採用担当者の妻・・・ -3ページ目

◆悪天候時の面接

雪のクリスマスも仕事などで時間に

追われる事情を抱える方にとっては恨めしい天気でもある。


そしてうちにも1人、その弊害を受け、浮かない顔で休日を過ごさねばならない人がいる。


夫だ。


大雪になることは天気予報でわかっていることなのだが、


応募者の面接日が予報の前に決定してしまっていた場合、


予め起きる様々なケースを想定しているものの、


基本的には、先方からの連絡がない限り、


予定通りの時間に来社されるものとして、こちらも


用意をしている。


そんな中…先日の大雪の日に起きた事件。


次週には開始する新規事業関連で、急募中の

人材が、最終的な面接で来社する予定になっていた。


夫は面接場所の愛知の事業所に向け、東京から移動中だった。

そこに、応募者から名古屋オフィスに電話が入っていた。


「今、●●駅におります。すくなくとも1時間は遅れると思います」


「雪もありますし、無理なさらずに、気をつけてお越し下さい」


電話口に出たスタッフはそう伝えたと言う。


先日58年ぶりの大雪が降ったあの名古屋。たしかに大変な日だ。

その電話があったきり、とうとうその日は来社されなかった。

最初の電話以降、遅れる旨の連絡も来なかった。


何時間も遅れる列車遅延の情報はなかった。

こちらから電話しても留守電にもならない状態。


もしかして、携帯は家に忘れたため、駅から電話したとか?

すると、本人は車で移動中だったのか?

最悪のことも考えざるを得ない。


警察に電話したが、仮に、事故に巻き込まれたとの情報があったとしても、

家族でない限り、お伝えできないとのこと。

結局、最後に電話を受けたスタッフが、その時の様子や、

彼にどういう言葉を伝えたのか、など

夫から、細かく尋問されることとなった。

聞かれたスタッフも、責任を感じただろう。


また、この日お会いできなかったために、来週からの新規プロジェクトにも

影響が出ることとなった。

などなど、大雪というイレギュラーな情況下で会社もいつにない対応に

追われたのだが、


今回、そんな“自然災害”は我が家にも及んだ。


面接が終わると同時に翌日から法事のため、愛知よりもっと西へ、家族で向う予定にしていた。5歳と1歳のミニ怪獣を引き連れ、採妻は友人宅で、夫の仕事が終了するのを待機。


夫からメール

「1時間ほど遅れることになりました」

採妻「はいはい。じゃ7時くらいに名古屋駅ね」


その後、先述の通りで、我々家族は友人宅にそのまま泊まり、夫は3500円でビジネスホテルに素泊まり。

さらに、乗車券を、安いという理由で当日指定のものを買っていた。

「今日は使えなくなった。払い戻した。全額帰ってこなかった…」

「なんだ~だったらムリして行ったのに」

「いや、あの雪じゃ危ないから」


ああ、1円でも安いほど嬉しい夫が、どれほどのショックを受けたことであろうか…


そして今。面接相手の所在などは未だ未解決のまま、現在に至る…


晴れ男の夫には珍しい不運日だった。


時々、連絡もなく、面接に来ない方はいるが、


今回のケースは採妻も、本当に無事でいるのかが気になっていて、

所在わかり次第我が家にも一報入れるように、と夫にお願いをしている。


ちなみに、

新幹線などで地方から、東京で面接を受ける方は台風や雪などの

悪天候に左右されがちだが、こういった応募者の方は大概、

「当日、遅れるといけないので」

前日から上京するなど、各自それなりの事前対応をしているようだが

当日の移動で仮に遅れることがあっても、

悪天候の事情がある場合は

他日に変更ももちろん受け容れている。

遅れたり、急に来れなくなることが、採用選考にマイナスになることはない。

悪天候の場合ならなおさらだ。





◆就農

11/27(日)朝日新聞 朝刊 3面


国による若者の就農支援が来年度からはじまるらしい。


下記記事の抜粋。


・ハローワークなどに訪れる若者を対象。

 本人の関心・適性から合宿研修を紹介

・半年間の泊まりこみ合宿で農作業に必要な技術や資格を身につける

・茨城県と長野県の3箇所にある農業研修施設

・大型特殊自動車・フォークリフトなどの運転技術も学べる

・“ニート”層向けに高校教員OBが生活指導も行う


若者からの農業や漁業に対しての関心が実際、ここ数年でかなり伸びてきている他、

時代も今、食の安全や健康を求める向きがある。たとえば有機栽培がかなり注目されているが、

そんなところでも大きな力となりそうだ。


そう思っていろいろ調べていたら

http://www.nca.or.jp/Be-farmer/inote/linksel.cgi?zokusei=shind


↑就農情報を結構詳しく載せている。


余談だが私の高校時代の同級生で、仲間内では唯一無比のエリートコース(京大⇒国家公務員)に進んだ友人が、数年前、北海道で事業支援助成を受けながら、酪農への道を歩み始めた。知らせを受けたときはびっくりしたが、彼らしいとも思った。当時から一歩一歩着実に前進する超自己管理の人だったので、どんな道に進んでも成功しそうな気がしている。

書けないときに

就活生にとって大事な時期に本テーマ「採用」について、発信できず自他ともにもどかしい?

日々が続いている。

夫婦の会話が、それぞれの持ち場で手一杯、忙殺されているここ数ヶ月…


で、久しぶりにここまできておいて別テーマを目的にしていてなお自分がうらめしい。

ま、とにかく目的である自分へ気付薬、または、どこかで似たような思いをしているあなたへ

夏ばて予防の土用のうなぎ並みの作用を期待しつつ…


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普段軽く読み流す程度の雑誌(日経ビジネス)の巻頭コラムが目にとまった。

ひさしぶりに心が動かされた文章であった。


『夕訓無訓』というコーナーで倉本聰さんによる、


「自分の力」ではない

純粋さが良い作品を生む


というタイトルのコラム。


「作品が全く書けなくなったことが4年つづいた」とき

「棟方志功さんの話に耳を奪われた」

という。


「『俺は自分の作品に責任が持てない。作品を作っているのは、

自分ではないのだから』。」


「自分は作っているのではなく、作らされているのだろうか」


「神なり霊なりを降りて来させることアーティストの使命なのだと気がつきました」


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たしか、幸田露伴の小説の中にもあったな。

著名な彫刻家の話。

彫ろうと思って彫るのではなく、木の中に仏様が見えてくるのだ、というような台詞があった。

極めるということはそういうことなのか。

そういう話はこれまで何度となく耳にしたけれど、

今回は、いままでとは少しだけ違う感覚が伴った。


心のもやが晴れてきた、不思議な感覚があった。








(TB用) ピンチを成功にかえた人が垣間見られる過去blog

ピンチにさらされても、がんばる人がところどころに垣間見られます。

◆ 遅刻して採用

↑早計にあきらめないで良かった…という話、こっちが失敗と思っていても、相手(採用担当)はそうでもなかったり…

 

◆人生相談化する採用面接

↑中途採用にまつわる出来事ですが…

 

◆大学へのお礼

↑卒業できなくて…

 

■採用の裏話とはいうものの、がんばる人を見るとつい熱くなる…その思いのやり場をつくるため、blogを書いています。

◆良い人材とは

「採用やってると、みんな『“いい人”採りたい』『“いい人”がほしい』て言うよね…ほんとつくづく思うけど、その“いい人”ってのはさ…」

いつになく熱の入った調子で言葉に力が入る夫。

「早い、ウマイ、安い、だよ」 

採妻「…」

採用という仕事は、人をフルイにかけてランク付けするような、おこがましい仕事で、採用担当者はそれを勘違いして、人を上から見下ろすような視線になりがちなんじゃ…そんなふうに以前思っていた。
以下の夫の話を聞けば、そうではないことが良くわかる。

「結局さ、スキルがあれば、それはどこかで活かしようはあるわけ。
ただ、それが“うちの会社で今、必要な仕事”に関連していなけりゃ、
採用しようがないわけですよ」

「ああ、そういうことね。それがどうして“牛丼”みたいなことになるわけ」

「スキルとしては同等の2人が、1人は人材紹介会社経由、1人はうちのネット経由でそれぞれ応募してきたとするじゃん」

「ふんふん」

「で、人材紹介会社からのほうが仮にちょっと“いい人”だったとしても、僕はネット経由の方を採るね」

「なんで」

「タダだからだよ」(採用経費がかからないという意味)

(参考:当blog「◆適性テストで落ちる(2)※注」)

「ああ、それが“安い”ね」

「そうそう。だけどさ、そんなにいいタイミングで“いい人”採用できることって珍しいんだよね。だから、派遣会社が、栄えるんだと思うよ。
派遣つかってでも人を入れたいって場合がある」

「“早い”のが売りってことね」


ただし、経営的な側面、会社の将来を支える人材、という長期的視点からは考えにくいコンセプトではある。
しかし、会社は一刻一刻の業務で糧としているからには、この考え方は、優先するものだろう。

◆1人9万円で採用するコツ

新卒採用にかかったコストから、「内定者1人あたり9万円」と算出し、


毎年最安値でホクホク笑顔の夫。



「これで一冊本がかけますよ、なんて出版社から言われたよお^v^」



夫は普段の生活からして相当、


安いととにかくうれしい性分なので、


その笑顔も、見慣れた光景ではある…



夫の会社で一番需要の高い職種は、SE職だ。


Web系のエンジニアなどの需要も急増、


慢性的な人材不足となっていて、人の取り合いというのが現状。


そういった中で、目標人員をなるべく安いコストで、採用するのが夫の仕事なので、


単なる採用といって待っているだけでは始まらない。攻めの姿勢が大事なのだ。


求人広告ひとつとってもかなり分析して表現を工夫している。


SE職でいえば、

SIで上流工程のどの程度まで切り込んでいるとか、

大手企業の系列、あるいはどこにも影響されない独立系、

そういった魅力をアピール。


それ以外のソフトハウスであれば、実績で得たノウハウなどを強調。

あるいは、「年一回海外カンファレンスに参加」などの

社員教育などスキルアップ環境について強調。


自社ならではの、「ココが強い!」「これだけは負けない!」という

“ウリ”を、読者の一番目に付くところ、気にして読むところに

端的に盛り込むことがまず大切。


ただし、そういった表に出る文面や、画像をどうするか、


だけでは採れる広告は作れない。


サイトの求人に関しては、そのサイトの機能や特長をふまえて、

検索文字をどうするか、ここになにを登録して機能させるか?

など、システムまでかなりつっこんで考えている。


それには、協力してくれるサイト運営会社や代理店の営業の

力量、というか、臨機応変な対応力にも関係してくる。


掲載タイミングも難しい。



そういった工夫を今年も重ねていくが

元・上司の分まで働く夫にアシストする人材が入社してきた。


上層部たちは、コスト面は気にしなくていいから、とにかく

人材を増やすことに重きをおいてくれ、といっている。


そこで夫が選んだのは、

新卒に関しては、各学校に直接出向くこと。

今年から東奔西走と各地学校めぐりが始まっている。

2月は大阪・名古屋・京都、


そしてもっと西の山奥の土地へも足を運び


「あと40分も電車がこない」


「来た電車がびっくりの一両編成だよ・・・」


といったさびしいメールを送ってくることもあった。


間を縫って、通年中途採用のスケジュールをこなす。



ということで、今年は、娘の発表会を観に行く余裕がないという夫。


仕方ないので、ビデオカメラで撮影して後で見せてあげようと思うが、

できれば記録に残すことよりも、自分の目でしっかり見てやりたいと思う

今年の春である。


現代の与謝野明子たれと母が言い…11人を育て働き

病気も愚痴もなく家族を心配させるようなこととは無縁の母。

その分、自分の娘にも甘いことは言わない。


書く仕事というのは考える仕事だと思う。考え抜いて、表現すべきことや方向が定まれば、書く作業そのものは時間がかかるものではない。

うまく、よく、考えるには、時間と、心の余裕が必要だと思う。

あるときその“考える”ことが、つらくなった時期があった。
子供を産んで直後のことだったので、子育てで疲れてしまって仕事がなかなかすすまない…そんなふうに、母からの電話で愚痴をいった。


「なにをいうてんの…昔から女は働きながら子育てしてきたんや…
与謝野明子みてみい…11人も育てながら仕事したんやで…
それにくらべりゃあんた…」

そんなに大きく出られては、何も言えない…

ただ、妙な説得力で私を突き動かした。

「子供産んで育てることは(社会的や世界的を超越したところの)“人類“の繁栄のために大事なこと」

そんなことも言っていた。
負けだの勝ちだのという次元ではないわけだ。

時々、母の娘でよかったと心底思う。

◆内定辞退に…

週末の様子を忠実に再現します。

あまりにめずらしい様子が確認されたため、

観察記録を残すことにしました。

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13:00 休日のおだやかな昼下がり

「▲×♂∞〃●Å◆∮□∈∈∈∈∈!!”!!」

夫が別室でなにやら叫んでいる。
そして

「……だよああ~辞退だよああ~~~」

発狂!?しながらリビングに戻ってきた・・・
パソコンで会社宛てのメールを見ていたようだ。

あの静かな夫が目の前で暴れている…
乱暴に新聞をつかみとってどすんと座り込み
新聞をつかんだまま、開くでもなくそのまま

「…」

「途方にくれる」「がっくりと肩を落す」
そんな言葉がぴったりだとある意味感動。

そのメールを見てしまうまでは、いつもの休日とかわりなく、
積極的に家事や子どもの相手をする元気な夫だったのが……
別に身内だから弁護するわけではないが、
夫は常々感情の起伏が外に出ないタイプで、あんなふうに
壊れることはここ10年の付き合いの中で、
今まで一度も見たことがなかった。


「…なんか疲れた」

採妻「ねえ夕飯の買い物どうしようか」
(いつもなら出かける時間)

「…もう今日は元気がでない……」

といったきり、寝室にいってしまった。

14:00

…ふて寝中…

めったに昼寝なんてしないのに。


15:00

いつのまにかまた仕事部屋でぼーっと
しているのを発見。


愛娘「おとうさん~どーしたの?しんどいの?お腹痛くなった?」

夫「ふ…('-'*)ふふ('-'*)ふふ」

やさしく声をかけられ喜ぶ夫
元気をとりもどし再びリビングに顔を出す。
娘は最強の薬か。

「買い物に行かない?好きな刺身なんでも買っていいよ」

夫「家で待ってる…」


19:00

夕食中。

だしぬけに突然

「やっぱりそうだよ。ヤツあホントは勤務地にこだわりがあったんだよ。
でなきゃ▲●×□♂∮∞………」


なにも聞いていないのに喋り出す…

こういうことがないように事前に配属先と顔合わせをさせるなど、
いつになく周りを固めていた。
もう今期は終わったとホッと一息の瞬間の晴天の霹靂で、
さすがに動揺したようだ。
もっとも人材を求めていた部署に、痛恨の欠員。

21:00

別室に夫の仕事部屋にて。

採妻「元気出た?」

夫「…うーーーん…どうしようかねえ」

採妻「もうどうにもならない?」

「ならない。ボーナスカットされるかもわからん…」

採妻「ええっ!なんですって!それどうにかなんないの!」

夫「もう無理だよ今さら…」

といって夫が別室にいたのは、次期新卒採用の準備のためだった。

「もう次が忙しいからね」

明日からまた戦場へ。ゆるやかに再起動しはじめたのであった。

(TB用)変な就活生が出てくる過去blog

◆女性が働くことについて(2)

女性が働くことについて(1)

でも書いたのだが、企業に依存しない、という流れがある中、
こんなサービスも出現している。


http://www.only1.be/

・女性の幹部
・女性管理職
・女性社長(新会社設立に伴う)

のみの人材斡旋を扱うユニークなサービス。
このサービスの運営元企業も、もちろん、社長は女性だ。

優秀な人材を、「社長」として迎える、という流れをサービスに組んだ点で
たしかに“唯一”だと思う。

企業依存ではなく、企業を手段として使う、といったイメージが沸く。
自己資本ゼロでも実力と裁量で勝負の起業といったところか。