犬、猫、鳥、うさぎ、カメ、ハムスターなど、人は様々な伴侶動物と暮らしていますが、その中でも、猫のマイペースキープ順位は高い方ではないでしょうか。
2023年12月に農水省から動物用医療機器メーカーの認可を受けたクロス・クローバー・ジャパン(盛岡市)は、「ネコ目線のモノづくり」を目指しており、飼い主が自宅で猫に点滴などの針を刺す際にサポートする「ねこずきのおくるみ」(仮称)を2024年春から販売するそうです。
これは、猫の身体全体を包み込む袋状の製品で、猫がじっとしていないと注射針が誤って飼い主に刺さることもあるため、点滴などで注射針を刺すときに猫が暴れないように体を固定し、針を刺す首の後ろが露出するほか、頭や尾も出るようにして、猫に極力ストレスを与えない工夫がされています。
この製品は、開発に3年かかり、100回以上の試作を重ねて作られたそうです。
他にも、猫が傷口をなめるのを防ぐフェザーカラー(エリザベスカラー)や、岩手県沿岸でとれた魚の缶詰、検査シリーズとして、猫の口腔内の状態を検査する「おくちあーん」、尿の簡易検査「おしっことるよ」、飲み水の硬度を判定する「おみずちょうだい」など、「うちの子」によいかは別として、視点としてはよいところをついてるなと思うものが販売されています。
エリザベスカラーは同社のヒット商品で、2011年の発売以来6万枚を売り上げていて、病気の進行などに合わせてセミオーダーやフルオーダーにも応じているそうです。
猫に点滴、包んで暴れず 自宅用サポート器具 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
喋ることが出来ない、話が通じない伴侶動物に満足してもらうためのグッズを開発するのは、その子オンリーの飼い主手作りであっても難しいものです。
「飼い主目線」のモノがあふれるこのご時世、プロの目で「動物目線」をしっかり捉え、そこからブレずに、動物にとってよりよいものを追及し作り続ける会社は応援したいですね。
【追伸:ワクについて】
筆者の大切な家族、オキナインコのワクを滞在先の軽井沢でロストし、もうすぐ4カ月になります。
動物病院の選び方と諸々 ~ペットと飼い主の幸せのために~ (ameblo.jp)
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