②こども防災春まつり 防災イメージ | 堺市の交通まちづくりを考える会

②こども防災春まつり 防災イメージ

 早速、主催である津波で水没する堺市消防局に聞いてみたら、翌日(2024年3月16日)美原の防災センター予防部ウメザキさんからご連絡いただいた。イベント内容は消防の体験や働く車展示。

 

ポスター

↑「はたらくクルマ」と題して緊急車両がずらりと並ぶホームページの画像。

緊急車両が人気なのは理解できるが一般的に人気のトラックやバス、ゴミ収集車は掲載されずに自衛隊の戦闘車両が2枚も?!

 

 Google検索では自衛隊は見当たらないのにおかしいね。堺市は「こどもを入り口に集客」と言いながら、こどもに人気のない自衛隊が2枚も掲載されるなんて、忖度あるんじゃないのかな?↓

 

 

Q1、なぜ「こども」防災まつりなの?

Q3、ポスターやホームページではイベントに参加する「働く車」画像が掲載されているが、東日本大震災や能登大地震でも映像で目にした救急車やレスキューがなく、自衛隊や警察の画像が他よりも多い。日本郵政の赤い軽バンに至ってはもはや防災でもない。自衛隊や警察からの圧力や忖度か?また、ガスはあるのに電気や水道の働く車の掲載がないのは相手にされず参加してくれなかったからか?

 

A1、こども用コンテンツを多く用意し昨年も好評だったことを受けたため。お子さんを入口に40歳までの世代に防災の意識を高めてもらいたい意図あり。こどもだけを対象としているわけではない。日本郵政とは防火防災に関する協定に基づいた協力関係がある。←日本郵政に問い合わせたら、そんな部署はないと詳細確認できなかったので、消防本部に再度確認する。

A3、特別な意図はない。

 

IM1、IM3、雰囲気は楽しそうなので集客力も高まりそうだが、告知媒体には違和感だらけだ。それは防災イベントにも関わらず災害救助」や「災害支援」の画像だらけで、画像やイベント内容がタイトルとチグハグだからだ。働く車の展示や消防署体験は防災といえない。ちなみに防災イメージをGoogle検索してみたら以下の検索結果だった。部下や知人にもアンケートしたところ、「ヘルメット」、「リュック」、「備蓄水」、「家具の突っ張り棒」などでGoogle検索結果と同様だ。

 

防災のイメージGoogle検索

 ↑防災イメージのGoogle検索結果

 

 またポスターには救助で見慣れた救急車やオレンジのレスキュー隊などといった画像がない一方で、自衛隊画像が3点、警察車両も3点掲載されていることにアンバランスを感じる。やはり兵器に子どもが乗った写真はポスターのイメージ素材として違和感を拭いきれない。何かに対する「忖度」、助成金があるのかもしれないと勘繰られもするだろう。大阪ガス車両が1点掲載されているが、関西電力や自前の堺市水道局などの災害復旧企業にもアンバランスが見られる。

 

 提案として以下を思いついた。まずタイトルだが、「春まつり」があるなら「秋まつり」も実施してほしい。無いなら「防災まつり」でいい。また高齢者の防災意識が比較的高い一方でお子さんがいるであろう40代までの防災意識を高めたい意図があるのなら、こどもと楽しめる」と吹き出し程度の表現が適している。今の表記だとお子さんいらっしゃらない世帯集客が落ちる。

 さらに背景はGoogle検索結果のような防災グッズや防災家屋補強機材などがいい。後日追記で、おすすめポスターを作成してみよう。加えて総合防災センターには被災時の物資が貯蔵されており、そういった期限切れ近い物資の配布や紹介をしてみてはどうか?

 いずれにしても、堺市の消防局主催なのだから、自衛隊や警察に気兼ねなくオリジナルのイベント内容で市民に防災を周知すればいい。

 

 多少追記すると、私たちの会では東日本大震災ボランティア3度企画して実施できた。現地への高速道路では自衛隊の救助隊がひっきりなしに往来していた。とても心強かった。被災10日後の石巻市での支援活動では、雪の降る夜のテントの中から自衛隊の車両が出入りする気配を感じた。勇気づけられた。やはり自衛隊は防災よりも災害救助や災害支援が似合う。

 

 

 

 

 

『13回目の春を迎える石巻』私たちは2011年3月、6月、9月に宮城県石巻市へ延べ60名ほどで災害支援ボランティアを計3回企画した。https://ameblo.jp/sakailrt…リンクameblo.jp

 

 

 

Q2、総合防災センターは堺市の端っこの美原区にありますが、津波から避けるためですか?また堺市ハザードマップにおいて、津波で水没する「堺市消防本部」も美原区に移転したらいいのでは?

A2、高速道路や主要幹線道路など交通の要衝であることと、堺区の消防本部とは別に所在することで津波や水害の影響を受ける可能性(リスク)を分担するため。

IM2、納得できる。つまり堺区の消防本部は津波や水害の影響を受ける認識をお持ちということ。確かに堺市のハザードマップでは消防本部の水没被害が示されている。具体的には高潮では3〜5m水没、津波では30cm〜1m水没だ。加えて堺消防署はこの水没する消防本部に移転するらしい。このあたりの詳細は後日改めて(その5)消防本部総務担当から説明を受けることになった。ハザードマップはこちら

 

↑堺市消防本部と高潮ハザードマップ

  ↑津波ハザードマップと堺署の移転

 ↑防災まつりホームページの駐車場説明のページ

 

Q4、私が🔵青丸で示した会場の「堺総合防災センター」の位置地図がわかりづらい。会場と駐車場が他よりも目立たないとイベントの案内地図としては適さないので、改善願いたい。 

A4、地図はららぽーと堺から提供いただいたものを転用したため、意見を次回に活かしたい。

IM4、ポスター同様、シーズではなくニーズ、つまり市民目線で行動ください。

 

 

その3に続く

 

【堺市消防局】

堺市堺区大浜南町3丁2番5号

電話番号:072-238-0119(代表)

【総合防災センター】

堺美原区美原区阿弥129-4

電話番号:072-363-2225