先日このブログで「ガンを含めた多くの疾患は自身の免疫力低下によるものであり、最近開始された新型コロナウイルスのワクチン療法も自身の免疫力が頼り」と述べた。また「免疫力低下をもたらす最大の要因は過ストレスである」とも述べた。では逆に免疫力はどうすれば向上するのだろうか?
「免疫力低下」に繋がる行動の逆をすれば「免疫力向上」に繋がると考えれば、「運動不足/過度な運動⇒適度な運動」「休養不足&睡眠不足⇒充分な休養&睡眠」「栄養の偏った不規則な食事⇒規則正しく栄養バランスの良い食事」となる。まあ、確かにそうだろうが、そんな生活が出来るなら誰も苦労しないのではないか。
また上記は「身体面」であるが「精神面」はもっと難しい。「免疫力低下」の最大要因であるストレスなどは、別記事で書いたように「生物は無ストレス下では生息できない」から無くせばいい訳ではない。そして巷には「免疫力アップ食品」等が溢れているが、最も簡単に免疫力を向上させる方法は「笑い」なのだそうだ。
【笑うお札 by bBearさん(写真ac)】
「笑い」は動物の中で人間だけが出来る高等な事らしいのだ。笑うことで脳内が活性化されα波が増えてリラックスできるほか、脳内モルヒネといわれるエンドルフィンというホルモンが分泌され幸福感が増すなど、最近の研究によって「笑い」は、免疫力がアップするだけでなく、数多くの効用があることも分かってきている。
確かに我々が心から「わっはっは」と笑っている時は何も考えられないし面倒な問題が頭を悩ませてはいない。「笑ったところで問題は何も解決しないじゃないか!」と思うかも知れないが、そもそも考えても解決しないから悩みやストレスになっているのだろうし、少なくとも笑っている間だけは悩みから解放されているはず。
だが我々は「笑い」を余りにも軽く見ていると思う。よく「笑い事じゃない」などと簡単に言うが、“人に笑われる”ことは簡単でも“人を笑わせる“ことは非常に難しい。これはプロフェッショナルワークなのだ。笑えばいいといっても日常生活の中で本気で笑う機会など殆ど無いし自分で作ろうとしても簡単に出来ることではない。
タイトルで「簡単な方法」と書いといて「難しい」とはなんだよ、と思うかも知れないが、コメディアンや落語家や漫才師やお笑い芸人など、要するにプロの力を借りればいいし借りるべきなのだ。映画館やDVDでコメディ映画を観るのもいいが、寄席の定席まで足を運べば、半日2~3千円でプロがナマで笑わせてくれる。
東京には寄席の定席が5つあるが、私は自宅から一番近い新宿「末廣亭」の会員になっているので年に4~5回以上行く。ここは昼の部(12時~16時)、夜の部(17時~21時)入れ替え無しで会員なら2,500円(一般3,000円)でお酒以外の飲食も持込自由だから、私は休日にお弁当を持ち込んで終日楽しむことにしている(*1)。
下戸の私には関係ないが上野の「鈴本」ではアルコールもOK。その他にも「浅草演芸ホール」「池袋演芸場」そして「国立演芸場」がある。これらの定席は1組の出番が15分前後だし、落語が3組以上続かない様に(色物と呼ぶ)漫才・漫談、曲芸、奇術、紙切り、講談、音曲などが入れ替わり立ち替わりで飽きさせない。
私は趣味でヴォーカルや朗読をしているので“ステージパフォーマンス”としても寄席はとっても勉強になる。歌う前のMCでの小噺のネタを仕込んだり、ちょっとした間の使い方や客いじりのテクニックも得られる。また、こうするとウケる、ああしたらスベるということも客席側に居るとなんとなく分かることもある。
最初は寄席に行ってお気に入りの噺家や芸人を見つけたら、その人の独演会等にも足を運べばよいし最近はインターネットの動画でも様々な噺家や芸人のパフォーマンスが気軽に見られるから、寝る前にタブレットなどで見たりイヤホンで聴くなどの楽しみ方もあるだろう。今やTVやラジオの演芸番組を待つ必要すらない。
*1:コロナ禍や緊急事態宣言下は興業時間の短縮や館内での飲食禁止などの制約もあるので事前にWeb等で確認されたい。
Saigottimo

