DAZZLE VISION インストアLIVE@タワーレコード 新宿店(2012.5.27) | 安眠妨害水族館

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オバンギャと初心者に優しいヴィジュアル系雑食レビューブログ

たまたま立ち寄ったタワーレコードで、見たかったバンドがインストアライブをやっているという偶然。
備忘録として、簡単に書いておこうと思います。

女声Voのエモ/スクリーモバンド、DAZZLE VISION。
本来は、4ピースのバンドですが、スペースの関係で、ドラムレスでのライブでした。
ステージには、Vo.Maiko、Gt.John、Ba.Takuroのみが登場。
セットリストは、以下のとおり(多分)。

1.セカンド
2.Take my hand
3.Camellia

これまでに見てきたインストアライブの感覚では、激しいバンドであっても、趣向を変えて、アコースティック形式で新たな一面を見せる、というのが、お約束というか、醍醐味なのでしょう。
このライブも、ドラムレスということで、静かな曲や歌モノを中心に披露・・・
と思いきや、打ち込みでドコドコというリズム音が流れると、バリバリに激しい曲をかましてくれました。

絶叫にも近いデスヴォイス・シャウトに、高速折りたたみ。
インストアで、ここまでやるかと思えるほど。
女性ながら、付け焼刃なその辺のラウド系バンドなんかよりも、迫力がありますね。
シャウトでまくし立てる部分と、アニソンにもできそうなキャッチーでメロディアスな部分。
まだまだ一般的には浸透していないジャンルの中で、少しでもとっつきやすくしようとする工夫が見られ、初見ながら、抵抗なく聴くことができた。

また、バンドがバンドなら、ファンもファン。
数は少ないながらも、ここがライブハウスであるかのように錯覚してしまうくらい、盛り上がっていました。
ニューアルバムからの選曲ということでしたが、オーディエンスの一体感は、早くもあるようで。
まさか、ダイバーまで登場するなんて。

音楽的には、ヴィジュアルシーンで言う、ラウド・ミクスチャー系のバンドとの親和性が非常に高いですね。
女声ボーカルにさえ抵抗がなければ、対バンイベントで重なっていても違和感はないかと。
派手髪だしな。

曲と曲の間では、MCが長めに。
これはこれでアットホームな空気もあり、イベントならではのサービスなのでしょうけれど、曲の勢いを殺してしまったところもありましたかね。
生ドラムじゃないし、楽器隊の動きも控えめだったので、これだけですべてを知った気になってはいけないのですが、ライブバンドなんだろうなぁ、ということは、十分に伝わった。
次の機会では、きちんとしたセットリストの中で聴いてみたいものです。