テクノ・ポップ !!

 

 ・立花ハジメ  / Ma Ticarica

今年1月リリースのベスト盤「Hajimeht」に収録のリミックス・バージョンも下矢印

 

 ・立花ハジメ  / Ma Ticarica (2025 Remix)

 

 

Global Goon

「Cradle of History」(’98)

ジャケの印象から女性アーティストかと勝手に思っていたのですが、野郎Jonathan TaylorのユニットGlobal Goon。

Aphex TwinのRichard D. JamesのRephlexからリリースの2ndアルバム。

Richardのお眼鏡にかなっただけはある、牧歌的なふりした一癖あるエレクトロニカ。

Richardと並ぶ二大奇人の一人Mike Paradinasにも気に入られ?MikeのPlanet μからもSyntheme名義でリリースしています。

 

 ・Global Goon / Long Whiney

 

 

Theo Parrish

「Sketches」(’10)

シカゴ育ちで’94にデトロイト移住後は、’98にテクノの名門レーベルPeace Frogからデビュー。

Theo Parrishの5枚目のアルバム。

デトロイト・ハウス, ディープ・ハウス, 変化球なハウスで、最後の〆はデトロイト・テクノ的だったりする。

歌ものは初期Herbertに似てたりする。

アナログ盤のジャケは手描きの限定で超レアらしい。

 

 ・Theo Parrish / Untitled

 

 

Pseudo Echo

「Love and Adventure」(’87)

‘82に結成のオーストラリアのエレポップ入ったニュー・ウェーブ~ロックなバンドPseudo Echoの2ndアルバム

アルバムは本来’85にオーストラリアでリリースされ、アルバムも3曲のシングルもヒットしていましたが、米6位, 英8位など世界中で大ヒットしたシングル「Funky Town」(’86)を収録して再発した盤。

「Funky Town」はLipps Inc.の米1位にもなった’80のヒット曲のカバー。

録音年は違うのかもしれませんが、アルバム全体も「Funky Town」を聴いて分かるようなシンセのパート, おかずが目立つポップなロック。

 

 ・Pseudo Echo / Funkytown

 

 ・Lipps Inc. / Funkytown

 

 

 

今回のお気に入りは !!

Hedvig Mollestad Trio

「Bees in the Bonnet」(’25)

ノルウェーの女性ギタリストHedvig Mollestad Thomassenが率いるHedvig Mollestad Trio。

メンバーはEllen Brekken(ベース), Ivar Loe Bjørnstad(ドラム)で’09に結成。

このアルバムは8枚目?

ハードロック, プログレッシブ・ロック, サイケデリック・ロック, フリージャズなど、様々な経過, 経験を感じさせる仕上がり。

穏やかな1曲を除くと圧倒的な怒涛の演奏のインストの全6曲。

ジャケのデザインはノルウェーつながりでか、あの(どの?)Kim Hiorthøy 。(下矢印参照)

 

 ・Hedvig Mollestad / Golden Griffin

 

 

 

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先週の「故知新」ですルンルン

 

 

 

Tracy Thorn

「a Distant Shore」(’82)

‘84にEverything but the Girl (EBTG)としてデビューする以前の1stソロ。

まだ大学生だったTracyが格安で録音作成したアルバム。

全編がTracy Thornのギター弾き語りによるシンプルなネオアコ, フォーク。

EBTGのBen Wattもギター, コーラスで参加しています。

国内盤は2曲ボーナス追加で全10曲。(EBTGの名義でシングルになっている「Night and Day」と「On my Mind」を収録)

 

 ・Tracy Thorn / Dreamy

 

 ・Everything but the Girl / Night and Day

 

 

Nubiyan Twist

「Freedom-Fables」(’21)

リーズ音楽大学時代の’11にギターのTom Excellを中心に結成の英の9人編成の大所帯バンド。

エキゾチックなジャケの3rdアルバム。

それぞれゲスト・ボーカルを迎えての9曲。

Fela Kuti, King Tubby, Herbie Hancockなどに影響を受けたという、ソウル, ファンク, ヒップホップや世界の民族的な要素も取り入れたアフロ・ジャズな一枚。

 

 ・Nubiyan Twist / Tittle Tattle

 

 

Muslimgauze

「Libya Tour Guide」(’15)

Bryn Jonesの独りユニットMuslimgauze。

「Muslimgauze」とは、モスリン(ガーゼのような木綿や羊毛などの薄地の織物)とムスリム(イスラム教)を組み合わせた言葉。

元々は’98リリースの限定ボックスセットの1枚らしい。

実験的, 前衛的, ノイズ, アシッド, インダストリアルな電子音楽と中東民族音楽の融合。

イスラム世界に影響を受けたという芸風の割にBrynは普通に英出身。

一部にフィールドレコーディングの会話のようなものが入ったりするも基本的にインストで、22曲収録も短めの曲も多い。

Muslimgauzeは、‘83の1stから’99に亡くなられた後も色々とリリースが続き、現時点でdiscogsの表示でもアルバム数は157、wikiではスタジオ・アルバムは129とあります。

 

 ・Muslimgauze / Lalique Gadaffi Jar

 

 

The Black Dog

「Further Vexations」(’09)

Ken Downie, Ed Handley, Andy Turnerで結成したBlack Dog Productions。

EdとAndyが’95に脱退しPlaidを結成して以降もKenがThe Black Dogとして活動を続け、現在もAI系, IDM, エレクトロニカ道を邁進しています。

そのThe Black Dogの8枚目のアルバム。

英の監視社会に問題提議する社会的なアルバムと言われていますが、インストだし良く分からない。

 

 ・The Black Dog / You're Only SQL

 

 

 

今回のお気に入りは !!

Yo-Yo Ma, Ennio Morricone

「Yo-Yo Ma plays Ennio Morricone」(’04)

Morricone自身による企画盤。

MorriconeがRoma Sinfonietta Orchestraを指揮し、編曲ももちろんMorriconeで、当然Yo-Yo Maのチェロをフィーチャー。

巨匠と最高の演奏家の共演。

映画音楽好き〜クラシック好きな人向けなどそんな狭量なことはなく、普段テクノだエレポップだなどと言ってるような人にもお勧めの心が洗われるような素晴らしい盤。

国内盤には「海の上のピアニスト」,「ミッション」からボーナス曲追加。

 

 ・Yo-Yo Ma, Ennio Morricone / Yo-Yo Ma plays Ennio Morricone

 

 

 

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先週の「故知新」ですルンルン

今週は比較的最近のリリースのものを聴いていました。

 

 

 

Wolfgang Flür

「Times」(’25)

‘87にKraftwerkを脱退し、Yamo名義で1枚アルバムをリリースした後は本名でリリースを続けるWolfgang Flürの新譜。

最近は盟友状態?のU96, YelloのBoris Blank, Juan Atkins, Peter Hookなどをゲストに迎えての近代エレポ。

Kraftwerk色を求めるものではありませんが、ロボ声も入ってたり、Kraftwerkっぽさも所々に感じる部分あり。

Peter Hook参加の2曲は、例のベースがブンブン聴けると思い期待してしまいますが、1曲は「本当に参加してる?」という感じだし、1曲は「良く良く聴けば確かに弾いてるね」程度。

下矢印リンクは強いて言えばKraftwerk色が一番出てる感のある1曲を。

 

 ・Wolfgang Flür / Property (featuring Anthony Rother & Rob Keane) 

 

 

Boy Funktastic

「Lydi」(’25)

アルゼンチンのミュージシャンらしい。

Daft Punkが好きらしい。

あまり情報がない。

そんなに作り込んだ感はない仕上がりですが、シンセのベースラインや全体的な雰囲気は好き。

「この聴いたことある感は?」, 「80sのだれかっぽい?」, 「だれ?」と数日間もやもやしてましたが…。

悩んだ挙句にやっと気づくと、80sじゃなかったけど大好きなCarl Craig「Landcruising」(’95)みたいな音でした。

Apple Musicでどうぞ。

 

 ・Boy Funktastic / Tiplier

 

 ・Carl Craig / Home Entertainment

 

 

The Soultrend Orchestra

「Now Imagine」(’24)

イタリアのプロデューサーNerio “Papik” PoggiによるThe Soultrend Orchestra。

Irmaからリリースの3rdアルバム。

複数の男女の歌い手を迎えてのソウル~アシッド・ジャズ。

The Brand New Heaviesとか好きだった人にもいけそう。

Sister Sledge「Lost in Music」, Kool & The Gang「Summer Madness」のカバーも収録。

 

 ・The Soultrend Orchestra featuring Nadyne Rush / Let's fall in Love

 

 

Calibro35

「Exploration」(’25)

‘07結成のイタリアの5人組バンド。

元々Ennio Morriconeなどの映画音楽をカバーしてたり、サントラを手がけたりの活動をしていましたが、’13に初のオリジナル曲だけのアルバム「Traditori Di Tutti」をリリースしています。

今回もBob James, Herbie Hancockや「Mission Impossible」などのカバーも含む、ファンク~ジャズ・ロック。

ゲストを迎えたスキャット入りの曲が1曲ありますが、基本インスト。

「Reptile Strut」のPVはゴジラ 炎恐竜くん

 

 ・Calibro 35 / Reptile Strut
 

 

 

今回のお気に入りは !!

Howard Jones

「Live at The O2」(’24)

’24.03.24にロンドンのO2 Arenaで行われたOrchestral Monoeuvres in the Dark (OMD)の公演のスペシャル・ゲストとしてのライブ。

OMDがバリバリなエレポだからかHoward Jonesもエレポ的な嬉しいアレンジ。

スペシャル・ゲストと言っても演目は十分で、OMDとHoward Jonesを一緒に観れるという、そのスジの人にはたまらない1日だったでしょう。

盟友として一緒に活動を続けるベースのNick Beggs(元Kaja Goo Goo)を紹介するとともに、そのKaja Goo Gooの「Too Shy」も披露。

やっぱりHoward Jonesはエレポじゃないとね。

 

 ・Howard Jones / Live at the O2 Arena London 24.03.2024(オーディエンス撮り)

 

 ・Howard Jones / New Song (Live at the O2 Arena London 24.03.2024)

 

 

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