老爺の世迷い言 2020.11.14 | 京都 de 茶の湯 / 西方庵

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京都・嵐山近くで、四季の移ろいを愛でながら茶の湯を楽しんでいる侘び茶人・ 笹峯宗桓のブログです。400年以上の歴史を持つ鹿児島示現流兵法の門友として、鍛練に励んでもおります。

今日も老爺の世迷い言です。

失礼がありましたら御容赦ください。

 

去る11月8日、秋篠宮殿下が「皇嗣」になられる「立皇嗣宣明

の儀」がテレビで報道されました。

民草の一人として、コロナ禍で暗い世相の中で久しぶりに明るい

持ちになりました。

天皇陛下と秋篠宮殿下は「衣冠束帯」姿、皇后様と紀子妃殿下は「小袿(こうちぎ)に長袴」姿という、「正式な礼装」でお出

ましになるのを、誠に美しいものだと拝見しました。

また、いつの時代に制定されたものだろうかと、少々、興味を

持って調べてみました。

(「立皇嗣宣明の儀」の画像は、インターネットで検索されます

と沢山出てきますので、掲載を割愛させていただきます。)

ところで、一連の行事の中で、皇后様から皇嗣妃殿下となられた

紀子様へ、「この度の御儀が滞りなく行われましたことを喜ばし

く思います。どうぞこれからもお健やかにお務めを果たされます

ように。」とお言葉を述べられました。

 

単なる儀礼的なお言葉かと思っておりましたら、後に、これが

皇后様にとって、公式行事での17年7か月ぶりのお言葉で

あったことをにして、長い療養の中で辛い苦しい思いをして

こられた皇后様であればこその、お心のこもったお言葉で

あったのだと深く感じ入っております。