夜蝶/JOKER / Yuma
1. 夜蝶
2. JOKER
3. 夜蝶 -off vocal-
4. JOKER -off vocal-
北陸を拠点に活動するヴォーカリスト、Yumaさんによるシングル。
ライブ会場およびラクマでの販売となっています。
Shelly、GRACE INFINITYといったバンドでキャリアを積んできた彼。
本作に収録された楽曲は、Shelly時代の楽曲のリメイクとなるのかな。
"歌ってみた"等の二次創作での使用を推奨しているとのことで、オフヴォーカルバージョンも収録されています。
「夜蝶」は、ミニアルバム「Virtual Reality」に収録されていたナンバー。
シンセの使い方がスマートになった印象で、音質も圧倒的に向上しました。
LAREINEやLuinspearを彷彿とさせる耽美なメロディがたまらない。
当時のアレンジは、ギターが主張しすぎて耳が痛い部分があったのですが、ソロになったこともあってか、歌を立てる方向で足並みが揃ったといったところですかね。
バンドサウンドをベースにしたスタイルは相変わらずなので、純粋な進化系と言えるでしょう。
「JOKER」は、スピード感を持たせつつジャジーに仕上げた楽曲。
こちらも、ソロになったからこそ、といった振り切り方をしています。
ホーン系の同期を楽曲の中心に据え、ゴージャスな雰囲気に。
レトロな空気感と、お耽美要素と、このゴージャスさが絶妙に絡み合い、「夜蝶」からのアダルティーな流れを作り出していました。
後半、サビを畳み掛ける部分で、もう一工夫ほしかった気はしないでもないですが、現代シーンにおいてありそうでない路線を貫いてくれているな、と。
声質なのか、歌い癖なのか、どことなく樹威さんっぽさを感じるのは僕だけだろうか。
音楽性としても親和性があると思うので、知名度さえ上がってくれば、潜在的なニーズはありそうなのだけれど。