1. MYSTERIOUS
2. 茜
3. 憂鬱のあと
ex-カリメロのユーキさんを中心に結成された蜂-biene-。
この頃は、ユーキさんはEDEN名義で活動していました。
カリメロのフロントマンのバンドということで、レトロな歌謡曲路線はある程度継続されたといったところ。
表題曲の「MYSTERIOUS」は、キメを効果的に使ってサビのフックを印象的に。
タイトル曲らしく、インパクトを残します。
続く「茜」は、ロック色を強めつつ、勢いを持って入るユーキさんのハイトーンを活かしたアッパーチューン。
「憂鬱のあと」は、ピリピリとした緊張感を持ったAメロ、Bメロから、解放的なサビに移行するミディアムバラードに仕上がっており、収録曲の役割分担がはっきりしたシングルと言えるのでしょう。
楽曲の粒は小さくないものの、はっきりした個性を示すには至っていなかったかな。
レトロな方向に進むのか、ロック寄りの土壌で勝負したいのか、サウンド面での方向性が整理しきれていない印象。
どちらかに割り切ることができていれば、相応な成果が出せるポテンシャルはあっただけに、カリメロのネームバリューを飛び越えることができなかったのが悔やまれます。