福島事務所で協力させていただいている「ふくしまっ子Smileプロジェクト」で、『親子で行こう!田植え体験ツアー』が、「ともいき財団」さま、「浄土宗山形教区青年会」さま、「高橋農園」さまのご協力をいただき、開催されました。
今回は準備の都合上、いわき市内への参加者募集ということでしたが、合計23名の親子参加がありました。
当日、朝早くいわき市をバスで出発し、一路山形市内の借り上げ田んぼへ。
バスの中では、「ともいき財団」さまからの参加女性スタッフによる浄土宗や山形県、お米に関する〇×クイズなどのバスレクリエーションも行われ、親子で答えを相談しながらの楽しいひとときを過ごしているようでした(^^)/〇(^^)/×
山形市内の田んぼでは、田んぼをお借りさせていただいた「高橋農園」さまから田植えのご指導と浄土宗山形教区青年会さまのサポートを受けながら、親子で泥んこになりながら田植えを体験させていただきました。
カエルやアメンボに驚きつつも、一歩一歩慎重に足を進めながら懸命に苗を植え
ているお子さん達の姿が印象的でした。
田植えの後、青空の下でお昼ごはんを食べて、蔵王温泉で田植え体験と日頃の疲れをゆっくりと癒して、帰路に就きました。
今回の「田植え体験ツアー」は、被災や避難、原発事故の影響によって、親子で屋外活動をしたり、お出かけする機会が減少し、そのことで親子共にストレスを抱えていること、触れ合う時間が減っていることを受け企画されました。
ふくしまでは、原発事故以前はあちこちで「学習田」での田植え体験が学校などで行われておりましたが、事故以降、そんな姿も見られなくなりました。
福島県内の放射線量が低い地域でも、田植え体験のような自然と触れ合うような企画自体がほとんど行われていないように思います。
放射線の影響がまだまだよく分からないということと、子供の屋外活動に対する親御さんの心配・不安の程度が各世帯によってだいぶ異なることも一因だといえるでしょう。
また、事故以降の政府や東京電力の対応に対する強い不信感から、「健康に影響がない」と言われてもなかなか信用できるものではない、というのが本音ではないでしょうか。
さらに、被災地において家庭内暴力や児童虐待が、かなりの増加傾向であると言われております。
こういった親子で参加できる企画によって親子のコミュニケーションを深めていただくことも、そういった問題の防止に繋がるかもしれませんね。
「ふくしまっ子Smileプロジェクト」では、秋に「稲刈りツアー」も企画中ということです。
刈ったお米は参加各世帯へと配布される予定だそうです(^^)今から楽しみですね♪
今回、ご協力いただいた「ともいき財団」さま、「山形教区青年会」さま、「高橋農園」さま、そして参加したスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした!
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