2日目も行ってきました、ラニバーサリー。
初日も雨降りではあったものの、パラパラ程度で済んでいたのですが、この日は土砂降り・・・
とにかく、天候に泣かされたところではありました。
個人的には、初日のセトリでお腹いっぱいだったのですが、98年以降の楽曲にも、当然ながら好きな曲や聴きたい曲はあるわけで、レア度は低まるとはいえ、やはり楽しみ。
アリーナ席のBブロック下手側と、なかなかの良席でした。
前日が上手側のスタンド席だったので、外から眺めていた光景に、この日は自分が参加するという感覚でしたね。
スタッフの誘導が相変わらずグダグダで、またも30分くらい押してのスタート。
雨の影響か、機材やモニターに、多少不具合もあったようですが、無事開始されたので一安心。
セトリだけでなく、衣装も、みなさん前日から変えてきていましたね。
hydeさんがサングラスをかけていたのが、98年~現在のラルクを象徴しているなと思いました。
セトリは以下のとおり。
1. READY STEADY GO
2. Pretty girl
3. NEXUS 4
-MC-
4. HEAVEN'S DRIVE
5. LOVE FLIES
6. snow drop
7. ALONE EN LA VIDA
8. 叙情詩
9. NEO UNIVERSE
10. Driver's High
11. REVELATION
12. DRINK IT DOWN
13. 花葬
14. 浸食~lose control~
-VTR-
15. HONEY
16. SEVENTH HEAVEN(イントロでMC)
17. STAY AWAY
18. Link
-MC-
19. 瞳の住人
en1.forbidden lover
en2.MY HEART DRAWS A DREAM
en3.GOOD LUCK MY WAY
-MC-
en4.BLESS
セトリを見ればおわかりかと思われますが、リリースラッシュだった98年以降からのセトリだったため、23曲中20曲が、実にシングル曲。
ほとんど、ベスト盤的な構成だったのではないかと。
それでも、だいぶやっていないシングルも多いんですけどね。
「DAYBREAK'S BELL」や「DIVE TO BLUE」も聴きたかったなぁ。
初日が、魅せるライブだったのに対し、2日目は、盛り上げるライブ。
この違いが、初期と現在のラルクにおける、一番の差なのではないでしょうか。
ステージが神聖なものであった時代が長く続きましたが、最近のV系のライブは、オーディエンスも含めて盛り上がってこそ、という価値観に変化している。
ラルクは、スタイルを貫きつつも、そういう変化に敏感に対応しているから、20年間シーンのトップを走れているのだな、と再認識。
hydeさんは、若干、歌が荒々しかったような気がします。
初日は、艶やかに歌い上げていたような部分も、ちょっと苦しさが見えてしまっていたかな。
2日で45曲、さすがに負担は大きいでしょう。
雨のせいで、というところが大きいのだと思いますが、ステージの使い方も、初日よりも狭かったような。
特に弦楽器隊は、あまり濡れて手元が狂ってもいけないので、花道まで駆け上がってくる回数は少なかったですね。
また、これは雨のせいで機材がおかしくなったのか、アリーナでは音のバランスが狂うのか、ベースがほとんど聞こえませんでした。
ギターとドラムだけに合わせてボーカルの声が重なるようなイメージだったので、ちょっと感覚的には気持ち悪かった。
本日のVTRは、「HONEY」でした。
メドレーで歌うメンツは、初日と一緒ですが、昨日yasuさんが務めたトップ兼アンカーは、DAIGOさん。
狩野英孝さんのパートが、増えててびっくり(笑)
これが終わり、どよめきが冷めぬ中で、本家ラルクの「HONEY」が。
わかってはいても、大きな歓声。なんだかんだで、かなりのセールスをあげた楽曲ですね。
hydeさんがギターを構えるまでの時間を、こうやってVTRでつないだ工夫も見事。
また、続いて「SEVENTH HEAVEN」のイントロへの導入となる打ち込み音が鳴り出すのですけれど、kenさんが、ここでまさかのMC。
リズムに合わせて、喋っていくという斬新すぎるスタイルで、コール&レスポンスを行っていました。
「20年やっていて初めて」って、そりゃそうだ。
「STAY AWAY」と、「Link」では、会場内に大きなバルーンがいくつか降ってきて、それをオーディエンスが運んでいくという演出がありました。
これ、初日もあった演出で、スタンド席から、面白そうだなぁ、と見ていたのですが、実際にアリーナにいると、結構びっくりしますね。
ステージを見ていたら、突然後ろからバルーンが飛んできて、頭にぶつかりそうになったり、せっかく自分のほうに飛んできたのなら、触ってみたい、レシーブしてみたいという欲求もあるため、それを待っていると、ステージのおいしい場面を見逃してしまうという。
ステージとバルーン、両立は難しい・・・
「Driver's High」もそうですが、「Link」は、とてもライブ映えするな、と感じました。
昂揚感のあるメロディは、夜風に心地よく響く。
クラップをすると、袖口から雨が入ってきますが、それすら気にならないほどの楽しさ、一体感があります。
ラストに、「瞳の住人」をやってくれたのも嬉しかったな。
サビの、もっともキーが高くなる部分のファルセット、この日のhydeさんのコンディションじゃ厳しいかな?と心配していたのですが、杞憂に終わる。
とても澄んだ声で、しっとり歌い上げる姿が、とても格好良かった。
アンコールは、予想できたのは、「MY HEART DRAWS A DREAM」くらいですかね。
これは、「夢を描くよ」の合唱がお決まりなので、未曾有の大震災が発生した環境下、勇気を与える名曲として、やらなければいけない楽曲。
そういう意味では、「forbidden lover」が意外でした。
新曲、「GOOD LUCK MY WAY」も、ライブでは初披露でしょうか。
特にタイトルコールや、MCもなく、当然といった顔をして、さらっと演奏してしまうあたり、潔くて格好良い。
曲ももちろん格好良くて、ライブでも、疾走感のあるナンバーがほしいところで重宝されそう。
前半の掴みか、後半のラストスパートで聴いたら、とても盛り上がるでしょう。
ラストは、「BLESS」を歌い上げて。
最後、銀紙が雨空に舞ったところは、鳥肌モノでした。
アルバムには、現時点で未収録のため、全編聴いたことはありませんでしたが、締めにふさわしい楽曲といった印象で、これは久々に良いバラードをドロップしたもんだ。
てっきり「Pieces」だと思っていたので、これは嬉しい誤算。
終わった後も、名残惜しそうにステージを走り回るメンバーたちに、これからも何かやってくれそうなオーラを感じましたね。
MCで喋る機会がなかったyukihiroさんも、前に出てきてお立ち台でポーズをとったり、サービス精神旺盛。
挨拶をしたり、バナナを投げたり、自由度が高いラストシーンでしたが、雨の中でも堂々と普段と変わらないアクトができるラルクは、百戦錬磨なんだと実感します。
ところで、ラニバの主要都市ツアーと、ワールドツアーが決まったとの告知もあり。
これ、どの会場でも土・日のツーデイズなんですけれど、今回と同じ構成のラニバなのかな・・・?
だとすれば、土曜日だけ、チケットがプレミア化しそうだ。