怪獣酒場に行ってきた。 | 安眠妨害水族館

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最近、テキストブログ的な記事を書いていないな、と思っていたところで、何やらアメブロさんがキャンペーンを行っている模様。
だったら、乗っかってみようじゃない…!ということで、「最近ハマっていることは?」というテーマで書いてみます。

と言いつつ、実は難しいこの質問。
厄介なのは、"最近"というフレーズである。
ご承知の通り、私は15年以上"ヴィジュアル系"という沼にハマり込んでいるわけで、今更それを"ハマっていること"として紹介しても、無駄な時間の浪費にしかならないじゃないですか。
ですが、瞬間風速的にであってもヴィジュアル系を超える趣味など、そうそう見つかるわけでもない。
友達もV系関連で知り合った人が多いし、そうなると、それ以外の話題をツマミにお酒を飲む機会なんてあるはずが…ありました。
結構最近ありました。
なので、今日はその話をすることにしましょう。


子供の頃、好きだったのですよ、ウルトラマン。
男性であれば、どこかのタイミングで仮面ライダーなり戦隊モノなり、何らかのヒーローに憧れたりするものだと思うのですが、僕は圧倒的にウルトラマン派でした。
実家の近くの天満宮にお参りするたび、"ウルトラマンタロウになれますように"と願掛けしていたものです。

結局ウルトラマンタロウにはなれませんでしたが、その熱は周りの少年たちがヒーローを卒業しても冷めることなく続き、高校の卒業アルバムには、一番好きなウルトラ怪獣である"タイラント"と一緒に写ったくらい。
(僕がぶっ飛んでいたわけではなく、うちの高校の卒業アルバムは、好きな格好で好きなように写るという文化だったのです。)




そんな微熱状態のまま30を過ぎてしまったわけですけれど、大人になってからの方が、ウルトラマンを語る機会が多い。
そもそも昔話は盛り上がるし、男の子がいて毎週ウルトラマンシリーズを見るのが習慣のお父さんもいる。
そうなると、燻っていた炎は、徐々に輝きを増していくもので、"ウルトラマン"や"ウルトラセブン"をDVDで借りてきては夜な夜な見るという日々を送っていたのでした。


さて、いよいよ本題に入るのですが、ウルトラマンの怪獣が悪巧みをするために集う酒場"怪獣酒場"というものが川崎にありまして。
一度、期間限定でオープンし、大盛況のまま終了していたのですが、しばらく前に、常設店として再オープンしたのです。
(名前も、"帰ってきた怪獣酒場"と、ツボを押さえている。)

ただし、やはり人気店。
予約は5人以上からと、なかなかハードルが高く、興味はあってもなかなか行くことができなかった。
当日ぶっつけで行こうにも、移動時間が長いため、入れなかったときのダメージがデカい。

そんな感じでやきもきしていたところ、客足が落ち着いたのか、平日は2人から予約が可能となったとのこと。
これは!と思って、唯一ガチでウルトラマンの話ができるギャ男友達を引き込み、川崎に繰り出しました。


まず、入店する際に、科学特捜隊でないことと、ヒーローに変身できないことを確認される。
怪獣たちが集うという設定なので、あくまで怪獣視点でのコンセプトの徹底。
更には、真実の口を模した"ジャミラの口"が。
嘘つきはジャミラに噛み付かれるということで、まずはそこに手を通して入店します。

店内は、いくつかのフロアに分かれていて、我々が通されたのは、密会用の会議室という設定の個室。
店員も、"密会中に失礼します"と声をかけて入ってくる徹底っぷり。
大広間は"怪獣無法地帯"とネーミングされている等、コア向けのネタが満載でした。
ここでは書ききれない細かいネタや企画も多くて、本当にマニア向けといった感覚。


壁には、怪獣目線での新聞記事が。
ワイルド星人をピックアップするとか、一般的な知名度からは考えられない。

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個室には、ひと部屋ごとに異なるフィギュアが飾られているようで。
"バルタン星人"だったので、特等席を引き当てた気分。

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メニューも怪獣仕様。
色々な怪獣のおススメメニューが載っています。
ダダが梅酒を作るドキュメント記事が載っていたり、直接怪獣と結び付けにくいメニューも、関連を持たせるための工夫に余念がない。

「グドンのおススメ!ツインテールフライ」
怪獣が出すメニューなので、基本的に怪獣そのものが食材になることはないのだけれど、ツインテールについては、グドンの食糧という公式設定があるため、食材扱い。
世界観の作り込みが完璧である。

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奥が「バルタン星人のおもてなし」。
店長・バルタン星人が、自らのハサミを模した容器にカニピラフを詰め込んだ人気メニュー。
手前が、「タッコングのおススメ!オイルと蛸のハーモニー」
部屋が暗がりで、美味しそうに撮れなかったのですが、味はこれが一番好みでしたね。

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スペシャルメニューは高めなのですが、一品料理は普通の大衆居酒屋と同じくらい。
フードメニュー一品ごとにオリジナルコースターが貰えるというサービスがあるので、安いものをたくさん頼むというのも、選択肢としてはアリでしょう。


そんなわけで、ギャ男友達と行ったのが嘘のように、一切ヴィジュアル系の話はせず。
小ネタを拾って、そこから話を広げるだけでも2時間があっという間に過ぎてしまう。
"バルタン星人くらいは知っているよ"くらいの知識で行って楽しめるかというと微妙なところではあるのですが、何らかのウルトラ兄弟シリーズを見ていた世代であれば、興奮の連続だと思いますよ。

残念だったのはトイレが店内にはないこと。
そこにはどんな仕掛けが!と期待していただけに、肩透かしを食らった気分。
こればっかりは、ビルの構造上仕方ないのだけれどね…


なお、誕生月の人しか入れない"ダーク・ゾーン"があるのです。
コアなファンであれば、これだけで何があるのかピンとくると思うのですが、そこにいるのはペガッサ星人。

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ペガッサ星人は、固体ではそこまで人気がある怪獣ではないのかと思われますが、この部屋に価値があるのは、そのセットである。
実際放映されたシーンではないのだけれど、宣材写真的に使用されて有名になったアンヌ隊員とペガッサ星人の、このツーショット。
これを再現しているのだ。


鏡と櫛も用意されていて、誰もがアンヌ隊員になれる!
櫛を持つ手を左右間違えたのは、一生の不覚…


写真に写らなかったけれど、人形もちゃんと置いてありました。

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以上、最近ハマっている、ウルトラマン。
"帰ってきた怪獣酒場"に行ってきたよ、というお話。
ヒーローに変身できる人だったら、最初にジャミラに噛まれて入店できなかったはず。
ウルトラマンタロウになるという願掛けが成就していなくて、本当に良かったと思いました。



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