サブスク鑑賞。「イノセンツ」と「みなに幸あれ」 | 足立区からの物体X

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ロックが好き、映画も好き。そして、たいやきが大好き♪

そんな自分は今、滝巡りにハマっています

不定期ながら訪瀑記を中心に色々と書き綴りたいと思っています

先月下旬に誕生日を迎えましたお祝い

仕事中に日付を書く事があって

「あれ!? 今日、誕生日じゃん」とお昼近くに気付くというね汗

仕事終わりにモンブランを買ったけど

寝落ちしたので食べたのは翌日

悲しい誕生日でした笑い泣き

 

先月はサブスクでこの2本の作品を鑑賞ひらめき電球

イノセンツみなに幸あれ

 

きっかけはどちらもYouTubeの都市ボーイズ・チャンネルから

 

 

どちらも劇場で観たかったのですが2本とも

都心部での上映の為、観に行かず

サブスクに加入してから思い出して見たわけですキラキラ

なかなか雰囲気のある良作な感じなのですよ

 

まずはイノセンツから(2021年製作)

物語は・・・

ノルウェー郊外の住宅団地。夏休みに友人同士になった4人の子どもたちが、

親たちの目の届かないところで隠れた力に目覚める。

子どもたちは近所の庭や遊び場で新しい力を試すが、

やがてその無邪気な遊びが影を落とし、奇妙なことが起こりはじめる。<映画.comより>


彼女が主人公のイーダ

 

姉のアナ

自閉症を発症しており、明確なコミュニケーションは取れない

物語はこの姉妹が中心になります

 

引っ越して間もないイーダはなかなか遊び仲間に入れない

そんな中1人が声をかける

それがベン

 

イーダと2人きりの時にある力を見せる

 

姉のアナと仲良くなるアイシャ

実は心を読むことでアナの気持ちに寄り添えた事からだ

 

4人での遊びは楽しかったのだが・・・

 

ある事がきっかけで仲違いに

ベンが暴走しだしてしまうビックリマーク

 

そしてアナにも力が目

固有の力というより、能力者の力を増幅させるような感じ

 

感情をコントロール出来ぬが故、ベンは力を感情のまま使いだす

自分の母親を手にかけ、アイシャまでもガーン

姉妹の2人はベンに対抗するのだが・・・

 

・・・と、こんな感じのストーリー

描かれるのは子供ゆえの

純粋な悪意

無垢なる残虐性・・・とでもいいましょうか

子供のそういう部分

 

派手な演出は控えめで淡々と物語は進む

力を得た事による残虐性もそうですが

物語冒頭ではコミュニケーションが取れないアナに対して

イーダも虐待をしています

親にバレないからとあせる

 

親に甘えたいのに姉の世話から甘えられない

またネグレクトっぽい事もあり、同情の余地はあるけど

けして許されない行動を超能力というスパイスで味付けしております

 

評価は75

なかなか良質なサイキック・ホラーではないでしょうかニヤリ

抑えた演出にエンターテイメント性を省き

妙にリアルな感じで描いているので怖さもあります

 

子供に対しての問題提起もあり

物語全体では暗めなトーンでしたが

夏のひと時の悲劇をご覧になってはいかがでしょうか真顔

 

「無垢な子供の、あそびが、狂気に変わる」

 

 

 

そしてみなに幸あれ(2024年製作)

物語は・・・

祖父母が暮らす田舎へやって来た看護学生の“孫”は、

祖父母との久々の再会を喜びながらも、

祖父母や近隣住民の言動にどこか違和感を覚える。

祖父母の家には“何か”がいるようだ。

やがて、人間の存在自体を揺るがすような根源的な恐怖が彼女に迫り……。<映画.comより>

 

物語冒頭のこのシークエンス

良い雰囲気でした爆  笑

 

主演は古川琴音

初めて見ました

個性的な感じが良かったです

 

中盤に入り、とある事が起きますびっくり

インパクトがありましたびっくりマーク

日常から一気に非日常って感じで

 

どうやらこの場所には因習があるらしく

主人公は知らされていない

その事により周りとの温度感の差が恐ろしいショック

 

なんやかんやがありまして・・・

 

阿鼻叫喚しまくるのですゲッソリ

 

呪怨シリーズの清水崇が総合プロデュース

監督は新人の下津優太

一般公募フィルムコンペティション「第1回日本ホラー映画大賞」で大賞を受賞した

同監督による同名短編を長編作品としたもの

 

「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」というテーマが下敷きらしいひらめき電球

これを分かっていると物語の出来事が理解しやすい

それでも一部理解不能なシーンもありますが

それは女性の幸せ、祖母の幸せ、この一家の幸せという事を踏まえると

つじつまが合うのかも

(中盤でこれを裏付ける不気味なシーンがあります。それはこれを示唆するものなのかな)

 

評価は70

皮肉が効いた面白い作品でした

全てに説明がある訳ではなく?なシーンもあったけど、きっとそういう事なんだろう

 

「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」

イコール

「誰かの幸せの裏側、向こう側には誰かの不幸がある」

この考えの元、物語は構成されており

劇中でもアフリカの子供たちの例が出ていた

幸せ、不幸の定義は様々だけど、なかなか奥深いテーマだ

 

もう1つ、主人公とある中学生の絡みがあるんだけど

これも根が深い問題ですよね

負の食物連鎖じゃないけど、現実問題ありえそうだからうーん

 

それらを思うとこの「みなに幸あれ」というタイトル

なかなか秀逸

搾取するモノ、されるモノ

なんだか資本主義の不条理な面を訴えかけてくるようだ

そんな気がしてならない

 

「地球上の幸せには、限りがある」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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nosh(ナッシュ)