Good bye,this world/VIVALET
1. Good bye,this world
2016年にリリースされた、VIVALETの1曲入りCD。
本作は、ライブ会場や専門店で無料配布されたシングル。
ギタリストが脱退して3人編成となったタイミングでの発表となりました。
攻めの姿勢を崩さない、あるいは仕切り直しという意図もあったのでしょうか。
収録された「Good bye,this world」は、ザクザクと切れ込むサウンドが特徴のアッパーチューン。
タイトルの掛け合いと、リズムで引っ張るAメロの繰り返しが肝となっています。
意識しているのか偶然か、シンプルなリフが、アメリカンロックからの流れを感じさせますね。
ダサいか格好良いかは紙一重。
ただし、間違いなく耳には残る。
メロディのパターンが少ない分、同じAメロでもアレンジや歌い方を変えて、飽きがこないよう工夫も見られました。
サビで開けてメロディアスになる辺りは現代シーンのお約束。
とはいえ、どちらかといえばこの古臭いノリのほうにインパクトが持っていかれているような。
CDやDVDを手にしなくても、MVが無料で見ることができる時代、もしかしたら無難に収まるよりも、開き直る方向に振り切れていたほうが効果的だったかもしれません。