B・D・T 掟の街 (角川文庫)/角川書店

¥660
Amazon.co.jp
今回読んだのは、ハードボイルド小説作家 大沢在昌さんの小説
「BDT」です。
~アマゾンの内容紹介より~
不法滞在外国人問題が深刻化する近未来東京。
爆発的に急増した身寄りのない混血児たちは「ホープレス・チャイルド」と呼ばれ、
その多くが犯罪者となっていた。彼らが巣食う東新宿はスラムと化し、
いつしか、街は「B・D・T」と呼ばれた。
無法地帯となった最も危険な街で、私立探偵ヨヨギ・ケンが依頼された仕事は、失踪したホープレス出身の女性歌手の捜索―。女の足跡を追うケンを次々と襲うトラブル、そしてケンの目の前に、その巨大な組織が正体を現す!圧倒的なスピード感で描く、傑作冒険アクション。
▼
大沢在昌さんの小説は、昔はまっていた時期がありました。
特にはまったのが「天使の爪」「天使の牙」シリーズ。
どの小説もそうなのですが、ぶっ飛んだ設定ながらも豊かな想像力でリアルにストーリーを描ききる作家さんだな~と思います。
ちょっとオカルトチックな作品も中にはあるのですが、それも違和感なくすんなりと読めてしまうところがすごいなと思います。
最近また、大沢作品を読み漁っています。
今回読んだ「BDT」は舞台は近未来の東京。
東京の一部はスラム化し、外国人不法労働者が街を占拠し、純粋な日本人と「混血児」の間には差別が存在する。
テレビは今のようなスポンサーからの広告収入ではなく、テレビ画面を通じて通販購入させ、そのマージンを得る「レート」と呼ばれるシステムによって莫大な収益を挙げ、どこのテレビ局もこの「レート」をあげるために過激なニュースなどを取り上げています。
そして、映画はテレビよりも高級な文化的価値のあるものとして、まるでハリウッドのような映画村が、東京のとある島に作られ、俳優や映画に携わる者たちがそこで暮らしています。
しかし、この映画村には巨大な闇の組織が存在していました。
主人公は、スラム街出身で「ホープレス」と呼ばれ差別を受けながらも、そこから這い上がり成功した私立探偵のヨヨギ・ケン。
妻を亡くした悲しみから一度は引退した彼を、ある人物が東京に呼び戻すところからストーリーは始まっていきます。
テレビ局がレート欲しさに、自作自演の殺人鬼を仕立て上げニュースを流しているのでは?という疑惑を解くためにケンは調査に乗り出すのですが、この事件を追えば追うほどに巨大な闇の組織が見え隠れし、ついにはその闇の組織の帝王と向かい合うことになります。
個人的にこういった「近未来」設定の小説って好きなんです。
テレビと映画の大沢さんの近未来観は「さもありなん」と思わせるリアルさで、
面白いな~と思いました。
あと、東京のとある島に作られた「映画村」が、この島独自の自治権を得る代わりに
島に原子力発電所を置く契約を東京都と交わしたという設定も
なんだかタイムリーですごい。
この原子力発電所も小説のクライマックスのほうで、キーワードになってきます。
正直、大沢さんの作品でまだ「天使の爪」シリーズを超えるものって自分の中では
なかなか無いな~と思ってるのですが、
今回の作品はとにかく「設定」のユニークさが特徴的で楽しく読めた作品でした。

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今回読んだのは、ハードボイルド小説作家 大沢在昌さんの小説
「BDT」です。
~アマゾンの内容紹介より~
不法滞在外国人問題が深刻化する近未来東京。
爆発的に急増した身寄りのない混血児たちは「ホープレス・チャイルド」と呼ばれ、
その多くが犯罪者となっていた。彼らが巣食う東新宿はスラムと化し、
いつしか、街は「B・D・T」と呼ばれた。
無法地帯となった最も危険な街で、私立探偵ヨヨギ・ケンが依頼された仕事は、失踪したホープレス出身の女性歌手の捜索―。女の足跡を追うケンを次々と襲うトラブル、そしてケンの目の前に、その巨大な組織が正体を現す!圧倒的なスピード感で描く、傑作冒険アクション。
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大沢在昌さんの小説は、昔はまっていた時期がありました。
特にはまったのが「天使の爪」「天使の牙」シリーズ。
どの小説もそうなのですが、ぶっ飛んだ設定ながらも豊かな想像力でリアルにストーリーを描ききる作家さんだな~と思います。
ちょっとオカルトチックな作品も中にはあるのですが、それも違和感なくすんなりと読めてしまうところがすごいなと思います。
最近また、大沢作品を読み漁っています。
今回読んだ「BDT」は舞台は近未来の東京。
東京の一部はスラム化し、外国人不法労働者が街を占拠し、純粋な日本人と「混血児」の間には差別が存在する。
テレビは今のようなスポンサーからの広告収入ではなく、テレビ画面を通じて通販購入させ、そのマージンを得る「レート」と呼ばれるシステムによって莫大な収益を挙げ、どこのテレビ局もこの「レート」をあげるために過激なニュースなどを取り上げています。
そして、映画はテレビよりも高級な文化的価値のあるものとして、まるでハリウッドのような映画村が、東京のとある島に作られ、俳優や映画に携わる者たちがそこで暮らしています。
しかし、この映画村には巨大な闇の組織が存在していました。
主人公は、スラム街出身で「ホープレス」と呼ばれ差別を受けながらも、そこから這い上がり成功した私立探偵のヨヨギ・ケン。
妻を亡くした悲しみから一度は引退した彼を、ある人物が東京に呼び戻すところからストーリーは始まっていきます。
テレビ局がレート欲しさに、自作自演の殺人鬼を仕立て上げニュースを流しているのでは?という疑惑を解くためにケンは調査に乗り出すのですが、この事件を追えば追うほどに巨大な闇の組織が見え隠れし、ついにはその闇の組織の帝王と向かい合うことになります。
個人的にこういった「近未来」設定の小説って好きなんです。
テレビと映画の大沢さんの近未来観は「さもありなん」と思わせるリアルさで、
面白いな~と思いました。
あと、東京のとある島に作られた「映画村」が、この島独自の自治権を得る代わりに
島に原子力発電所を置く契約を東京都と交わしたという設定も
なんだかタイムリーですごい。
この原子力発電所も小説のクライマックスのほうで、キーワードになってきます。
正直、大沢さんの作品でまだ「天使の爪」シリーズを超えるものって自分の中では
なかなか無いな~と思ってるのですが、
今回の作品はとにかく「設定」のユニークさが特徴的で楽しく読めた作品でした。

















