思い起こせば数十年前、母を胃癌の誤診で50歳の若さで亡くしました。
母は、胃炎という事で松本国立病院に入院。
投薬治療をしていましたが、日に日に悪化。
私がPMR治療中の病院に強制転院させ診察を受けたところ、胃癌の末期との事。
何故、こんなになるまでほっておいたのと医師から叱られ、「国立病院に入院していました」と答えると・・・・医師は無言に成りました・・・
苦しんだ末、3か月ほどで亡くなりました。
多分、それが引き金に成ったのは事実です。
当時私も胃の調子が優れず、時々バリューム検査をしていました。
胃炎と診断されると、母と同じ胃癌に違いない!
胃炎⇒言えん⇒ガンとは言えん等と真剣に思い込んでいました。
次々と病院を代え検査を実施(母の誤診死後1年以上もドクターショッピングでした)
6件目位の病院で医師に言われました。
何を心配して、何カ所も病院を代え検査をしているのか?
癌だった場合心配しなくても、貴方の年齢なら確実に死ぬから!!
と言うか、もう死んでると思うよ。
それを聞いてハタと目が覚めました。
そうだよな、1年以上も生きている訳がないと自覚できました。
その後、胃薬の投薬治療で症状は徐々に改善しました。
この医師には、感謝あるのみです。
ここから余談です。
当時は、バリウム検査のみで胃カメラなぞは有りませんでした。
現在は山ほど検査があるのですから、誤診などあり得ませんよね。
- 胃内視鏡検査
- 胃部X線検査(バリウム検査)
- 超音波内視鏡検査(Endoscopic ultrasonography:EUS)
- CT検査(Computed Tomography)
- PET検査(Positron Emission Tomography)
- ペプシノゲン検査
その後も胃の不調は有りましたが、癌かも等と思い悩む事は無くなりました。
2006年胃の不調のため医師からピロリ菌検査を勧められ実施したところ、ピロリ菌がいる事が判明。除菌し胃の不調はすっかり無くなりました。
しかし
大事なことは、萎縮性胃炎と診断された場合に、ピロリ菌を除菌したあとも胃がんリスクは残りますので、定期的に1年に1度は胃内視鏡検査を受診するのが賢明です。
という事で、毎年1回の胃カメラ検査を指導され実施しています。
その中で、最近指摘された逆流性食道炎は全く自覚症状が無いので薬は飲んでいません。
※参考
逆流性食道炎ってどんな病気? - 国立長寿医療研究センター (ncgg.go.jp)
食道と胃のつなぎ目に下部食道括約筋という筋肉があり、食物が通過するとき以外は胃の入り口を締めて胃の内容物が食道に逆流しないように働いています。この筋肉が緩むと胃から食道への逆流が起こるようになります。
※ヘリコバクターピロリ菌
ヘリコバクター・ピロリ菌と胃の病気|診療部 消化器内科|明石医療センター (amc1.jp)
【ピロリ菌】とは?特徴とリスクを解説 | GME医学検査研究所
萎縮性胃炎の主な原因は、ピロリ菌感染と言われていますが、ピロリ菌感染は3〜5歳といった幼少期に起こり、成人になってから感染することはほとんどないと言われています。上下水道が整備されている今の日本で井戸水による経口感染は考えにくく、環境が整備されていなかった時代に幼少期を迎えていた高齢者にピロリ菌感染が多く見られます(65歳以上のピロリ菌感染率は80%以上と言われる)。
今時、ピロリ菌検査をしていない方は、いないと思いますがピロリ菌は胃がんの原因の主たるものです。(特に井戸水を飲料水にしておられた方は検査が絶対必要です)
胃の不調のある方は、必ずピロリ菌検査をしましょう。
内視鏡医師の知識シリーズ - 福岡の苦しくない内視鏡専門医療機関|福岡天神内視鏡クリニック消化器福岡博多院 (fukuoka-tenjin-naishikyo.com)
余談が長くなりました。
本題に戻します。
症状は下記記載通りで私の事を書いてあるんじゃないのと思いました。
精神科で調べた訳ではありませんが、多分病気不安症(心気症)だったんでしょうね。
我が友人にも、病気不安症と思われる人が居ます。
彼は、一寸具合が悪いと(腰が痛い・下痢をした・吐き気がした)直ぐ医者に行き、必ずCT検査orMRI検査をしてもらうようです。
先月検査したばかりで全く異常が無いからCT検査・MRI検査はしません。
と言われ、精神科を紹介されたとの事。
(多分医師は、病気不安症と推定し精神科受診を勧められたのではと推定)
彼は、俺を(●●●●)扱いして精神科に行くように言われたと激怒していました。
私は、己の体験を踏まえ医師の気持ちを代弁しましたが、そんな事はあり得ないと聞く耳を持ちませんでした。
多分、病気不安症だと思いす。
彼は精神科に対する誤解・偏見が強い部類に属するのでしょう。
高齢者の中には、精神科に対する誤解・偏見を持つ人が多いように感じます。
気を付けねばと思いました。
病気不安症とは
病気不安症 - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)
病気不安症:どういう時に疑うの?診断方法は?治療方法はあるの? – 株式会社プレシジョン (premedi.co.jp)
病気不安症は、自分は重篤な病気にかかっている、またはかかりつつあると思い込む精神障害です。
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患者は病気にかかっている、あるいはかかるのではないかと深刻に心配しているため、強い苦痛を感じ、日常の役割を果たすのが難しくなります。
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徹底的な評価によって重篤な病気が否定されたにもかかわらず、患者が重篤な病気にかかっている、またはかかりつつあると心配し続ける場合に、この病気と診断されます。
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病気不安症は、かつては心気症と呼ばれていましたが、そのネガティブなニュアンスから、この用語は米国では使用されなくなっています。
この病気は成人期初期に発症する場合が最も多く、男性にも女性にも同程度にみられるようです。
患者はささいな身体症状や正常な身体機能(心臓の鼓動の自覚など)を誤解するために、過度に不安を抱きます。
患者は自分が病気である、または病気になるのではないかという考えに強く取りつかれるために、大きな苦痛を感じ、日常的な役割を果たすことができなくなることがあります。その結果、人間関係や仕事の成績が悪化します。
病気不安症の患者には、身体症状がみられる場合もあれば、みられない場合もあります。
身体症状がみられる場合も、それらの症状は軽度ですが、患者の心配はその症状自体に対するものというより、その症状が意味しているかもしれないこと(すなわち重篤な病気にかかっていること)に対する心配です。
病気に対するおそれが心配の中心になっているわけです。(重大な身体症状もみられる場合は、身体症状症である可能性があります。)病気不安症の患者が身体的な病気にかかっている場合には、その不安はその病気の重さとは不釣り合いに大きなものになります。
自分の体のことを繰り返し調べる人もいます。例えば、繰り返し脈拍を確認して、心拍が規則的かどうかを確認します。新しい身体感覚を怖がりやすい傾向があります。
病気不安症の患者では、頻繁に医療を求める人もいる一方、不安が強すぎて医療を求めない人もいます。
病気が人生の中心を占めており、他者との会話がそればかりとなります。かかっているのではないかと思う病気について詳しく調べます。病気について、たとえ他者のものであっても、すぐに不安を覚えます。
病気不安症の患者は、家族や友人、医師に安心させる言葉を繰り返し求めます。主治医が安心させようとする(例えば、診察や検査の結果は正常であったと伝える)と、しばしば自分の症状を真剣に受け止めてくれないと考えます。
その後、患者はさらに心配になります。患者の際限のない心配に周りの人がうんざりし、人間関係に支障をきたすこともよくあります。
患者はストレスが増えるかもしれない状況(病気の家族を見舞うなど)を避けようとすることもあります。また健康を損ねるかもしれないとおそれる活動(運動など)を避けることもあります。
病気不安症は慢性化する傾向があります。症状が軽快した後に再発する場合もあれば、回復する場合もあります。
原因
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臨床的評価
病気不安症の診断は,DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル5版)の基準に基づいて臨床的に行う。
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患者に重篤な疾患の罹患または発症に関するとらわれが認められる。
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身体症状はないか,あっても最小限である。
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健康に関して強い不安を抱いており,個人的な健康問題について些細なことで警戒する。
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健康状態を繰り返しチェックしているか,不適応的に受診の予約や来院を避けている。
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6カ月以上にわたり病気に関するとらわれが認められるが,その期間中に恐れている具体的な病気が変化することがある。
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うつ病または別の精神障害では十分に説明できない。
顕著な身体症状が認められ,かつ主要な懸念の対象が症状自体である患者は,身体症状症と診断される。
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医師の支援
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ときに抗うつ薬または認知行動療法
親身になってくれる医師との協力的な信頼関係が有益であり、特に定期的に受診していると効果が期待できます。症状にあまり改善がみられない場合は、かかりつけ医の治療を継続しながら、精神科医や他の精神医療従事者を紹介してもらい、さらなる評価や治療を受けると有益なことがあります。
抗うつ薬の一種である選択的セロトニン再取り込み阻害薬による治療で効果が得られる場合があります。認知行動療法も役立つことがあります。
私の経験からすると、医師の衝撃的な言葉により自覚し己の行動を見直したから回復したのだと思います。
本人の気づきと重篤なる病ではない事を納得する事が最短の回復手段だと思います。
そのためには、主治医と患者の信頼関係が何より大切です。
医師は、悪性の病気ではないという事を明確に説明し、患者は分からない事は医師に何でも聞き、納得すれば回復すると思います。
分かっちゃいるけど・・・治らないという方は、やはり精神科の医師の下治療をされる事が良いのでしょう。
有病率
病気不安症の有病率は(DSM-5)によると、1.3~10%程度で性差はなく特に青年早期以降の成人に見られるという。不安障害全体の 生涯有病率は3~4%で、女性に多いとされています。性格傾向が関係していることが多く、元来心配性だと感じている方は多くみられます。
病気不安症患者の体験談
12分程度の動画のです。体験者として、要領よくまとめられていると思います。
心気症とは?/克服(治す)方法/薬は?/どうすれば良い? (youtube.com)
精神科医療機関に関する誤解・偏見について
精神科医療機関への受診患者数は最近急激に増加しています。これはストレス社会を反映した現象であり、精神科への受診に対する抵抗感が減ってきたためと思われます。しかし今でも精神疾患や精神医療に対する偏見と誤解は根強いものがあります。例えば「精神障害は治らない」「精神障害者は何をするかわからなくて怖い」「精神安定剤や睡眠薬は服用すると依存性があってやめられなくなる。服薬を続けていると将来認知症になる」「精神疾患は心が弱いわがままな人の病気だ」など数えあげたらきりがありません。これらはまったく根拠が無いものです。一般に重症な精神疾患と考えられる統合失調症であっても、適切な治療で改善し社会復帰されている患者さんは数多くいますし、精神障害者の犯罪を犯す割合は一般の人に比べけっして高くありません。病気の再発を予防するために長期間の服薬が必要な人がいることは間違いありませんが、適切な服薬を続けているなら、依存状態になることはまれですし、人格を変えたりマインドコントロールするような作用はありません。認知症につながることもありません。全ての人が心の病気になる可能性があり、決して特別な人だけが病気になるわけではありません。誤解と偏見が適切な治療と社会復帰をさまたげ、患者と家族に苦痛を与える要因になっていますし、本来持っている能力を発揮できなくなることは、社会にとっても大きな損失につながります。正しい知識を持つことは、自分自身の、身近な人の心の健康を保ち、必要なときに適切な治療を受けることに役立ちます。精神保健福祉センター、保健所、当事者の会(患者自身の会)、家族会など様々な機関や団体が講習会や交流会を開いています。一度参加されてみるのも良い経験になるのではないでしょうか。
病は気から
「病は気から」ということわざがあります。古くから、気の持ちようが体の具合を左右するといわれており、その考え方は生活にも浸透していますね。
2014年に報告されている大阪大学の研究グループの実験では、ストレスや気分など精神的な作用が免疫に影響するという事が証明されており、さらに2017年に北海道大学から発表された研究では、ストレスが胃腸などの消化器系疾患を起こしたり、突然死を引き起こしたりするメカニズムが解明されています。
メカニズム
免疫とは、細菌やウイルスなどの外敵から体を守るための機能。もともと体に備わっている免疫の1つに「ナチュラルキラー細胞」というものがあり、体内に細菌やウイルスなどの外敵が侵入した際、攻撃し排除してくれます。ナチュラルキラー細胞が機能していれば、免疫力が高い状態でいられます。
そこへ精神的ストレスが加わったとき、脳内に小さな炎症が起きます。炎症が小さいうちはいいのですが、ナチュラルキラー細胞でも対処しきれないほどの炎症になってしまうと免疫機能が低下して、病気にかかりやすい状態になってしまうのです。
対策
特に健康維持に大切だと注目されているのが、笑いです。笑いが健康にもたらす影響の研究も行われており、実際に、アレルギー症状や血糖値の改善、ナチュラルキラー細胞の活性化など、良い効果がたくさん確認されています。
よく笑って過ごせば、ストレスを過剰に重く受け止めることが減り、免疫も向上するというわけです。
ストレスを感じないで毎日を過ごすということは難しいですが、あまりくよくよせず、笑いを取り入れて過ごすよう心がけることが大切です。
「病は気から」は、気持ちを明るく保てば病気になりにくいということを教えてくれているのです。
一般的に、精神疾患は病は気からのパターンに入る事が多いと感じます。
全ての病について、病は気からとの説もあります。上記免疫力低下とストレス等の関係を冷静に考えると、ある意味これも真実なのでしょう。
気にしない!!気にしない!!笑い飛ばしてやりましょう!!
そして何事もポジティブ思考で行きましょう!!
免疫力低下の外部要因:免疫力について|株式会社健康ライフサイエンス(HLS)|免疫力を血液中のリンパ球を用いて定量的に測定し、皆さまの健康(寿命)の維持を科学的にサポートします。 (h-ls.jp)
名古屋ハートセンター (heart-center.or.jp)
免疫力アップ企画 第1回「免疫の低下はストレスが原因!?免疫力アップが期待できる和漢(わかん)とは」 | UP LIFE | 毎日を、あなたらしく、あたらしく。 | Panasonic
「病は気から」は本当だった?――ストレスと免疫|朝礼deポン!ためになる話題|NECネクサソリューションズ (nec-nexs.com)
免疫力アップ~ストレス編~ |料理教室のABCクッキングスタジオ (abc-cooking.co.jp)
ここ迄で本題は終了です。
これ以降は、参考程度に見て下さい。
その他の代表的な不安障害
「不安症」は、以前は「不安障害」と言われていました。 これらは同じ意味になりますが、「障害」という言葉が、重篤で治らない疾患と誤解されやすいことから、最近は「不安症」と呼ぶことが推奨されています。 不安症は、不安・恐怖の異常な高まりによって、精神的につらくなり、日常生活に支障をきたすような疾患の総称です。
調査した範囲では、不安障害と記した資料ばかりでした。
不安症とは
不安症とは差し迫った出来事に対する恐怖や、将来に対する不安が過剰となり、行動や社会生活に影響を与える状態が、成人の場合は6ヶ月、子どもの場合は4週間、続いている状態です。恐怖や不安は現実の出来事や、身体疾患、特殊な物質の使用、治療薬、環境刺激などによって生じることがありますが、そのような理由のある恐怖、不安は含めません。また不安とともに、動悸、呼吸困難、震え、発汗などの身体症状が生じることもあります。特にパニック発作と呼ばれるタイプでは、強い不安と共に、こうした身体症状が急激に生じることが特徴です。
不安症の種類
①パニック障害
パニック障害とは パニック障害とは、突然前触れもなく、動悸、息苦しさ、めまいなどの症状が出現するパニック発作を繰り返し、そのため「またあの発作が起きたらどうしよう」と過度に心配になって、外出などが制限される病気です。
②社交不安障害
人前で注目が集まるような状況で、強い不安や恐怖、緊張を感じ、何か失敗して自分が恥をかくのではないかという心配や強い不安を感じる病気を社交不安障害(SAD)といいます。また、社会不安障害、あがり症と言われることもあります。
⓷強迫性障害
「ドアに鍵をかけたかな?」「鍋を火にかけたままかも」と、不安になって家に戻ったという経験は、一般の人にも認めます。
これらのような不安やこだわりが過度になり、例えば戸締まりや火の元を何度も何度もしつこく確認しても安心できなかったり、特定の数字にこだわるあまり生活が不便になったりする場合は、「強迫性障害」かもしれません。世界保健機関(World Health Organization:WHO)の報告において、生活上の機能障害をひきおこす10大疾患の一つとされています。
④全般性不安障害
全般性不安障害は、漠然とした不安や心配が長期間続き、身体的・精神的な症状が表れている状態のことです。
不安や心配の対象は特定の物事ではなく、仕事や生活、人間関係などのさまざまなものに及ぶのが特徴です。このような漠然とした全体的な不安を「浮動不安」と呼ぶ場合もあります。
不安や心配が慢性化すると、さらに全般性不安障害による症状が定着してしまう恐れもあります。その場合、治療にかかる期間が長引く可能性もあるでしょう。
⑤心的外傷後ストレス障害
PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)とは、死の危険に直面した後、その体験の記憶が自分の意志とは関係なくフラッシュバックのように思い出されたり、悪夢に見たりすることが続き、不安や緊張が高まったり、辛さのあまり現実感がなくなったりする状態です。
PTSDとは?4つの症状の特徴、診断基準、トラウマになる原因をマンガで解説【医師監修】【LITALICO発達ナビ】 (h-navi.jp)
PTSD(Post Traumatic Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害)は、ショック体験や強いストレスをきっかけに、こころにひどく傷を負うことで発症します。
ASDとPTSDの違いは何ですか?
一般に症状が、一ヶ月以上続く時にはPTSD、一ヶ月以下の時にはASDと診断されます。 ASDは、ストレスが起きた時から1ヶ月以内に発症します。 一般に、PTSDは、外傷後3ヶ月以内に発症しますが、外傷後何年もたってから発症することもあります。
不安症の症状
- 動悸がする、心拍数があがる
- 汗が出る
- 体が震える
- 息切れがする、息苦しい
- 窒息する感じがする
- 胸が痛い、胸苦しさがある
- 吐き気、おなかの苦しさ
- めまい、ふらつき、気が遠くなる感じ
心理面(精神症状)
心の病気を発症すると、イライラする、怒りっぽくなるなどの変化が現れることがあります。何となく精神的に落ち着かないと感じるようであれば、自分の心を見つめ直すタイミングかもしれません。
常にイライラしたり、ちょっとしたことで怒りを表に出したりなど、心の変化に自分自身で気づくことが大切です。心の変化は自分自身が一番気づきやすいはずですが、自分の心を見つめ直す余裕がないと、変化を見逃してしまう可能性もあります。
周囲の人から「怒りっぽくなった」、「イライラすることが多くなった」という指摘を受けたら、その忠告に耳を傾けてみましょう。普段から一緒にいる家族や仕事仲間の方が、変化に気づいている場合も少なくありません。
身体面(身体症状)
心の病気を発症すると、疲労感、動悸、不眠、食欲不振など身体的な変化が現れることもあります。
全身のだるさ、倦怠感が長く続くようであれば、心の病気が関係している可能性があります。
動悸や息苦しさは体力不足を疑う事が多く、不眠は眼の疲労から起こることもあるため、これらの症状から心の病気を疑うことはあまり無いと思います。しかし、心の病気のサイン、症状でもあるため注意が必要です。
「疲れ」や「悲しい出来事」などによって、一時的に引き起こされる食欲不振であれば、深く心配する必要はありません。ただ、数日以上にわたって食事がとれない、食欲がない状況が続いたら病気の影響が考えられます。
心の病気を発症すると、疲労感、動悸、不眠、食欲不振など身体的な変化が現れることもあります。
全身のだるさ、倦怠感が長く続くようであれば、心の病気が関係している可能性があります。
動悸や息苦しさは体力不足を疑う事が多く、不眠は眼の疲労から起こることもあるため、これらの症状から心の病気を疑うことはあまり無いと思います。しかし、心の病気のサイン、症状でもあるため注意が必要です。
「疲れ」や「悲しい出来事」などによって、一時的に引き起こされる食欲不振であれば、深く心配する必要はありません。ただ、数日以上にわたって食事がとれない、食欲がない状況が続いたら病気の影響が考えられます。
不安症とうつ病併発の関係
不安障害とうつ病は併発することもあります。不安障害の方がうつ病を併発する割合は70%であるとの説もあります。一方で、うつ病の方が何らかの不安障害を併発している割合は41.1%という調査結果もあり、うつ病と不安障害の併発は珍しくないことが分かります。
病気のサインを感じ取ったら
診療科は
心理面での変化に加えて、身体面に変化が現れていると何処の科を受診すれば良いのか分からずに悩んでしまうことも多いと思います。身体面の変化が現れていたとしても、精神的な変化が大きい場合は精神科、身体的な変化が大きい場合は、心療内科というように心理的サイン、身体的サインの程度を目安にして受診する科を選択すると良いでしょう。
持続的な不安症の場合は、不安な感情が出たときに、かえってそれを強めてしまうような考えや行動をしていることが多いものです。また不安になった、自分が弱いからだ、不安はどんどん悪くなる、いつまでも続くだろう、などの考えが自動的にわいてきます。そして不安になる状況を避けようとします。
実は不安は、最初の5分間くらいがもっとも強く、その後は段々と横ばいになったり、軽くなっていきます。ところが不安を避けることに全力を集中していると、こうした自然の回復を体験することができません。
認知行動療法の結果
認知行動療法は、こうしたメカニズムに注目し、不安を悪化させる考えや行動を徐々に修正し、不安をコントロールできるという自信を取り戻すための治療です。薬物療法と同じか、それ以上の効果があることが知られています。不安症のタイプによって様々なやり方がありますが、多くは保健適用になっています。認知行動療法とは - あらたまこころのクリニック | 名古屋市瑞穂区の心療内科・精神科 (mentalclinic.com)
厚労省で作成された良い資料だと思います。悩まれている方は、是非一読ください。
こころのオンライン避難所│ 厚生労働大臣指定法人・一般社団法人 いのち支える自殺対策推進センター (jscp.or.jp)
電話相談窓口|困った時の相談方法・窓口|まもろうよ こころ|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
厚労省SNS相談
精神科専門医とチャット相談
心(精神)と身体は切り離すことのできないひとつのものです。
心が病めば、結果として身体も病む事に成りかねません。
自力で解決できない事は、一人で悩まない事です。
相談窓口を活用し・精神科医を受診しましょう。

