ちょっと遠藤さん、ライブ行きすぎでしょう。
ってくらいライブレポが続きますが、これで最後。
当面、ライブの予定は決まっていません。
誰か誘ってください(笑)
池袋BlackHoleははじめてだったけれど、小さくて、音響が耳に響く。
PAのオペの問題もあるんだろうけど、ギターとバスドラがガンガン響いて、ボーカルがちょっと埋もれがちになっていたかな。
でも、これだけ爆音だと、ライブ!っていう臨場感は凄いです。
LIX.
from大阪、ということでしたが、メンバーはもともと仙台バンドだった人もいたりで、各地混合のメンバーで結成されているようです。
雰囲気的には綺麗めの名古屋系ですね。
基本的に必要以上に客を煽らず、ただ自分たちの音楽を表現するようなスタイル。
ボーカルがASAGIみたいだった。
曲中は世界観を作りこんでいるのに、MCでは急にアットホームになるのもASAGIっぽかった(笑)
前半2曲は、暗くて綺麗で、好みな感じでした。
特に最初の曲が、シンセの音が耽美系なイメージで、雰囲気モノとしてはハイクオリティ。
後半は暴れ曲が中心だったので、もったいないと思ってしまった。
もっと世界観に浸る曲中心でも、今日の対バンだったら大丈夫だったのに。
9GOATSとか、cocklobinとか好きな人は、記憶にとどめておいても良さそうなバンド。
Keith
悪くはないけど、好みじゃなかったな。
結成間もないようでしたが、ステージングは堂々として好印象だった。
洋楽っぽいラウドロックがやりたいんであろうバンドで、歌メロの乗せ方がそんな感じ。
ボーカルがかなり音に埋もれ気味だったので、歌詞までは聞き取れなかったのですが、多分英詞のフレーズを多用していたかな。ラップもありました。
歌は高音ができっていない部分もあったけれど、声にエフェクトを重ねたり、ギターのエフェクトを機械的にしてみたり、音については面白そうなこともやっていた。
ここまで洋楽ロック!なバンドも最近見なかったので、懐かしさも感じました。
トーマス
衣装が変わってからは初見でした。
なんか、この日は鬼気迫る感じというか、とにかくオーディエンスに声を求めていたのが印象的だった。
いつもは見せつけるって感じのライブをやるイメージだったのだけれど、煽りが多めでしたね。
衣装だけでなく、スタイルもちょっとずつ変化していくのかも。
しかしながら、LIX.同様、煽りはするけど、必要以上にそれに時間を使わないので、慣れ合いになって世界観を崩すようなものではないです。
むしろ、ピリピリ感が出て良い感じの塩梅。
これ以上、ってなってくると微妙かもしれませんが、MCらしいMCもなく、緊張感を持ったまま最後まで突っ走った印象でした。
「涙色ラボラトリー」から入って、新曲の「ワスレナ草」で締め。
「ワスレナ草」、初のバラードということで、期待半分、不安半分でしたが、良い曲だった。
壮大だけど、ベタすぎず、明るすぎず、伸びのある声質を活かしきった曲になっていると思う。
定番の「ブランコ」をやらなかったのは意外だったけれど、歌モノメインの構成で個人的には満足でした。
Kaleidoscope
※Kaleidoscopeセッションメンバー
Vo:Kaya
Gt:aie(deadman/the studs)
Gt:冴(ex.BABYLON)
Ba:真悟(ex.Sugar)
Dr:篤人(ex.Sugar)
Kye:鴇田望
Kayaのセッションバンド。
もともとはコピーバンドとして結成されたようですが、新曲を3曲も作ったということで、今年は例年よりは精力的に活動していくようです。
1.新曲
2.Singin' in the Rain/L'Arc~en~Ciel
3.新曲(ナイトサーカス)
4.新曲(亜麻色フォトグラフ)
5.Glitter Arch/Kaya
en1.新曲(ナイトサーカス)
en2.新曲(亜麻色フォトグラフ)
新曲は真悟さんが全曲作曲しているとのこと。
Kayaさんの世界観と、Sugarのアダルトな雰囲気が上手くマッチしていて、セッションバンドなのがもったいないくらいクオリティの高い耽美系バンドになっていました。
キーボードがいるのも大きい。
キラキラした鍵盤の音に、Kayaの声が映える。
トーマスとかも歌が上手いバンドだとは思いますが、この日は圧倒的にKayaさんの歌唱力が素晴らしかったです。
さすがメジャーに行くだけのものをもっていますね。群を抜いて上手かった。
やはり調整不足な感は否めず、ボーカルが走ったり、ギターソロがグダったり、リズムがもたついたり・・・と細かいところで修正点はありましたが、ポテンシャルが高いのが十分にわかる演奏力でした。
1曲目は世界観重視の曲。タイトルは言わなかったと思うのでわかりませんが、鍵盤の音がとても良かった。
そして、次はなんとラルクのカバー!
しかも、有名どころじゃなくて、渋いところを持ってきましたね。
この曲大好きなんで、テンションあがりました。
確かに、ジャジーでムーディーな雰囲気がこのバンドに合っている。
3、4曲目は新曲ゾーン。
「ナイトサーカス」と紹介された曲は、ジャズテイストが多く織り込まれていて、Sugarを彷彿とさせていました。
続く「亜麻色フォトグラフ(と聞こえた)」は、疾走感があるアップテンポな曲。
一番ポップでキャッチーで良曲でしたが、もっとも演奏面でのミスが多かったので非常に残念。
ラストはKayaの定番曲「Glitter Arch」。
Kayaさんの曲では一番好きな曲なので、聴けて良かった。
もうちょっとデジタルなイメージを持っていたけど、そこはKaleidoscope仕様ということで、しっかりバンドアレンジになっていて、それがしっくりきていました。
新曲もカバー曲も好きな曲ばかりだったので、かなり満足度の高いライブでした。
MCもアットホームで面白かった。
なぜか篤人さんがMC担当だったので、Kayaさんが喋る回数は少なめだったけれど、上手い具合に突っ込みが入って、仲も良さそうでしたね。
アンコールは、もう曲がないということで、その場で会場の拍手の大きさで決定。
結局、決め切れず、2曲やることになりました(笑)
本音を言えば、アンコールはカバーでもいいから別の曲を聴きたかったけれど、まぁ、二度と聴けないかもしれない曲たちなので、そういう意味では良かったかな。
本バンドになって、音源化!とかは難しそうですもんね。
本当に曲が良かったので、CDにしてほしいなぁ。
aie氏曰く、「ロックには金がかかる!」なんで、作成予定はなさそうですけどね。