福岡県に近い県北に鎮座する彦獄宮へ参拝へ行きました。
以前から是非と思っていた、神社背後の彦岳に鎮座する中宮, 上宮への登拝も目的です。
参道突き当たりの下宮鎮座地の背後の山が彦岳です。
別方向からの彦岳です。
標高355.1mです。
参道突き当たりに神門があります。
立派な神門です。
神門から望む拝殿です。
手水舎は花手水仕様です。
下宮の拝殿~本殿です。
主祭神:天照皇大神, 倉稲魂神
祭神:素戔鳴神, 健磐龍神健磐龍神, 彦御子神
背後にそびえる彦岳は、俗に権現山と呼ばれており、昔は頂上に姫龍神を祀る彦岳権現宮が鎮座し、周囲は神領だったとされています。
第十二代景行天皇が、即位18年(88年)に日向の国の熊津彦征伐に向かった際に、高天山(現在の震嶽)で行宮されていると、熊津彦の夜襲にあいます。
景行天皇が諸神に祈りを捧げると、彦嶽の頂上からの霊感により高天山は大いに振動し、熊津彦の軍は壊滅し日向の国へ敗走。
景行天皇は熊津彦の軍を追走しこれを征伐。
景行天皇が、神恩に感謝して彦嶽三所に神宮を建立したとされています。
下宮参拝の後は、さあ中宮~上宮へ登拝です。
拝殿に向かって左側から登拝の参道が始まります。(矢印)
登り始めるとすぐに金刀比羅宮があります。
最初こそ木で階段のようなものが作ってありますが、その後は道無き道の状態で、気持ちの良い木立の中を森林浴を楽しみながら ….なんて余裕は全くなく、倒竹や蜘蛛の巣トラップ, 蚊の大群の襲撃に耐えながらひたすら登ります
途中に案内板がありましたが、行程のまだ1/4、中宮の先まで道が険しいと表記があり、がっかりします
英彦山神宮登拝(1188.2m)も大変でしたが、標高はこちらの方がはるかに低いものの、道の状態はこちらの方が厳しいようでかなりくじけます。
(英彦山神宮登拝の記事は→こちら)
登り始めて20分ほどでやっと中宮です。
中宮の姿が見えたところで嬉しくて写真を撮りましたが、中宮参拝した後、社殿前で呆然と休憩していて他に写真を撮るのは忘れました。
主祭神:月夜見神, 彦火火出見神
中宮から先の少し起伏が少なくなった参道を進むと、舗装された参道へ出ます。
あとわずかで上宮です。
到着です。
下宮から45分ほどかかりました。
上宮の拝殿です。
主祭神:伊弉諾神, 伊弉冉神, 事解男神, 速玉男神
祭神:天児屋根神, 経津主神, 武槌神, 底筒男神, 中筒男神, 表筒男神
なぜか臼杵市山岳会が’93.5月に立てた「標高355.1m」との看板があります。
見晴らしは良いのですが、木が生い茂っており微妙に見えないところは残念です。
上宮登拝後は、先ほどの舗装された道を見た後では、登って来たあの参道を降りる気にはなりません
だってにんげんだもの。(by みつを)
宮司さんによると、舗装された道を降りると下宮までは約4kmの道のりだそうです。
降りてくると、途中にこちらの舗装道も「彦岳参道」だと表記がありましたので、良しとします。
国道3号線沿いの旧三岳小学校(下のgoogleマップ上、下宮の900mほど北東に表示)の前に出てきました。
舗装された上宮への参道へは国道3号線から矢印の方向へ行くと入れます。
楼門の左側に社務所があり、御朱印がいただけます。
御朱印をいただいた後で、ふと「あら?鳥居がなかったよ 」と気づきました。
宮司さんに尋ねますと「4-500m南に下ったところにあります」とのことで確認しました。
神門から4-500m南の民家の裏に鳥居がありました。
扁額には彦獄社とあるようです。
昔はこの鳥居から参道が続いていたそうです。
現在は、民家の前の道をまっすぐに行くと神門があります。
季節限定, 月替わりなど様々な御朱印があります。
9月の季節の見開き御朱印をいただきました
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