TOYBOX–Q/赤い情熱/情次、透、杏太
1. TOYBOX–Q
2. 赤い情熱
2023年10月に開催された弾き語りイベントにて販売されたCDR。
ハイダンシークドロシーのGt.情次2号、OLD CIRCUSのGt.TØRU(加藤透)、ホタルのGt.杏太が、それぞれソロ名義で参加した弾き語りライブ。
従前から交流があった3人ですが、イベント出演に伴って共作でのオリジナルソングを制作。
無地のCDRに、イベントフライヤーの裏にクレジットや歌詞が記載されたポストカードが付属する簡素な仕様ながら、音源としてのリリースとなりました。
「TOYBOX–Q」は、透さんが作曲を担当。
3人のギタリストによるインストチューンとなっています。
大きく音を歪ませることもなく、クリアなギタープレイだけで魅了する3分弱。
癖まで聞き分けられたら玄人ですが、どのフレーズを誰が弾いているのか想像しながら聴くと楽しいですね。
ヴォーカルレスであるにも関わらず、歌心がある楽曲だな、と思ってしまうのも透さんの楽曲らしいポイントでしょう。
「赤い情熱」は、杏太さんが作詞・作曲を担当。
歌や演奏は、杏太さんと透さん、ミックスは情次2号さんという役割分担になっており、実質的に透×杏太の新曲だと言えるのですが、歌詞のテーマになっているのが、もはや疑いようがないレベルで情次2号さん。
路上ライブでも再現できそうなシンプルなアコースティックスタイルと、フォーキーかつポップなメロディ。
歌詞までどストレートとなれば、ヴィジュアル系というジャンルもここまで守備範囲が広がったかと、なんだか感慨深い気持ちにもなるものです。
カラッとした明るさで、"テレビで見てた白塗りフェイス"なんて歌われるので、むしろ倒錯的であるような気すらしてきましたよ。
なお、アーティスト名や作品タイトル等の記載はなし。
在庫がラクマで通販対応された際の表記が"情次、透、杏太"だったので、それを採用しています。
記念品的なアイテムとはなるものの、ここでしか聴けない楽曲になる可能性もあるのでは、なんて考えると手に入れるしかなかった1枚。