まず、直近の情報をご紹介します。
「ユニオン」と「労働ニュース」アーカイブ様からの情報提供です。
本日まで!
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009101300166&genre=C4&area=K00
10月15~17日 10~18時 派遣・請負トラブル相談ホットライン
管理職ユニオン関西 075(353)4334
10月16日の東京新聞特報面の「本音のコラム」に、派遣ユニオンの関根秀一郎書記長が「火事が少なくなっても消防署をなくしてはいけない。郵便が少なくなっても郵便局をなくしてはいけない。オペレーターを介した国際電話が少なくなっても国際オペレーター通話をなくしてはいけない。」(引用部分は青で表記しています)とお書きなっていました。
国際オペレーター通話が来年3月に廃止されてしまうということに反対する立場からの意見表明です。本当に必要とされるものならば、一時的に需要が少なくなったからといってなくしてしまうのは誤りだということを強調するために先の2例を出されているのでしょう。
では、需要が増えても減らされ続けてきたものは何でしょう?
… … …
答えは「医師」です。
日本は高齢化が進み、医療技術も進歩し、医療の需要が増加して医師数が不足しているにも関わらず、政府は1982年の閣議決定から昨年まで、継続して医師数を抑制してきました。その結果として診療科の廃止や病院の閉鎖が相次ぎ、日本の医療は「医療崩壊」とまで言われる危機に瀕しています。
そうした問題について現場で外科医として診療を行なう医療従事者の立場から発言を続け、『誰が日本の医療を殺すのか』(洋泉社)、『医療崩壊はこうすれば防げる!』(洋泉社・編著)などの良書を出版してきたのが、済生会栗橋病院副院長の本田宏医師です。
本田先生は講演がわかりやすくおもしろいことでも有名ですが、この度、講演に勝るとも劣らないほどわかりやすい医療の現状の解説書を出版されました。それが『「医療崩壊」のウソとホント』(PHP研究所・本田宏著・2009年10月2日発行)です。
この本は、Q&Aの形式で様々な医療についての疑問に本田先生が答えるという形になっていて、一つ一つは短い文章でまとめられていてわかりやすく読みやすいし、自分の知りたいポイントに絞って読むこともできます。イラストのかわいらしさも相まって、先に出版された2冊よりもかなりとっつきやすいものとなっていると思います。
ところで、冒頭で派遣ユニオンの関根書記長の言葉を取り上げましたが、同じような表現を本田先生も講演の中で用いられ、本書の中でもお書きになっています。
それは次のような表現です。引用部分は青で表記します。
命の安全を守る消防署や警察は、火事や盗難が減少したからといって、赤字が問題となって、整理統合が検討されますか? 消防は警察と同様、救急医療は国民の「命の安全保障」の最前線です。救急医療崩壊の背景にも、医療費抑制と医師不足が深く関与しているわけです。(『「医療崩壊」のウソとホント」p122)
そもそも、消防署や警察が赤字かどうか調べようという発想が出てこないですよね。医療も国民の命に大きく関わるという点では、同じように扱われてもいいはずの存在なのに、採算性が厳しく問われてしまっています。民間病院ならばそれも仕方がないでしょうが、昨今は公立病院や公的病院も同様です。せめて公立病院については赤字に悩まされずに済むように、診療報酬を改定するか、別の手段で資金を支えるかすべきだと思います。
なぜ病院が赤字になるのか、という疑問への答えは、ぜひこの本を読んでご確認ください。
以下、「ユニオン」と「労働ニュース」アーカイブ様からの情報提供です。
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=2009091214
「職場の労使困りごと相談会」 福島県労働委員会
10/18 福島市勤労青少年ホーム、郡山市労働福祉会館
http://www.pref.ehime.jp/tiroui/roudousoudan.htm
7月から月に2回無料労働相談 10/23
愛媛県労働委員会 先着3名
電話 089(912)2996
対象は個人の労働者など
【「ユニオン」と「労働ニュース」アーカイブ 推薦】
http://mainichi.jp/area/nara/news/20091008ddlk29040676000c.html
10月22日15時~ 奈良で初の無料労働相談会 奈良県労働委員会
奈良市大森町の県奈良総合庁舎と県保健環境研究センターの2会場
相談時間は30分。事前申し込みが必要。
弁護士や労働組合幹部、民間企業経営者らによる県労働委員が3人1組で、労使間のトラブルなどの相談に応じる。
問い合わせは、県労働委員会事務局(0742-23-3530)
こちらもよろしくお願いします。8月31日から福岡高裁で控訴審が始まりました。
緊急報告「爪ケアを考える北九州の会」からのアピール
http://ameblo.jp/sai-mido/entry-10310539150.html
毎日新聞からの情報です。
http://mainichi.jp/life/job/news/20091012ddm013100026000c.html
11月21日午前10時~午後4時
東京弁護士会の女性弁護士が「セクハラ被害110番」
03・3503・8671、当日のみ