La Nuit/EX-ANS
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La Nuit(通常盤)
3,024円
Amazon |
1. In To La Nuit
2. The last dance
3. Isochronous
4. She made no ans...
5. ILL GRAFF
6. NOIENOIR
7. There is strong shadow where there is much light
8. Hype sleep walker
9. Fin de La Nuit
1991年に活動停止した伝説のバンド、EX-ANSが現代に復活。
2016年末、遂にフルアルバムが発表されました。
もともとは、活動時のメンバーを中心としたVo.RAY、Gt.YUKINO、Ba.Seiji、Dr.HARAという布陣での復活だったのですが、RAYさんの突然の脱退をきっかけに解体。
cali≠gariのボーカリスト、Shuji Ishiiさん、Justy-NastyのギタリストであるLezynaさんが加入して、現在の編成となっています。
どちらにしても、豪華なメンバーであることは変わりませんよね。
DVDが付属した初回限定盤は、即日完売。
未だに爆発的な人気があるというよりは、単純に生産枚数が少なすぎたのだとは思われますが、それでも、想定以上の反応があったからこその品薄状態だったのでしょう。
その後、少し間があいて、通常盤がリリース。
CDのみの仕様となりますが、その分価格が落ち着いたこともあり、結果として手に取りやすくなったのでは。
さて、内容ですが、オリジナルメンバーはSeijiさんだけになるも、音楽性は継続されたといったところ。
「Habit of Sex」から26、7年は経っているはずなのに、続けて聴いても違和感がないダークで耽美なサウンドを奏でていました。
もちろん、録音技術等が格段にレベルアップしているため、古臭さは感じさせず。
ここまで圧倒的だと、流行を無視したって時代遅れになることはないのだな、と。
ボーカルがShujiさんに変わったことについては、更に妖艶さに磨きがかかった印象。
ポジパンやニューウェーブといった源流を抑えつつ、メロディアスで聴きやすさが増した気がします。
「Habit of Sex」の収録曲でもあった「She made no ans...」が顕著かな。
この曲、「Habit of Sex」を後追いで聴いていた頃から、cali≠gariのGt.桜井青さんの別ユニット・lab.でやっていそうな音楽性だと認識していたのですが、それを今、Shujiさんが歌っているのだから面白い。
当然ながら、ハマっていましたよ。
濃厚な約30分。
フルレンスとしてはやや短めではありますが、無駄がなく旨味を凝縮した構成は、さすがはベテランの仕事である。
個人的には、ルーツとして遡って聴いていたEX-ANSが、"リアルタイムのバンド"になったことが嬉しいですな。
ガシガシ精力的に、というわけではないにしても、彼らが活動している時間軸と、2017年がまさかイコールになるなんて。
生きていると、考えもしなかったことが起こるものです。
＜過去のEX-ANSに関するレビュー＞