~今回は、長文、写真無し、なので、時間のない方や不調の方は、飛ばしてください~
昨日の6月30日は、10年前にホープをブリーダーさんから引き取った日。
そして、翌日の7月1日にマックスとホープを軽自動車に乗せて引っ越してきた。
10年、自然の中で、ゆったりと遊び暮らした。
やがて、マックスを看取り、遠くの友の死の知らせを受け、昨年は父が逝った。
なんと、次は、自分の番のようだ。
私は、こんなに高齢者が多く、若者が少なくなっているのは、一つには、医療が発達し過ぎたからではないか、だから、自分だけでも、60を過ぎたら医者には掛かるまい、と思ってきた。
そして、また、人間の多くが病院のあの小さいベッドの上で最後を迎えることへの拒否感もある。
這いつくばって、垂れ流しながらでも、私は、自分の家で、との強い思いがあった。
ここ2~3年、あちこちに不調が出てきたが、ネットで入手出来る漢方薬や自己流の食事療法などをして凌いでいた。
それが、この6月には、立つことも歩くことも、痛みに耐えながら、健康な頃の10倍もゆっくりとしか出来なくなり、むろん、2ワン散歩にも行けなくなった。
(そんな中、トコロが脱走し、夜になって雨が降り出しても戻らない、諦めて、窓を閉めて寝ようとしたら、遠くにトコロのク~~ンの声、で、決死の覚悟で合羽を着て、ホープと懐中電灯を持って、探しに行った、てっきり、川の中に落ちたのかと思ったら、ホープが、お土産屋さんの裏の動物除けネットに引っかかっているトコロを見つけてくれた、なんてこともあり、また、少し庭の柵の補修、体が痛むので中途半端のまま、草刈も)
自分の死の予感~2ワンの世話のこと、この家の電気水道ガス等の扱い、など、何一つ息子にも伝えていなかったことに思い至り、初めて、「お願いメール」を息子に出した。
仕事を休んで、日帰りながら、夫婦で来てくれた。(昨日までに4回)
遂に、自分の、医者に行かない決意は、痛みと息子夫婦の熱意の前に、もろくも崩れ去った。
連れられて、病院にて、各種検査。この間、処方された薬と注射で、痛みは痺れに変わった。
~6/30最終結果は、ガン。既に、アチコチに転移、発病から20年30年と経っているようで、静かに進行していたらしい。医師から、このまま何もしなければ、余命半年、手術や放射線治療は当たらない、月1回の注射とホルモン系の薬で延命させ、1~2~3年。
私は、手術や入院が無い方針に、ホッとした。
いよいよ、残された1年で、尻に火が付いて、終活せざるを得ない。
ただ、痺れがあって、何かに捕まらないと、立てない歩けない。
ネットで、一番安い車椅子を買った、大きすぎるようなので、もっと小さい老人用の歩行補助の安い物を注文中。
まだ、2ワンの散歩は行けてない。草ボウボウだけど庭があって良かった。
転んで背中、腰などを打ったら、お終いなこと、医師もさらっと言ってたが、何より自分の体が差し示している。
私は、年の功か、ショックは無く、色々な執着は、静かにはらりと落ちた感じである。
このうえは、「映画のように一人でサッサと逝ってしまってひどいよ」と言って泣いてくれた友人の言うように、最後まで、出来るだけカッコよくを目指すか。
~皆さんの存在に感謝しつつの報告でした~