今、かつての宝塚ファンを想う | riririのブログ

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先日、私の中でちょっとした“事件”がありました。

2014年に宝塚関連のブログを書くようになって以来、初めてアクセス数が0件の日があったのです!

 

驚きではありません。

何しろ観劇の感想は昨年9月の花組『鴛鴦歌合戦』が最後、「自分のブログの価値=宝塚観劇の感想文」と自覚しているので当然のことと思っています。これからも観劇の感想を書くことは当分無いと思うので、むしろこんなアップも滞りがちな弱小ブログに、毎日誰かしらがアクセスしてくれること自体に感謝しています。

 

観劇は続けている 

観劇は今でも続けていています。

最近では、柚香光さんの『アルカンシェル』と彩風咲奈さんのドラマティック・リサイタル『ALL BY MYSELF』を観劇しました。

 

『アルカンシェル』は柚香光さんの退団公演。小池先生演出のオリジナル一本物なんて不安しかなかったけれど、劇中に華やかなショーの場面もあり柚香さんのラストに相応しい良い作品でした。宝塚ファンになった頃、売り出し中の若手スターさんだったれいちゃんが立派なトップスターになって卒業していくのだと思うと感慨深かったです。

 

そして、彩風咲奈さんのドラマティック・リサイタル『ALL BY MYSELF』!!

これがとても、とても良かった。第1幕の最後の「海の見える街」のダンス、もう一度見たいと思っていたので嬉しかったです。

 

咲ちゃんの全てが詰まっている‼️

構成が素晴らしい‼️

ライブビューイングにも行く‼️

ブルーレイも絶対買う‼️

もう思い残すことはない😭

 

興奮覚めやらず、唯一のヅカ友さんに帰りの電車の中で感想ラインを送ってしまいました。

 

いつもだったらね。この感動を誰かと共有したいと、自分なりにその理由を考えて感想をブログにアップしたと思います。“夢の世界”が続くそれは楽しい時間でした。

 

でも宙組劇団員の自死とその一連の報道を知って以来、その“夢”が見れなくなってしまいました。家に帰る頃には楽しかった記憶が“しょぼん”と消え失せ、納得できない現実に引き戻されてしまうのです。残念だし悔しいし寂しいけれど、これが今の正直な気持ちなので仕方がないと思っています。

 

宝塚ファンのブログ

最近、宝塚ファンの方々のブログを読むことが多いのです。それも人事予想や現在公演中の舞台の観劇ブログはなく、ずっと以前に書かれた過去の観劇ブログ。

 

ここのところ現実逃避気味で‥。

でもやっぱり宝塚が好きなので、自分が宝塚ファンになる以前の宝塚作品、つまり10年以上前の公演の動画を観ることが多いからです。そして、心に残った作品を観た時はその当時実際に観た方々の感想を知りたくなるのです。

 

でね。素晴らしいと思ったお芝居やショーの感想はやっぱり素晴らしいのです!

新聞や雑誌にそのまま掲載出来そうな立派な講評であるとともに、プロのライターでは書けない“一ファン”だからこその情熱と温かさがある。

色々な公演の感想をもっと知りたくて、ブログを辿って読み耽ってしまうこともしばしばあります。

 

でね。そのブログが今も続いていると勝手に親近感を持って嬉しくなります。

でも中には更新が途絶えて何年も経つブログも多いのです。しかも何故か止めかたがキッパリしている。ある年、ある月を境に潔いほどキッパリと‥まるでジェンヌさんが宝塚を卒業するように突然途絶えているのです。

 

かつての宝塚ファンを想う

ブログも滞り、宝塚ファンと名乗ることすら逡巡する現在、その途絶えた理由がとても気になります。特に、特定の贔屓や組に偏らず全組を平等に観るタイプのブロガーさんや、人事予想”などせず観劇の感想のみをブログにあげているブロガーさんだと尚更気になります。

 

こんなに素晴らしいブログを何故突然止めてしまったのか。

観劇自体に興味を失ってしまったのか。

それとも何か別の理由があるのか。

今でも宝塚ファンなのか。

 

もちろん、更新が途絶えたブログはただ静かに眠っているだけで何も答えてくれないけれど‥だからなおさら、今、その心情を想います。