マーケットの現在の焦点は、実は外交問題ではないだろうか!? | さいますみのブログは引っ越しました。こちらでUPデートしています→http://saimasumi.hatenablog.com/

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Good News and Companiesの経済アナリスト崔 真淑 / さいますみです!
経済学/経営学/金融を社会的意義あることに活かすためにどうしたらよいかを考えていきます!

崔真淑プロフィール http://about.me/saimasumi/

みなさまこんばんは
Good News and Companiesの崔真淑(さいますみ)です
本日は、ラジオNIKKEIさんの番組に出演させて頂きました。ここでは、マーケットに関することを経済学などの軸で、お話しています。
番組の終わりに、今週のマーケットの注目点にふれました。本日はそれについて書かせて頂きます。

*財政、金融政策への期待は大きいけれど…
アベノミクス期待は、大胆な財政、金融政策にあります。しかし、こちらのブログでも書かせてもらったのですが、イエール大学名誉教授の浜田先生も指摘されてるように、変動為替相場制の下では財政政策効果は薄いと言われています。そうなると、金融政策への期待が強まるわけですが…

*金融政策で通貨安効果への期待もだが…
本日の日銀金融政策決定会合では物価目標設定が行われました。大胆な金融緩和策へと一歩近づいたと思われています。しかし、本当にそうでしょうか?
現在はグローバル社会です。金融緩和で、より一層の円安が進行する可能性があります。そうなると諸外国の輸出産業にとっては不利になりやすいです。現在は、これを新重商主義と批判する見向きもあります。先日は、ロシア中銀が名指しで日本を批判していました。

*大胆な金融政策には諸外国との関係が重要
なので、諸外国からYESとの返事をもらえなければ、大胆な金融政策が行えなくなる可能性があります。今週23日に、ダボス会議(世界経済年次フォーラム)が開催されます。そこでは各国の政策動向なども話がされます。甘利大臣が、この場でアベノミクスの説明をするとのことです。しかし、想定外のことが起きるとなると、為替、株式市場の利食いの理由にされるかもしれません。
このところの株式市場は、あまりに為替との連動性が高いので注意したいです。

ということで、今週は23日に注目しています。そして今後に至っても、経済活性化のためには、安倍政権の外交手腕が焦点になるかと私は考えています。

今日も読んでいただきありがとうございます。
応援いつもありがとうございます

崔真淑/さいますみ