近未来シーケンス/ManaReactor
1. 近未来シーケンス
2. Warning
3. Dance Box
ManaReactorが2015年にリリースした2ndシングル。
2015年4月に始動し、同年11月に解散となった彼ら。
ex-LucaRiaのGt.Honokaさんと眩惑庭園のGt.T.M.L.Cさんがコンポーザーとなっており、「近未来シーケンス」と「Dance Box」がT.M.L.Cさん、「Warning」がHonokaさんの楽曲となります。
作詞のクレジットは、"佐"と表記されているのだけれど、これはVo.佑さんということでよいのかな。
右と左、活動内容によって名義を切り替えるスタイルだったのでしょうか。
表題曲である「近未来シーケンス」は、その名のとおり、近未来的なサイバー感を前面に押し出したナンバー。
生音の主張も相応に強く、バンドサウンドが好きな層にもしっかりアピールしつつ、世界観としてはデジタルで無機質といった印象を残していくので、同期の使い方が効果的ということでしょう。
カップリングとなる「Warning」は、デジタルサウンドは引き続き用いつつ、ヘヴィネスが強調されており、攻撃性が高め。
逆に、「Dance Box」はダンサブルなノリに特化していますね。
この2曲については、もう少し極端に振り切っても良かったのでは、と思わないでもないですが、大ハズシもしないセンスの良さは感じさせます。
総括すると、「近未来シーケンス」を中道的な代表曲に据えて、そこから両方の武器に焦点を当ててManaReactorの音楽性を端的に示そうとした、といったところか。
いずれにしてもキャッチーさにはこだわっている様子で、何か一つインパクトを持ってこれれば。
安定感はありそうなので、着実に実績を重ねていけば可能性もあっただけに、短命すぎたのは残念な限りです。