最近の気球事業計画について堺市に聞いてみた その5 | 堺市の交通まちづくりを考える会

最近の気球事業計画について堺市に聞いてみた その5

 議会対応でお忙しい観光部観光企画課ですが、お返事いただいた。

Q1、なぜ事業計画を決定する前に鍵穴型に見えないことを確認しなかったのか?

いつ鍵穴型に見えないことを確認したのか?

A1、当事業は上空から百舌鳥古墳群の雄大さを体感していただき、その価値を知っていただくことを目的としており、鍵穴型に見ることを目標にした事業ではありません。なお事前(令和元年度)に100mの高度からの景色は確認しています。

 
●いろいろと無理がある回答だ。「鍵穴型に見ることを目標にした事業ではありません。」と言いながら、いまだに気球ページでは鍵穴に見えるかのような広告を止めていない。喧嘩売ってるんか?

 以下画像は気球発着所から高度を上げて見える古墳の様子。視点が上がるにつれ雄大さが増すどころか、逆に卑小する。これは視点の高さと視野角が反比例するからだ。

 気球に乗っても「雄大さを体感」はできない。

※注 木々に邪魔されず古墳を拝める地点は拝所の鳥居からだが、Googleアースで画像化すると高さ58m以下にはできなかった。高さ0mについては追記した。

 

 そういえば、市長選の際に永藤堺市長に公開質問状として尋ねたが、そこでも古墳の「雄大さを体感」と以下の通り答えてきた。この公開質問状の回答は観光企画課が書いたものだと思う。質しても否定されたが、、、。

 

 

質問5

 2023年5月2日の吉村大阪府知事のツイッター(資料3)では、古墳が鍵穴型に見えないことを示唆しているように読み取れます。またこの事業はあなたが主体だと責任転嫁しているようにも読み取れます。あなたは古墳が鍵穴型に見えないことをこれまでに承知していましたか?

回答5

 古墳の雄大さを体感していただけるものと認識しています。

 



 

Q2、小学生は毎年搭乗するのか?

A2、毎年搭乗する予定です。事業初年度は小学3~6年生、次年度以降(世界遺産影響評価後、事業継続が可能となった場合)は小学3年生のみを対象とする予定です。

 

● 堺市の小学生が毎年行なう「金剛登山」という苦行と同じ様に毎年気球に乗せられる小学生を哀れんだが、1回だけのようで安堵した。しかし、2年目以降の登場者数が激減する。

 

 年に80,000名を予定している気球事業。初年度は堺市内の小学3年〜6年全員が乗るので27,000名、残り53,000名が一般客。2年目からは新3年生だけのようだから約2万名減って6,750名/年しか見込めない。経営危機で心配だ。

 

 

【追記】

 早速拝所に行ってみた。高さ0mから拝する古墳は雄大すぎて視界に収まらないほどだ。以下パノラマ撮影画像参照。



 最も雄大さを実感できるのは御稜を回ることだ。学生さんたちの様に体を鍛えることもできる。一石二鳥。

 拝所には黄色い制服のNPO法人堺観光ボランティア協会のガイドから6分程度のお話を無料で伺える。堺のことがもっと好きになれそう❤️

 


 気球に乗って古墳を上から見下ろすことは必要なのか?最近、心配になってきた。