今日も老爺の世迷い言です。
失礼がありましたら御容赦ください。
去る11月8日、秋篠宮殿下が「皇嗣」になられる「立皇嗣宣明
の儀」がテレビで報道されました。
民草の一人として、コロナ禍で暗い世相の中で久しぶりに明るい
気持ちになりました。
天皇陛下と秋篠宮殿下は「衣冠束帯」姿、皇后様と紀子妃殿下は「小袿(こうちぎ)に長袴」姿という、「正式な礼装」でお出
ましになるのを、誠に美しいものだと拝見しました。
また、いつの時代に制定されたものだろうかと、少々、興味を
持って調べてみました。
(「立皇嗣宣明の儀」の画像は、インターネットで検索されます
と沢山出てきますので、掲載を割愛させていただきます。)
ところで、一連の行事の中で、皇后様から皇嗣妃殿下となられた
紀子様へ、「この度の御儀が滞りなく行われましたことを喜ばし
く思います。どうぞこれからもお健やかにお務めを果たされます
ように。」とお言葉を述べられました。
単なる儀礼的なお言葉かと思っておりましたら、後に、これが
皇后様にとって、公式行事での17年7か月ぶりのお言葉で
あったことを耳にして、長い療養の中で辛い苦しい思いをして
こられた皇后様であればこその、お心のこもったお言葉で
あったのだと深く感じ入っております。