久々の投稿。2023年3月に観た映画の感想です♪ | 足立区からの物体X

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ロックが好き、映画も好き。そして、たいやきが大好き♪

そんな自分は今、滝巡りにハマっています

不定期ながら訪瀑記を中心に色々と書き綴りたいと思っています

いや~すっかりブログアップから遠ざかってしまいました汗

今年に入ってからの忙しさにプラスして

3月は人生初の確定申告アセアセ

そして、皆さんの周知のとおりでWBCの侍ジャパン優勝と感動しておりましたゲラゲラ

 

以降、WBC関連のYouTube動画とか視聴したりして

感動の反芻をしてました(笑)

WBCだけでいくつもブログを書きたいくらい

自分のWBC写真がないんで書きませんが、本当に楽しませて頂きました笑い泣きお祝い

 

そして、滝巡りは相変わらず行けておりませんで・・・

春になり、身体は滝巡りしたいとうずうずしてきているんだけれど

なかなか事前リサーチなんかをしておらず

まだまだ先になりそうですショボーン

 

そんな中で先月は映画を3本鑑賞

それの感想をしていきます

 

まずは1本目

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

 

通称”エブエブ”(笑)にやり

本年度のアカデミー賞やゴールデングローブ賞を席巻

なにやらマルチバースな世界観で主婦が世界を救う話らしい

「なんじゃ、そり!?」

・・・ってんで観てきたと言う訳

 

物語は・・・

経営するコインランドリーは破産寸前で、ボケているのに頑固な父親と、

いつまでも反抗期が終わらない娘、優しいだけで頼りにならない夫に囲まれ、

頭の痛い問題だらけのエヴリン。

いっぱいっぱいの日々を送る彼女の前に、突如として「別の宇宙(ユニバース)から来た」という

夫のウェイモンドが現れる。混乱するエヴリンに、

「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と驚きの使命を背負わせるウェイモンド。

 

そんな“別の宇宙の夫”に言われるがまま、ワケも分からずマルチバース(並行世界)に

飛び込んだ彼女は、カンフーマスターばりの身体能力を手に入れ、

全人類の命運をかけた戦いに身を投じることになる。<映画.comより>

 

と、大体こんな感じなのですが、自分としては想像していたものとは違いました

てっきりアベンジャーズ的な話なのかな、それで主婦がスーパーヒーローになるギャップ等で

面白おかしくなる物語と思っていたんですけど

これは家族愛の物語でしたね

プラス下ネタありの少々お下劣ものニヒヒ

 

観ていてジェイミリー・リー・カーティスに似てる役者さんだなぁ、と思っていたら・・・

エンドロールで確認したらご本人さんでした

エキセントリックな演技を乱発

かなり楽しみながらの演技&撮影だったのではないでしょうか

 

そして、こちらが全宇宙にカオスをもたらす強大な悪・ジョブ・パトゥキ

実は主人公エブリンの娘(マルチバースのね)

 

エブリンが能力を手に入れる為、色々なマルチバースに飛ぶのですが・・・

これはカンフーの達人になって映画に出演して・・・という世界のエブリン

 

指がソーセージという世界もあったり(笑)・・・

 

エブリンが岩だった・・・という世界もありました

 

ラストのバトルでは敵キャラを色々な愛でもって倒していく?

・・・いや、解決していくって感じなのかな

 

鑑賞中、なんでそーなるの?とか、なんか楽観的な展開じゃないと思ったりもしたのですが

ネットでいくつか考察系の記事を拝読しますと

「あ~、なるほどねぇ」と合点がいきました

結構、視覚的な情報もそうだし、セリフや諸々の設定など情報量も多く

一度観ただけでは分かりづらいところもあるかもしれません

 

評価としては70

物語の根幹は使いまわされたものですが

主人公に生活に疲れ果てた中年主婦を持ってきて

そこに人種差別やセクシャルマイノリティの偏見、

縦関係の家族間問題や離婚、はたまた税申告のわずらわしさなんかを盛り込み

さらに下ネタ&バカバカしさでデコレート

エンターテイメントばっちりに仕上げた作品でしたウシシ

自分としてはハッピーな気分にしてくれる作品も好きですが

やはり、どこか苦みがある、きれいごとだけじゃ済まされないよね的な部分があるほうが好み

 

それとアクション・シーン

実際は分からないけど、なんとなくゆっくり撮って早送りにしたような印象なんです

役者さんの年齢による影響もあるんでしょうが、トム・クルーズの頑張りとか

他の映画のスゴいアクション・シーンなんかを見てしまっていると

少々気になってしまったしょんぼり

 

その辺りの部分で30点減点といったところでしょうか

 

メインテーマは家族愛ですが、内容が下ネタありなので

家族そろっての鑑賞だと照れちゃうところもあるかも

 

「ようこそ、最先端のカオスへ。」

 

 

 

2本目はこちら

シン・仮面ライダー

 

エヴァンゲリオン・シリーズの庵野秀明が監督・脚本を手掛けた

日本人ならどの世代でも知っているだろう特撮テレビドラマ「仮面ライダー」の映画化拍手

庵野さんの仮面ライダー、どんなだろうと期待しての鑑賞

なかなかでしたよ爆  笑

 

物語は冒頭、TV版・仮面ライダーの第一話をベースに展開

以降、諸々とあってもう一人の仮面ライダー・一文字隼人の登場ビックリマーク

そして、SHOCKERのアジトへ行き、結末を迎えるといった内容

 

基本設定はそのままに多少、今風というか庵野風解釈で改造人間の仕組みというか

力の源みたいなものはありました

その辺りは違和感なく観れましたニコニコ

 

ちょっと前にYouTubeで仮面ライダーの第一話を今更ながら見たんですが

(思い返せば全話を見たわけではないのです)

かなり踏襲してましたね

 

物語冒頭のアクション・シーンでは血のりバシューーー!って

「お!気合入ってるな」と意気込みを感じられましたニヤニヤ

 

左が仮面ライダー/本郷猛役の池松壮亮

右が緑川ルリ子役の浜辺美波

自分としては本郷猛役の設定がちょっと精神的に弱いかなって思いました

物語の展開上の事もあったかもしれないけど、TV版ではもうちょいワイルドだった印象が

逆に緑川ルリ子はいい味出してました

 

自分は仮面ライダー、全話&全シリーズを見ている訳ではないのであれですが

デザインはこのいわゆる旧1号が一番好きですラブラブラブ

シンプルなのと黒と濃い緑を基調としたそれが悪の組織から生まれた感があって

子供の頃から好きでした

 

これは有名な話ですが、当時のTV版の撮影中に本郷猛役の藤岡弘さんが

大ケガをしてしまい、代役という形で仮面ライダー2号が生まれました

その後、1号と2号がまた入れ替わり、その時はデザインがマイナーチェンジ

明るい緑に白いラインが入っているなど悪の組織感が薄まってしまったのですよ

だから旧1号のフォルムを見たら興奮しまくりなのですゲラゲラゲラゲラ

 

左が本郷猛の仮面ライダー

右が改良され新たに作られたバッタオーグ(いわゆる2号)

敵として出てきますが後に仮面ライダー側になります

 

概ね好感が持てましたが、自分として気に入らないところもいくつか

敵側の改造人間を誰が演じるのかという興味の中で

自分としてはミスキャストだなぁと感じた人が1人

それはルリ子との接点という設定でそうなったんでしょうけど

全然、敵側っぽくないんですよね

セリフなんかで特徴を出して頑張っているのは認めつつも

強敵感が全く感じなかった(実際は強いんですけどね)

 

それと、とあるアクションシーンではCGを使って見せてくれるのですが

これが邦画界のCGの限界なのかちゃっちい、ちゃっちいえー?

ハリウッドのそれとどうしても比べてしまうので非常に気になりました

制作費や製作期間が同条件ではないっていうのは百も承知だけど

そのシーンはもっと少なくして他の見せ方があったのでは?と思ってしまいます

 

これは映画として時間の制約があるので致し方ないのですが

本郷猛に感情移入していかないんですよ

過去の経緯とかをドラマにもっと入れたりすればあれなんでしょうけど

その辺のバランスは難しいんでしょうね

 

ラスボスとのくだりももう一工夫あってもいいような

なんかあっさりしすぎに感じてしまいました

色々と準備していた割に、そうなのって感じで

 

・・・と、否定的な事を書いていましたが、そこは庵野作品

大人が創った、大人でも充分見られる仮面ライダーに仕上がっているのは間違いないです

楽しませて頂きました

 

評価は80

75点にしようかとも思いましたが、ラストが自分好みだったんで

思い返してみての80点です

緑川博士役で塚本晋也さんも出演してたし♪

 

「孤高。信頼。継承。」

 

 

 

そして3本目

BLUE GIANT

 

2013年に石塚真一が「ビッグコミック」(小学館)で連載を開始した漫画「BLUE GIANT」。

世界一のジャズプレーヤーを目指す青年・宮本(ミヤモト) 大(ダイ)を中心とした、

エキサイティングで感動的なストーリーや、音楽シーンの圧倒的表現力などで多くの読者を魅了し、

“音が聞こえてくる漫画”とも評されている。<公式サイトより抜粋>

 

原作は未読で、いずれ読んでみたいなと思っていた作品

芸人、麒麟の川島さんがTVで紹介していたこともあり、

自身もテナーサックスを購入して練習しているとか

予備知識はこの程度

アニメ映画化となり世間の評判は上々の様子

ちょうどシネコンの年会費更新による1000円クーポンが3月で有効期限が切れるってんで

焦って観てきました

 

物語は・・・

仙台に暮らす高校生・宮本大はジャズに魅了され、

毎日ひとり河原でテナーサックスを吹き続けてきた。

卒業と同時に上京した彼は、高校の同級生・玉田俊二のアパートに転がり込む。

ある日、ライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会った大は彼をバンドに誘い、

大に感化されてドラムを始めた玉田も加わり3人組バンド「JASS」を結成。

楽譜も読めずただひたすらに全力で吹いてきた大と、幼い頃からジャズに全てを捧げてきた雪祈、

そして初心者の玉田は、日本最高のジャズクラブに出演して

日本のジャズシーンを変えることを目標に、必死に活動を続けていく。<映画.comより>

 

主人公の宮本大

楽器はテナーサックス

声は俳優の山田裕貴

名前ではピンと来なかったがググって写真を見たら、見た事ある顔だった

真っ直ぐでひたむきで物怖じしない純粋なキャラを好演していたと思う

 

JASSメンバーのピアニスト・沢辺雪祈

声は俳優の間宮祥太朗

正直、声優としての演技はイマイチだったかな

上手く説明できないけど違和感が拭えなかったですね

本職の声優さんに演じさせれば、もっとしっくりきただろうに

話題作りのキャスティングが裏目った感じ

 

そしてJASSメンバーのドラマー・玉田俊二

声は俳優の岡山天音

名前は知らなかったが、ググってみたら映画「さかなのこ」に”カミソリ籾(もみ)”として

出演していた彼だった

大同様に好演していましたね

違和感はまるで感じませんでした

 

物語はベタな展開というか、様々な出会いからバンド結成

初ライブ、練習に練習、ライブを重ねて・・・と鉄板な感じ

 

観る前の懸念としては楽器の演奏シーンのアニメーションが

ちゃんと弾いてくれているのかなという事でした

音楽のジャンルは違えどやはり楽器を弾いていた者としては

そこらへんの描写がせこいと物語に入っていけないよなぁ、と思っていましたが・・・

 

それは杞憂でした

演奏シーンは通常のアニメーションもさることながら

ほとんどがどの楽器もモーションキャプチャーによるCGでの動きだったので

嘘くさい演奏ではなく、ちゃんと演奏していました

 

ピアノの運指とか・・・

 

ドラムとかもね

これで嘘くさい世界観ではなく、より一層物語に没入していきました

 

個人的にはドラマー・玉田にめちゃくちゃ感情移入してしまった笑い泣き

楽器を触り始めたばかりというのもあり、演奏面では2人には到底及ばない

その為、負い目を感じながらも必死に練習して2人に食いついていく

 

自分は以前、ギターを弾いていたのですがリズムが悪くてね

ルーズなギターだ、リズムが悪い、なんて言われてました滝汗

それを直すのにメトロノームに合わせて練習していたのを思い出しましたよ

周りのメンバーに上手い人や自分の色を出せる人に囲まれると萎縮してしまって

そんな苦い思い出(笑)があるもんだから、自分と重ねてしまったのですあせる

 

3人のメンバーでは小さいころからピアノを弾き、テクニックもあるピアニストの沢辺ですが

ある人から痛烈な言葉をもらい、悩み迷い苦しみます

この気持ちも分かりますぐすん

自分の色、音、発想力がないとオリジナリティーの部分で悩むんですよ

 

とにかく、感情移入してしまうところが多分にあって物語に引き込まれてしまいました

これは音楽をやっている、楽器を弾いている人なら絶対に共感できると思います

 

そして、バンドとしての成長を遂げて、日本最高のジャズクラブ「So Blue」でのライブが決定

日々の練習にバイトに、それぞれがまい進していく中、思いもよらぬことが起こり・・・

 

・・・とラストに繋がっていきます

またね・・・涙してしまいましたよ笑い泣き

スゲー良かった

本当に面白かったゲラゲラゲラゲラゲラゲラ

自分はロックバンドに憧れてロックの世界でしたが、ジャンルは違えどそれぞれの悩みや苦しみは

程度の違いはあれど同じでして、そんなところも感情移入ばっちり

 

また音楽がね

激しいんですよ

ロックなんすよ

良いんですよーーグッグッ爆  笑

 

音楽は世界的ピアニストの上原ひろみが担当

JASSの曲は書下ろしで作られ、劇中曲を含めて作品全体の音楽を制作したんだそうな

そんな訳で評価は95

ラストも良いし、音楽ネタの作品は下手くそなりにも経験者なんで

やっぱり感動の度合いが上がりますね笑い泣き笑い泣き

素晴らしい作品でした

 

「熱くなれ」