ある企業の2022年のエキゾチックアニマルの飼育に関する調査によると、ペット飼育者の中でエキゾチックアニマルを飼っている人は約45%で、「飼っている又は飼ったことがある」動物第1位は鳥類で、2位:ハムスター、3位:カメ、4位:ウサギ、5位:モルモットでした。

《株式会社TYL》エキゾチックアニマル飼育に関する調査結果を発表|JP PET NEWS (jprpet.com)

 

内閣府の2010年の調査では、飼育動物種の割合は、犬:11.3%、猫:9.8%、爬虫類:1.8%、鳥類:1.5%、げっ歯類:1.3%だったので、エキゾチックアニマルを飼う人はかなり増えているということになります。

家庭飼育動物(犬・猫)の飼育者意識調査(平成27年度) (lin.gr.jp)

 

アニコムの2022年の調査によると、1年間に飼育動物にかける費用はおおよそ、

犬:36万円

猫、フェレット:16万円

ウサギ:14万円

鳥類:9万円

だったので、鳥類は最もお金がかからない伴侶動物ということになります。

book_202312_1.pdf (anicom-page.com)

 

 

鳥類含むエキゾチックアニマルは、散歩がいらず、近所に迷惑をかけるリスクが少ないため、マンションなどの集合住宅でも気軽に飼え、犬猫と比較して、時間的・経済的な負担が少なく、忙しくても飼えることが人気の理由とされています。

 

「気軽に飼えて負担が少ない=飼う人の責任意識が弱い」と思われがちですが、決してそうではありません。

 

犬猫でもエキゾチックアニマルでも、愛に満ちた飼い主がいる一方、動物をアクセサリーレベルにしか考えず、自分たちの都合で動物を振り回す飼い主が一定数いるのは同じです。

 

エキゾチックアニマルの場合、珍しい種が逃げ出すとニュースになり目立ちますが、保護されても飼い主が現れないケースは、エキゾチックアニマルより猫の方が多いのが実状です。

 

筆者は、大切な家族オキナインコのワクをロストしてから、毎日何羽ものインコが、窓や玄関から逃げ出して行方不明になっていることを知りました。

 

逃げ出した子を何年も捜し続けている飼い主もいれば、逆に、保護しても飼い主がいつまで経っても名乗り出てこないケースもあります。

 

逃げ出した動物は、天敵のいない適切な環境なら、しばらくは自然を楽しむこともあるでしょうが、生まれた時から人にごはんを与えられ愛情を受けて育った子は、最後は人に助けを求めると思います。

 

そんなとき、「飼ったことのない動物はよく分からないし怖い」、「病気をもっているかもしれないから」などと無視するのではなく、どうか保護してあげて、水や食べ物を与え、最寄りの警察に届け出て欲しいと心から願います。

 

その勇気ある行動によって、その子の命は救われます。

 

人に助けを求めるような子は、どんな姿形をしていようとも、動物種関係なく、飼い主にとってはかけがえのない伴侶動物なのです。

 

【追伸:ワクについて】

筆者の大切な家族、オキナインコのワクを滞在先の軽井沢でロストし3カ月半が過ぎました。

動物病院の選び方と諸々 ~ペットと飼い主の幸せのために~ (ameblo.jp)

ワクとの再会に繋げて下さった方には誠心誠意お礼をさせていただきます。

ご連絡を心よりお待ち申し上げております。

 

ワクがどんな子かは、コチラに記載しています。ご一読いただけたら幸いです。

インコのしつけ | 動物病院の選び方と諸々 ~ペットと飼い主の幸せのために~ (ameblo.jp)