「鶴屋吉信」の「あやめ衣」 2024.05.10 | 京都 de 茶の湯 / 西方庵

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京都・嵐山近くで、四季の移ろいを愛でながら茶の湯を楽しんでいる侘び茶人・ 笹峯宗桓のブログです。400年以上の歴史を持つ鹿児島示現流兵法の門友として、鍛練に励んでもおります。

今日のお菓子は、京都の老舗・京菓子司「鶴屋吉信」

さんの「あやめ衣(ごろも)」です。

帰宅して、抹茶を一服しました。

上賀茂神社の「賀茂競馬(くらべうま)」神事が5日に

終わり、その近くにある摂社の大田神社の「かきつばた」

の群落も満開とのこと。

5月15日の「葵祭」(京都御所~下鴨神社~上賀茂神社)

も間近です。

 

そろそろ、観光シーズンが本格化するのですね・・・。

オーバーツーリズムの大混雑を考えるだけで憂鬱になり

ます。

もう、長い歴史に思いを馳せ、日常に疲れた心を癒す

ために、ゆったりと身を置く「日本人のこころの故郷」と

言われた、大きく開けた空を持つ「静かな佇まいの京都」

は無くなりつつあります。

失われたものは、帰ってはきません。

今が、最後のチャンスなのかもしれません。

さて、今日は、所用の帰りに、「応仁の乱」の勃発の地

と言われる「上御霊神社」にお参りしました。

門前には、遣唐使が唐から伝えた製法を守ると

言われる御菓子司「からいた」屋さん。

御本殿にお参りをして・・・。

「神楽殿」には、美しいお神輿が並んでいます。

錚々たる御方々のお名前も・・・・・。

(了)