「緑菴」の「花菖蒲」 2024.05.11 | 京都 de 茶の湯 / 西方庵

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京都・嵐山近くで、四季の移ろいを愛でながら茶の湯を楽しんでいる侘び茶人・ 笹峯宗桓のブログです。400年以上の歴史を持つ鹿児島示現流兵法の門友として、鍛練に励んでもおります。

通りすがりの藤棚も、すっかり緑になりました。

今日は、暑い日になりました。

今日のお菓子は、銀閣寺畔「緑菴」さんの

「花菖蒲」です。

京都 銀閣寺畔・「御菓子司 緑菴」ホームページ

 

お題は、(裏千家流の)「更好棚」を据え、大きな

「大海」茶入れを使った濃茶点前と初炭手前でした。

 

4月までの「炉」の点前から「風炉」の点前に変わり、

まるで身の回りに颯風が吹いてくるかのように感じます。

 

「風炉」のお点前では、柄杓の扱いに特色があります。

元々、柄杓を作られた方が弓術を心得ておられたとの

故事から、矢を放つ際の「手の内」と心の覚悟の大切さ

が言われます。

その点では、剣以外に弓道も嗜む私にとっては、有利

なのでしょう。

(了)