美しく色づいたモミジの写真を撮りながら、ふと思いました。
桜は花見、月は月見。でも、紅葉はなぜか「もみじ狩り」。
もみじ狩りを英訳するとしたら、どうなるか。
この言葉が使われている特許明細書は、ある?と。
ほぼ、職業病です(笑)。
JPlatPatで検索してみると、さすがに請求項には登場しないようです。
でも明細書の本文には、公開限定で仮名表記の「もみじ狩り」が1件、漢字の「紅葉狩り」が17件。
どれも単なる例にすぎず、厳密な翻訳が求められる文脈ではないのですが、1件だけ英文ファミリが存在していましたので、参照してみました。
キャノンの出願で、特開2005-150841号。
『「秋」の画像領域に対して「紅葉狩りに...」の音声が、「冬」の画像領域に対して「Winter is a...」の音声がそれぞれ対応付けられる。』という文にあり、英語は
viewing colored leaves . . .
となっています。
それでは海外メディアは、どう書いているのでしょうか。
探してみました。
Imperial Palace opens Inui Street to public for autumn foliage viewing
2017年12月3日『The Japan Times』 |
他にもいろいろありましたが、総じていえば foliage が使われている例が多い印象でした。
leavesでもfoliageでも、通じる通じないでいえば通じるでしょう。
ただ、サクラの木の真下で楽しむお花見と違って、紅葉狩りは遠景での鑑賞もよくあります。
そこまで考えると、総称的なfoliageのほうが、感覚的には近いのかもしれませんね。