みなさんこんにちは
昨日は体験レッスンでした
大手の教室で習っていたけど色々諸事情があり僕の教室で先ずは体験受けてみたいということで数日前に連絡をいただき昨日早速レッスンしました
一通り教室の説明をしてお互いにリラックスしてからレッスンスタートしました
先ずは頭部管のみの吹き分けをしてもらって歌口と唇の関係性をみました
最初に出した音がボソッとしてしまっているのは歌口を内に回しすぎているためです
それと息の向きが下すぎで歌口の中の壁にあたっていないので余分な音が入ってしまいます
唇に関してですが唇は出来るだけナチュラルな状態を心がけてください(柔らかくしておくこと)
けっして引っ張ったりしては駄目です
まず歌口のポジションを直した時点でかなり音が変わりました
上に書いた2点を変えるとさらに良くなったのでこのポジションと息の向きを忘れないようにしてください
鏡で目視してもらったのでもし忘れてしまったら鏡を見て再度自分の吹き方をみなおしてください
頭部管の後ろを押さえた時に鳴らす音は低音域の息の吹きかたです
温かい息をボワーッと吹くイメージに近いです
その時に顎の位置も気をつけてください
顎の位置がしっかりしないと息が上手く入らず太い音が鳴りません
後ろを押さえたまま今度はスピードの速い息を出すと高い音が鳴ります
これに関しては良い音で吹けていました
楽器を組み立ててもらい構えてもらいました
右手を後ろには引いてしまっているため左手も胸を圧迫してしまっています
腕は胸部を圧迫することなく構えることが大事です
それと楽器が斜めになっているので平行にしましょう
これは頭部管のみの練習の時も気をつけてください
ポイントとしては息を吹く時になるべくスムーズにする為に体を出来るだけ開いて吹くことが大事です
腕、首、肩、足、唇とかなり色々な場所を意識しながらがら吹かなければいけないので難しいですよね
譜面台への正しい立ち方も教えたので必ず実践してください(譜面台に対して少し斜め)
次に各音一音ずつ見ていきました
中音のミが上手くとれていないのでなぜ上手く取れていないのかを僕の吹きかたを見てもらいながらレクチャーしました
ミに関して眉毛を上げて目を開いて息の向きを微調整すること
上唇にいい音を鳴らすためのポイントがあります
1つの口の形では全部の音を鳴らすことは出来ません
喉は上手に開いているのでgoodです
息が無くなってくると喉が閉まってしまうのでそこだけは注意
低音域は下がれば下がるほど弱く吹いてしまっていました
これは趣味でやっている人に本当にあるあるです
沢山息を入れると高い音になってしまうから皆さん弱く吹きますが正しい姿勢とお腹と唇、そして息の角度をすることで沢山息を入れても音がひっくり返らなくなります
ひっくり返らない為には顎で息の角度の調整をする必要があります
今の楽器はよく出来ているので昔の楽器ほどやる必要はないのかもしれませんが僕が目指している音を鳴らすには必ず必要なのでこの作業はやるようにしています
息だけで角度をつけようとしても絶対に上手くいかません
高い音は頭部管のみの練習と同じく掠ることなく綺麗に出ていました
この時は腹式も安定していたように思います
仮面舞踏会
今回少しまきでやって曲も見ました
A出だしのミの音を出来るだけしっかりとした音で鳴らすようにしましょう
そしてそこから音が上がって中音のミの時は低音のミとは吹きかたが変わるので注意しましょう(息の角度)
18小節目のミーソの跳躍は唇の脱力で音をとっていきます
全ての音を鳴らそうとしすぎないように
30小節の♯ラの時に唇を締めすぎてしまっています
高音域なので殆どの人が唇を締めて出そうとしますがここは腹圧と発音で出すようにしましょう
そうする事で音がカサカサして細くなったりせずにツルッとした響く音になります
105からは全てスラーで吹かないようにしてください
音符に近いものが優先になるので107小節めはタンギングする箇所になります
レッスン中に生徒さんが嬉しそうに今までこんな音出た事ないと凄く喜んでくれていました
指導する側が何が原因で音が安定しないのかをちゃんと一人一人の生徒さんと向き合えば大体のことはわかると僕は思っています
今回指導したポイントを忘れないうちに反復練習することがとても大事ですとお伝えしてレッスンを終了しました
そして昨日このブログを書いている時に入会したいと連絡をいただきました
レッスンスタートするのは少しだけ先になってしまいますがそれまで今回やったポイントが少しでも出来るようになっているといいなと思います
体験レッスンは僕自身も初めて会う生徒さんになるので緊張しますが今回も楽しく指導することができ生徒さんの演奏も良い方向に変えることが出来て良かったです
それではまた⭐︎