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29Oct
- 願望実現が叶わない理由
  世の中には色んな願望実現の方法が出回ってますが、実際叶ったことがある人はどのくらいいるのでしょうか。ある方法では叶わなかったから次はこの方法、またダメだったから次の方法へと願望実現ジプシーの人も多いのではないでしょうか？私もその内の一人でした。色々試してはみたものの一向に叶うことはありませんでした。叶うどころか願望実現を試しだすと、なぜかあまり良くないことが起こりだす気がしていました。色んな方法を試してみた結果、一つの答えにたどり着きました。それは叶わない方が自分にとって都合が良いから叶わなかったということ。そしてその時の心の状態も関係しているようでした。目次なぜ願望実現が叶わないのか本当は叶って欲しくない？願望を実現させるためにはなぜ願望実現が叶わないのか願望実現や引き寄せの法則などに興味を持つときって、必ず「こうなって欲しい」という願望がありますよね？その思いが強ければ強いほど、願えば願うほど、思いは重くなり悲願になってたりします。悲願になるということは、その願いの前提にそれがないと不幸だという強い思いを掲げているのです。前提とは無意識層や思い込みなどです。例えば、幸せになりたいは「今不幸だから幸せになりたい」という前提を。お金持ちになりたいは「今貧乏だからお金が欲しい」という前提を。表面的な自我の願いとは違い、こちらはとてもパワフルで根深いものです。自分ではなかな気付きにくいので厄介ですが、願望実現的に言うと宇宙はこの前提の実現に向けて動いてくれるようです。宇宙にNOはありません。また善悪もないため、あなたがエネルギーを増幅させているものを実現してくれます。その結果が願望実現が叶わないということになるんです。これではどんな願望実現の方法を試してみても叶うことはなさそうですね。どんな方法を試そうともまずは自分なんです。本当は叶って欲しくない？振り返ってみると願いは叶っていなくても、思いは叶ってたりします。思い返すと感情が伴わず、自然にふと頭に湧いたものや想像したものが叶ってたりする。悲願ではなく、前提のないものは簡単に叶ったりします。願望成就や引き寄せの法則などでは語られていませんが、悲願が叶ったからってバラ色の人生ではなかったりする訳です。叶ったのに思っていた事と違うこともある訳です。例えば恋愛成就を望んでいた男性が思っていた人とは違ってがっかりする・・・思っていた職場がブラックで最悪な思いをする・・・とかね。そういう結末だった場合、叶わないほうが良かったりもするもんです。ご縁というのは良いものだけを指すのではなく、悪いご縁というのもあるのです。私たちの潜在意識はそういうことを察知しているのかもしれません。私も願望実現が叶わず悲しい思いをしたけど、今となってはあの時うまくいかなくて良かったなんてことはよくあります。例えば愛成就を願っていたけど、今ではその相手のことは何とも思わないどころから「何であんな人を好きだったんだろう」って・・・名前もフルネームで思い出せない人もいます。だから今は「あの時叶わなくて良かった〜！」って思えます。そう、叶わない方がいいから叶わない。その方が自分(自我)にとって都合が良いから叶わない。心当たりがないですか？心のどこかでその願望に対して怖い気持ちやびびる気持ち、自信がなかったり怯えていたり。もし叶ってしまったら・・・と腰がひけていたり、どこかストッパーが働いていませんか？そもそも人(自我)は変化に不安をおぼえるところがあるため、慣れ親しんだ状況を変えることに恐怖を感じたりします。慣れ親しんだ状況を安心で安全な場所だと認識しているので、変わることに抵抗が生まれるのです。これは脳のシステムで自分を守るために働くため、環境が変わることを危険と判断してストッパーがかかるのです。だから潜在意識では願望実現に対して叶って欲しくないと感じているのかもしれませんね。願望を実現させるためにはここまで身も蓋もない話をして来ましたが、色々試してきた私の見解は本当に叶えたい願望なら行動したくてしょうがない衝動が起こってくるという事です。変化をものともしない、衝動に突き動かされるという感じです。私の周りには成功して自分の夢を叶えている人達がいますが、例外なく彼らは自分が好きなことやワクワクすることに没頭していたし、行動していました。ただそれだけではなく、そのやりたいことにまつわる勉強や先行投資などの努力もしていました。このワクワクだけではなく、やりたくないことも願望実現のために行動(努力)するということが大切です。この好きなことだけではなく「ちょっと嫌だけどやらなくてはいけないこと」をするということは、願望に対して覚悟をするということです。ただワクワクすることだけでは脳は状況の変化についていけず、変化に対してストッパーをかけてくるでしょう。ですが努力をすることで覚悟ができ、変化を受けいれる準備ができるのです。私も長い間、強く願えば願望が現象化すると思っていたし、何の努力もせず簡単に叶って欲しかった。いまだにそう言っているメンターもたくさんいます。そんな教えに従った結果、お金持ちの気分を味わおうと借金してまで高級なものを買ったり、旅行に行ったりを繰り返し、自己破産した人もいると聞きますし、お客さんに損害をもたらし会社を潰してしまって犯罪者になってしまった人もいます。こういう人たちはワクワクだけで、その願いにまつわるやりたくない事はやらなかったのでしょう。だから彼らの願いは叶うことはなかった・・・でも前提は叶っているんです。「ちょっと嫌だけどやらなくてはいけないこと」をすることで前提は変わってきます。少しでもあなたの願望実現のヒントになれば幸いです。
28Sep
- 不安で考えすぎてしまう自分がイヤな時
  考えるのをやめようと思っても、ずっと考えてしまう事ってありますよね？もう辛いから考えたくないのにそこから離れられない・・・苦しいですよね？考えても考えても答えは出ないし、正解がわからない。でも答えが欲しい、正解を導き出したい・・・私もそうでしたからよくわかります。でもその前になぜ考えすぎてしまうのか、なぜ考えるのをやめる事ができないのか知っていますか？その答えと、そして考えすぎる時どうしたらいいのか？心の整え方についてお伝えしていきます。目次自我(思考)の性質考えすぎる性格を直したい心の平安を得るためには自我(思考)の性質人によって誤差はありますが、人間は1日に何万回という思考が働いていると言われています。思考癖が強くない人でも3万回ぐらい思考していると言われていますし、思考癖が強い人だと10万回とも言われています。そしてその自我(思考)を注意深く眺めていると、そのほとんどが今考えなくてもいい事やどうでもいい事、そして非常に多いのがネガティブな事です。でもこれは止めることはできません。前回の記事「将来が不安で恐怖や焦りを感じてるあなたへ」でも書きましたが、これは脳のシステムであり自我の性質なのでどうしようもないのです。この思考のループ(雑念)を禅では【心猿】と言います。海外では【モンキーマインド】と呼ばれていて、脳科学でも使われる用語です。猿と聞くと何となく想像がつくと思いますが、うるさく騒ぎまくり、木から木へ飛び移る猿に見立てているのです。頭の中にたくさんの猿を飼っている状態です。思考とは、駅のホームにたくさんの猿が乗った電車が入れ替わりやって来ては去って行くそんなイメージです。そして本来の私は駅のホームです。考えすぎる性格を直したい先にお伝えしておきます。考えすぎる性格は直さなくってもいいんです。と言うよりも直りません。これは脳の機能なので思考を止めることはできません。自分が思考をしていると思っている限りはその思考に振り回されるばかりです。試しにスクロールしないでこのまま1分間思考を止めてみて下さい。自分が思考をしているのであれば止められるはずです。・・・・・思考を止める事はできましたか？思考を止められた人は続きを読む必要はありません。その状態をぜひ日常にも取り入れてみて下さいね。じゃあ思考を止められなかった人はどうしたらいいのか・・・まずはその思考は自分が思考しているのではない(脳の機能)だと言う事を頭に留めておいて下さい。そして思考から離れる、思考を現れては去って行く【お客さん】だと思ってただ眺める(傍観)と言う状態を繰り返していきます。坐禅や瞑想の状態を日常に取り入れてみるのです。生活や仕事に対する思考は必要なので、目の前の事以外の今しなくてもいい思考を傍観してみて下さい。これを【観照】(かんしょう)と言います。【観照】とは頭の中の猿(思考)を追いかけて思考にふけらず、目の前の猿をただ俯瞰で眺め見る、猿の相手をしないと言う事です。ただただ入れ替わりで現れては去って行く猿を傍観する状態です。心の平安を得るためには1日に何万回ものネガティブな思考に振り回されながら、自我は「幸せになりたい」と思考します。でも自我の願いは叶いません。なぜなら「幸せになりたい」と言う願いは「今幸せではない(だから幸せになりたい)」と言う宣言を宇宙にしているのと同じだからです。「幸せになりたい」という願いは叶ってないけど、「今幸せではない」という思いは叶っている状態です。宇宙は思いを増幅します。そして宇宙には「YES」しかありません。あなたの思いはなんでも叶えてくれます。宇宙ってのは、あふれてくるエネルギーをただただ増幅させる場だ。そしてそれを目の前に形として形成する。それが宇宙の性質だ。＜小池浩著「借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ」より＞すべての思いが叶う事はありませんが、ネガティブな思考はエネルギーが強いようです。なので思考と一体化して感情に振り回されないように【観照】を心がけていきましょう。「無心になりたい」と言う言葉を聞いた事があったり、願ったりした事が誰しも1度はあると思います。無心とはそれこそ「何もない静かな心」や「海が凪いだような心」の状態なのだと以前の私は思っていましたし、私のワークショプにいらした方達も100%そう思われていました。でもそれが勘違いであった事を、以前ワークショップでお世話になっていた禅寺のご住職の著書で教えていただきました。無心とは、自然の心。とらわれない心。川の水のようにつねに流れ続ける心のことです。決して何も感じない心ではなく、感じたことに執着しない心ということなのです。＜金嶽宗信著「心と体を整える朝坐禅」より＞俳優で武道家のブルースリーの名言「Be water(水になれ)」をご存知ですか？「心を空にせよ。型を捨て、形をなくせ。水のように。」と心を流れる水に例えて、生涯大切にした考え方だそうです。ですが水も常に穏やかに流れている訳ではありません。時には濁流となって破壊的な力を持つ事もあります。怒ってはいけない、泣いたり悩んだりしたりしてはいけないと言うことではないのです。無心とは決して無気質な心の事ではありません。むしろビビッドな心そのままであると言う事なのです。思考をしない事は不可能ですが、思考から距離を置く事はできます。思考にとらわれず、乗っ取られず、巻き込まれず、振り回されず、執着せず、サラサラと流れ続ける水のような心になってくると自分の思考に執着するエネルギーが落ちていきます。すると頭の中のおしゃべりが静かになっていき、怒りや悲しみも持続しなくなってきます。考えすぎる自分を嫌悪したり、思考に振り回されたりする事なく、流れる雲やサラサラ流れる水を眺め見るかのようにただただ観照してみて下さいね。
09Sep
- 将来が不安で恐怖や焦りを感じているあなたへ
  漠然と将来が不安な人って多いと思います。夜中に起きてそのまま寝れなくて、急に色んな思いがやってきて、不安で不安で心が押し潰されそうになった経験はありませんか？私はあります。昨今は、感染症や自然災害や紛争などが私達の生活にも暗い影を落とし、不安な気持ちに拍車をかけてしまっているようにも思います。不安な気持ちはどこからやってくるのでしょうか？そしてその心配事は起きないと言われたら、あなたはどう思いますか？そんな心の整え方をお伝えしていきますね。目次大丈夫！あなたの心配ごとの8割は起こらない脳は現実と妄想の区別がつかない将来の不安や恐怖の焦りから逃れるには脳のシステムに振り回されない大丈夫！あなたの心配ごとの8割は起こらない米国ミシガン大学の研究チームが行った調査によると、心配事の80%は起こらないとされています。起きるのは残りの20%ですが、そのうちの8割は、あらかじめ準備して対応すれば、心配事には至らずに解決できるそうです。つまり、そのときにならないと手の打ちようのない「本当の心配事」は全体の４％にすぎないのです。私たちは、このたった4％の発生確率にも関わらず、不安や心配という行為に、多くの時間を費やしています。＜佐藤富雄の名言厳選集より＞上記のことから、私達は96%の起こる確率が低い物事に不安を感じ、振り回されているということです。日本語には「取り越し苦労」という言葉もありますね。「心配していたけれど、実際には何も起こらなくて良かった〜」と言う経験をされた方も多いのではないでしょうか。改めて思い直してみると「そうだよな〜」と理解できることでも、不安に苛まれている渦中ではなかなか気付けないこともよくあります。そしてそういう思考(自我)に巻き込まれている時は、冷静な判断ができなくなります。脳は現実と妄想の区別がつかないですが8割は起こらないと聞いてもすぐには気持ちは切り替えられないし、そんな簡単なことじゃないと思っている方も多いと思います。実は「心配事の8割は起こらない」というデータのお話しには続きがあります。週末に家族でドライブに行くとします。ですが、あなたの頭の中には道に迷ったらどうしよう、途中でタイヤがパンクしたらどうしよう、ガソリンスタンドが見つからなくて、ガソリンが足りなくなったらどうしよう、事故にあってしまったら・・・と心配事がたくさん思い浮かんで、なかなか寝付けませんでした。ドライブ当日は寝不足でイライラしながら居眠り運転。その結果、心配していた通りに事故を起こしてしまいかねません。よほどの心配性でもない限り、ドライブに行く事で寝付けないほど不安になることはないと思いますが、そういう可能性もあるという例え話しです。脳科学では脳は事実と想像の区別がつかないと言われています。まだ起こってもいない心配事について悩んでいると、今その心配事が起こっているかのような体の反応を引き起こします。その結果、心配性な思考習慣が実際にネガティブな結果を招いてしまうのです。引き寄せの法則などでは「(事象を)引き寄せる」という言い方をしますね。不安や心配な妄想を続けるということは、脳的には実体験をしているのと同じなのです。妄想をすればするほど、どんどん潜在意識に刻み続けます。ただこれは、脳のシステムなのでどうしようもありません。脳の役割において【危険回避】は大事な役割ですから、過去の記憶を瞬時に持ち出して、危険を避けようとしているのです。自分を守ろうとしてくれているんですね。だから心配や不安な妄想はやめよう。そしてワクワクやポジティブシンキングをしようと思ってもできないのは、この脳のシステムがあるからなんですね。将来の不安や恐怖の焦りから逃れるには脳のシステムについて理解出来ても、結局今の不安な現実から逃れるにはどうしたらいいのでしょう？まず現実的な話しをすれば、準備をすると言うことです。現実に対処しましょう。手始めに何が心配なのか何が不安なのか、書き出してみてください。気持ちや思いを具対的にしてみてください。そしてその中に対処できるものがあれば、実際に動いてみてください。なんでもいいのです。資格を取るでも、勉強をするでも、ネットで情報を集めるでも。また詳しい人に会いに行ったり、ワークショップやセミナーに参加してみたり、公共機関で相談してみたり。節約してみるとか、お金を貯めてみるなどできることは色々あると思います。思いつくものをなんでもやってみて、とにかくその心配ごとや悩みを回避できる具体的な情報を集めて動いてみる事です。脳のシステムに振り回されないそして脳のシステムに振り回されないように距離を置く事。基本的に脳は危険回避というシステムがあるため、全ての不安や心配からは逃れられません。脳はどんなに準備万端でも「全てにおいて大丈夫！」とはなりません。性格にもよりますが、なかなか絶対的な大安心を得ることは出来ません。今不安や心配事がなくても、脳のシステム上、また新たな心配事を探し出します。なのでその脳のシステムをまずは頭に入れておく事です。詳しくは別の項で書きますが、実は頭の中のおしゃべりは本当の自分の思考ではありません。自分の思考だとと思っている思考が、実は自分が考えているのものではないのです。訳がわからなくなりましたか？バカバカしいと思われますか？では試しにこのままスクロールせずに、1分間だけ頭の中のおしゃべり、思考を止めてみてください。・・・・・・できましたか？私はこの事実に気がついて生き方が変わりました。自分の思考なら止める事ができるはずなのに、それが出来ないのです。愕然としました。これも脳の危機管理のシステムです。壊れたラジオのようにずっとおしゃべりを止めません。この思考をしない、考えない練習をしていると今度は「考えないとヤバイぞ、おかしくなるぞ」と思考をし始めます。ではこの思考は何なのか。これを自我やエゴと言います。禅では自我やエゴを見抜く事、そしてこの自分はいないという事が完全に腑に落ちる事を悟りと言います。不安や心配、恐怖、感情的になっている時は、例外なくこの自我に飲み込まれている状態です。あなたもぜひ思考をしない、考えない練習をまずやってみてください。もちろん日常生活や仕事中など思考をしないといけない時は思考をして下さいね。
26Aug
- 人前で侮辱された｜悔しい気持ちを消すために
  人前で侮辱されて、悔しくて悔しくて言い返したり仕返ししたりしてやりたい、言いまかして敗北させてやりたいと思った経験はありますか？私はあります。得策じゃないと分かっていても、気持ちが納まらないから自分の正しさを主張してやりたい。相手に非を認めさせて、負かしてやりたいと言う気持ちになりますよね。でもやっぱりそれって得策じゃないんです。自分の感情に巻き込まれいては、負かされていては、いつまでも平安な心は訪れません。自分の気持ちを整理して、相手への気持ちも消化するための心の整え方、またなんで仕返しは得策ではないのかもお伝えしていきますね。目次何に腹が立ったのか？仕返しは得策じゃない訳幸福だけ、良い事だけと言うのは不可能何に腹が立ったのか？まずはここが一番大事。何に腹が立ったのかはあなたにしかわかりません。ここをはっきりさせる事。紙でもスマホのメモでも構わないので、箇条書きしてみましょう。目の前に映し出された腹がたった現実はあなたの中にあります。あなたのどんな思考がその現実に反映されているのでしょうか。またなぜその現実が起きてきたのでしょうか。この世は鏡であるとは一体どういう事でしょうか？　目の前に映し出された現実という名の映像は、あなたのどんな考え方の反映なのでしょう。思考が映像化されているため、そこには解釈が必要なようです。あなたの内なる世界が象徴的に物質を通して表現されています。＜津留晃一メッセージ集「鏡」より＞＞＞津留晃一メッセージ集「鏡」また何かに対して腹が立っただけではなく、あなたの中に常に以下のような感覚がないですか？そしてそれに対して怯えたり、おどおどしていたり、殻に閉じこもっていたり、精神的に避けていたり、見ないようにしていないでしょうか？そこも注意深く見ていきましょう。いつか責められるいつか怒られるいつか叱られるいつかなじられるいつかバカにされるいつか見下されるいつか嫌われるいつか見放されるいつか侮辱されるいつか怒鳴られる　など「いつか」は「誰か」に置き換えた方がしっくりくる人もいると思います。その場合は「いつか誰かに責められる」でもいいですし「いつか〇〇(名前)に責められる」など、しっくりする言葉に置き換えて書き出してみて下さい。あなたが「誰かに否定された」と感じるとしたら、それはあなたが自分を否定している事の現れです。心の奥深くで「いつか◯◯に責められる」などと言う気持ちを抱えていると、現実にそう言う事象が起こってきます。あなたが何も否定しなくなったとき、もう誰かによって否定されるという出来事は起こらなくなってきます。仮に否定されても気にならなくなります。仕返しは得策じゃない訳怒りや悲しみが湧いてきた時、なかなかその事が頭から離れないですよね。自我(思考)は常に自分が「正しい」と思っていますから、自分が負けたなんて思いたくもありません。ただただ自分の正しさを証明するために、納得するために思考し続けます。例え仕返しをしなかったにしても、相手を下げずむ言葉をずっと頭の中で繰り返しているかもしれません。でもそれではあなたの心が荒んでいくばかりです。一説によると「脳は主語を理解できない」と言われています。主語が理解できないので、自分が発した言葉すべてを自分のこととして捉えてしまい、人の悪口を言うと脳の中では自分が悪口を言われた時と同じ状態になるのです。つまり相手の悪口を頭の中で繰り返すと、自分自身に対しての悪口として判断してしまい、自分自身を傷つけると言うものです。ただこれは脳科学でちゃんとしたエビデンスがある訳ではないようです。ですが確かに人をけなしてばかりいると、なぜか自己嫌悪に陥ってみたり、気分が落ち込むと言うような経験はありませんか？私はあながちただの情報ではないようにも思います。仮に仕返しができたとしても、スッキリするのはその時だけです。人には慈悲の心や仏性が備わってますから、時間が経つにつれて無意識に罪悪感や後ろめたさが湧いてきて完全にスッキリする事はないでしょう。それに仕返しをした相手の恨みを買ってしまい、不毛な争いを生んで余計なエネルギーや時間を使うことになるかもしれません。また新たな良くない事象を引き寄せるだけです。幸福だけ、良い事だけと言うのは不可能できることならイヤなことや悪いことが起きないで、良いことや幸せだけが欲しいですよね？【陰陽太極図】を目にした事はありますか？目にしたことはあっても意味までは知らない人もいると思います。古代中国から伝わる教えで「万物には陰の気を持つものと、陽の気を持つものに分けられる」と言われています。諸説ありますが「陰極まれば陽に転ず、陽極まれば陰に転ず」と言うのが一番ポピュラーで、聞いた事がある人もいると思います。また白黒の小さい丸ですが「陰の中にも陽が含まれ、陽の中にも陰が含まれ、万物は100%ではない」と言う意味を指しています。また禅語には【両忘(りょうぼう)】と言う言葉があります。「2つのことを忘れなさい」言う意味です。2つのこととは、両極にある2つのことです。是と非、善と悪、美と醜、愛と憎など両者の対立を忘れ去りなさいと言うことです。もうお気づきだと思いますが、この3次元の世界はどちらか片方だけでは存在できません。光があるから闇を認識できるように、幸せがあるから不幸を認識する事ができるし、良い事があるから悪い事を認識できる訳です。比較ができなければ、区別も理解もできません。ですが私たちの自我(思考)は、常にこの2つの間で選択し、迷い、比較し、罰し、決めつけて揺れ動き、良い方だけを欲しがります。この世は二極の世界です。片方を選ぶと言う事は、もれなく片方もついてくると言う事です。ただ先ほどの陰陽太極図の話に戻りますが、片方だけがあり続ける事もまたあり得ない訳です。「不幸な事だけ」「悪い事だけ」はあり得ません。宇宙は常に変化しています。一つだけ変わらない事は「変化する事」です。禅はこの2極を超えていく事、そこを超えなければ本当の安心(あんじん)、心の安住はないと教えてくれます。両方あって当たり前。陰に振り回される事なく、陽に踊らされる事なく、素直にサラサラとどちらも受け入れて無心である事。無心とは「なにもない心、無機質な心」のことではなく「自然の心、とらわれない心」川の水のようにつねに流れ続ける心のこと。決してなにも感じない心ではなく、感じたことに執着しない心ということなのです。上記は私の心の師匠で、とある禅寺のご住職のお言葉です。こう言う考え方が身に付くだけでも生きやすくなりますよね。
20Aug
- もうイヤな思いをしたくない！じゃあ被害者という立場をやめよう
  相手に何かされたり言われたことで、悔しい思いや悲しい思いをしている時。でも実はその現象に対して、自分で無意識に被害者の立場を選んでいるんです。そんなこと言われても納得できないですよね？被害者の立場をやめるとはどういうことなのか、やめるとどうなるのか？また心が苦しい時の応急処置や、根深い辛さへの対処法も紹介していきますね。目次なぜ被害者の立場をとってしまうのかあなたを傷つけるのはあなた自身心が苦しい時の応急処置応急処置でも気持ちがおさまらなかったらなぜ被害者の立場をとってしまうのか被害者の立場とは、〇〇された・・・〇〇って言われた・・・なんで私が・・・私が何をしたの！？・・・一生懸命やって来たのに・・・何でこんな目に合うの？・・・などの反応です。感覚的に相手の方がエネルギーが上で、まっとうに言い返すこともできない状態です。私は被害者だ、嫌な思いをさせられた・・・という思いがある内は、ずっとそういう立場が続きます。私たちは傷ついて嫌な感情が起こってくると、自分を守り癒すために無意識に被害者の立場をとってしまいます。でも「嫌な思いをさせられた」「私は被害者だ」という思いがなくなれば、今すぐに被害者ではなくなります。そうは言っても、実際にムカつくことを言われたし、傷つくことをされたし、こちらは何の非もないじゃないか！と思われる方もいらっしゃるでしょう。それが普通の感情です。でもそれが被害者の立場をとっているということです。別に被害者の立ち位置じゃなくてもいいのに、あなたはなぜか被害者の立場を選び続けます。身に覚えがないでしょうか。私もずっと被害者の立場を取り続けてきた一人です。私にもイヤな上司がいました。私より後から会社に入ってきてた人でしたが、最初は彼も舐められまいと必死だったのか、私だけに限らず周りの人に対しても頭ごなしに突っかかってきたり、公衆の面前で嫌味を言ったり・・・私も最初は悔しい思いもしたし、感情に流されそうにもなりました。でも被害者の立場をやめてからは上司に突っかられることもなくなりました。それどころか数日かけてこの記事を書いている最中に、彼が突然会社を辞めるという流れが起こってきました。心が変わるとそんなびっくりするような変化が突然起こってきます。あなたを傷つけるのはあなた自身この宇宙において、あなた自身を傷つける事ができるものは、あなた自身の考え方以外には存在しません。＜津留晃一メッセージ集「加害者」より＞＞＞津留晃一メッセージ集「加害者」私たちは他人から言われた、された事によって傷つくと思っています。ですが実は自分の中にある受け入れられない事、否定している事、良くないと思っている事を他人を通して認識させられるから傷ついてしまうのです。傷ついた時に「やっぱりね。」って思った事ありませんか？それは相手がそういう人だと薄々気がついていたからではなく、最初から自分の中にあったから「やっぱりね。」って思うんです。同じことを言われても傷つかない人がいるのはそういう違いがあるんです。そして何度も同じようなことで傷つき、悲しい現象が起こってきても、被害者の立場をやめずに一層思いを強固にしていきます。ただ相手を加害者として認識して終わりです。これではいつまでも被害者の立場をやめることはできません。何かに傷ついた時、ムカついた時、悲しい時。自分の中に浮かんでくる言葉に気づいていて下さい。意識を向けて下さい。怒りの下には悲しみが横たわっているはずです。心が苦しい時の応急処置応急処置としては、今感じている苦しい感情の中に入っていき、感情を思いっきり感じきってください。「悔しい！！！！！」「ムカつく！！！！！」と怒りを口に出すとか、号泣するとか、さめざめと泣くでもいいです。私の場合は、手のひらに爪の跡がつくほど強く握りこぶしを握り「悔しいーーーーーー！！！！！」と、ぐーーーーっと身体中で感情を感じ切ります。そして周りに配慮して可能であれば、思いっきり感情を込めて、スリッパやクッションなどの壊れない物を壁や床に叩きつけたり、殴ったりしてました。また枕につっぷして「悔しいーーーーー！！！！！」と声を上げるなどもしていました。もちろん叫べる環境であれば、思いつくまま口に出して叫んでもOKです。会社や人のいる場所では目をつぶって、握りこぶしを握って感じきるだけでも効果はありますよ。・感情を感じ切る・人ではなく、壊れない物に当たる・思いつくまま口に出す、許される環境なら叫ぶ感情の赴くままに、感情を排除したり抑圧しないで感情を出し切るのがコツです。確かにスリッパやクッションを床に叩きつけたり殴ったりする姿は側から見たら怖い姿だと思います。でも人間ってそんな猟奇的な姿を誰しも隠して生きています。子供じゃないんだから・・・なんか怖い人、痛い人なんじゃないかなんて気にしなくていいです。もちろん人前でやったら怖くて痛い人です。でもあなたは今苦しくて楽になりたいんですよね？周りに迷惑をかけなければ、あなたの感情を感じ切るのは何も問題がないです。あなたが思うまま思いっきりやりましょう。一人暮らしでなければ、お風呂やトイレや車の中でやってみて下さい。感情はエネルギーです。不快な感情は感じきらないと心の中に残り続け、また何かの拍子に顔を出します。感情は出してあげないと昇華できません。感情は感じるためにあります。感じきってあげないと不完全燃焼でくすぶり続け、また被害者の立場に戻ってしまいます。私たちは感情を抑えて殺して、自分の心をコントロールしよう、うまく立ち回ろうとして、感情を溜め込んでいるようです。感情を吐き出す事でスッキリしますよ。応急処置でも気持ちがおさまらなかったら応急処置でスッキリすることもありますが、何度も繰り返すこともあります。それはその思いの根が深いからです。そんな時は、感情や気持ちにしっかりフォーカスしましょう。今、頭の中に色々な思いが巡っていますね？ここに書かれてる事が「ホントかよ？」って思いはちょっと横に置いておいて下さいね。今はあなたの苦しさに集中しましょう。そっちの方がよっぽど大事で重要です。さて根本治療の方法をご紹介しましょう。頭に浮かんできた言葉を書き出しましょう。ただそれだけです。え！？終わり？？と思った方も多いでしょう。はい、終わりです。ですがこの方法、とっても効果があるんです。そして普段、自分が無意識に思っている事を明るみにしてくれます。こんな言葉が自分の中にあったから傷ついていたんだ、悲しかったんだという事を明るみにしてくれます。ただし、ちょっとしたコツがあります。それは相手に思う事ではなく、私にフォーカスする事です。何かイヤなことを言われたりされたりした時、必ず「私は◯◯◯だ」という言葉があるはずです。普段は感情に押し流されてそんな言葉があるなんて思いもしませんが、必ずあるはずです。それを書き出していきます。例えば「私は愛されない」「私は認めてもらえない」「私はいつも嫌われる」「私は役立たずだ」「私は仲間外れにされる」「私には価値がない」「私は邪魔者だ」などなどです。これらは普段は気付きませんが、あなたの無意識層にある言葉です。最初はなかなか出てこないかもしれませんが、時間をかけて向き合うと少しづつ自然に浮かんできます。普通は相手フォーカスするので、あいつは〇〇だと出てくるのが普通です。でもそれでは被害者の立場のままです。これが自分の中にある受け入れられない事、否定している事、良くないと思っている事で、他人を通して認識させられて傷ついてしまうのです。そしてこれが自分の中にあることを認識してください。・相手ではなく、自分にフォーカスする・「私は◯◯◯だ」という言葉を書き出す・自分の無意識層にそういう言葉がある事を認識する実はこっちの方がしっくりきて、応急処置になる人もいます。最初はなかなか言葉が出てこないかもしれませんが、そういう時は見たり聞いたりする言葉で自分の気持ちにぴったりな言葉があれば書きとめておくといいですよ。そして自分に対して思っている無意識層の言葉を書き終えたら、自分の中にそんな気持ちがあったことを眺めてください。そして「イヤな思いをさせてごめんね。」と自分をねぎらってあげて下さい。何度も何度もねぎらって認めてあげてください。心が変わるとそんなびっくりするような変化が突然起こってきます。私は今まで何度も経験してきました。自分にあった方法で、あなたが少しでも早く楽になり癒されるように祈ってます！
15Aug
- いつだって今が最善？
  この世は不条理で不平等で理不尽なことばかり。どうしてこうも恵まれている人、豊かな人、成功している人、輝いている人、愛される人ばかりが目についてしまうんでしょうか。なのになんで「今が最善」なんて思えるでしょうか。実はこれには先があるのです。考え方一つで生き方は変わっていきます。目次不条理なことはたくさんある悪いこととは限らないこの瞬間が最善不条理なことはたくさんあるこれは2022年の北京オリンピックで惜しくも4回転半のジャンプに失敗し、金メダル3連覇を期待されていたにも関わらず、4位になった羽生結弦さんの言葉です。彼のように世界の頂点に上り詰めた人でさえ、この世は不条理なことばかりです。皆さんの記憶の中にある羽生結弦は、ソチ五輪だったり平昌五輪だったり、成功している自分が多いかもしれないですけど・・・ここまで競技を続けるにあたって、自分の中のどん底を何回も何回も見てきました。そういう意味でもまた今回大人になって、人生って報われる事が全てじゃないんだなって。ただ報われなかった今は、報われなかった今で幸せだな。不条理な事はたくさんありますけど、少しでも前を向いて歩いていけるように頑張っていきたいと思います。＜羽生結弦／北京オリンピックのエキシビジョン後のインタビューより＞私は正直彼の口から「不条理な事はたくさんあるけど」と言う言葉が出てきた事に驚きました。そんな言葉が彼の口から出てくるイメージがなかったからです。だからとても印象的でした。私は以前、シンギングボウルを使ったワークショップを主催していてたくさんの方とお会いしてきましたが「幸せで幸せでしょうがない」と言う人に会った事がありません。現在願いが叶ったばかりの人で幸せな人はいくらでもいるでしょうが、その幸せは手に入れた瞬間から色あせていきます。心(自我)とはそう言うものです。なんと虚しい事でしょう。悪いこととは限らない「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」と言う昔の中国の書物に書かれている逸話をご存知でしょうか？書物は知らなくても、一度は耳に目にした事がある人も多いと思います。ざっとあらすじをご紹介しますね。とある村に住む老人の馬が逃げ、村の住人は気の毒がったのですが老人は「これは福になるかもしれない」と言いました。するとしばらくしてその馬が俊馬(足の速い馬)を連れて帰ってきたのです。周りの住人は喜んだのですが、老人は「これは禍(災い)になるかもしれない」と言いました。そしてある日老人の息子が、その駿馬から落ちて骨折をしてしまいました。ですが骨折が幸いして、息子は兵役を免れて命が助かったのです。これは天邪鬼な老人の話ではなく「幸不幸は予測できないので、安易に喜んだり悲しんだりするに足らない」「何が禍福に転じるかはわからない」と言う教訓です。物事は続いていくのです。全ては完結形ではないのです。日本にも同じような意味のことわざはたくさんありますね。雨降って地固まる楽あれば苦あり災い転じて福となす一寸先は闇禍福はあざなえる縄のごとし　などこの瞬間が最善禅では「この瞬間を生きる」「今ここ」や、スピリチャルや精神世界では「この瞬間しかない」「この瞬間しか存在しない」などと言う導きがよく出てきます。これまでに耳にしたり目にしたりした人も多いのではないでしょうか。また量子力学や物理学などでも研究されていて「時間は存在しない」と言う概念が存在します。上記の「悪いこととは限らない」の章では物事は続いていくと書きましたが、それはこの世の成り立ちで、本質の私たちは瞬間しか存在しないと言われてます。本質でしかない赤ちゃんはや動物はまさにそうですよね。ですが私たちは、過去や未来に囚われて喜怒哀楽に振り回されます。そして今にいる事ができません。常に過去や未来のことを考えています。あなたの今いるべき場所は、常にそこであり、他のどんな場所でもありません。今いるあなたの場所が、あなたにとって意識の進化のために最善の状態なのです。今ある状態が、あなたのハイヤーセルフがあなたのためにしつらえた最高の学びのステージだと考えてください。＜津留晃一メッセージ集「今この瞬間が最善」より＞津留晃一メッセージ集「今この瞬間が最善」なかなか今が最善の状態だなんて思えないかもしれませんが、ただただ信じてみてください。私も何度も何度も信じる事から始めました。そしてそこから少しづつ、楽でシンプルな旅が始まりました。
11Aug
- 私の旅の始まり
  あなたが自分だと思ってる私は本当の私ではないこの何のこっちゃ？から始まった私の旅。旅を始めた頃は、苦して辛くて悲しくて、惨めで情けなくて、心が押し潰されそうだった・・・今も旅の途中ではあるけど、シンプルで楽に生きられるようになったのは間違いなく旅の途中で出会った、自我についての学びや禅の教えや脳科学やスピリチャルなどの、目には見えない一般常識ではない感性だった。脳の記憶って危ういものだから、しっかりとした知識として身についたもの以外は時間が経つと抜け落ちてしまったり、間違った知識に上書きしてしまったりもする。だから私が楽に生きられるようになった方法や情報、そして心に残ったことや琴線に触れたものをここに書き残しておこうと思います。