【1行マクロ】文字の間隔を制御する-表組みで便利 | 特許翻訳 A to Z

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1行マクロ実例101 > 文字の間隔を制御する
復刻シリーズのWordマクロです。
 

Word文書で文字の間隔を制御するためのマクロです。
■コード
Selection.Font.Spacing = 2      2pt「広く」する場合
Selection.Font.Spacing = -1.5   1.5pt「狭く」する場合

【説明】
[ホーム]タブの[フォント]グループでフォントダイアログを表示し、「文字幅と間隔」タブを選んで[文字間隔(S)]で文字と文字の間隔を指定する操作と同じ結果になります。
ポイント数で指定し、狭くする場合はマイナス符号を付けます。



特許翻訳者が、このマクロを使う場面といえば表組みの中や図面くらいで、明細書の本文そのものに使うことはないと思います。

表組みも、文字間隔を広げたいときというのは、あまりないですね。
明細書の場合、レイアウトに凝る必要がないため、セルに文字が綺麗におさまれば、それで十分です。

ただ、セルに1文字入らず折り返してしまう、折り返さないようにするためにはフォントを小さくしないといけないというような場面では、文字間隔を狭くすることで、フォントサイズを変えなくても望んだ状態でセルの中に入ることがあります。
この使い方が、特許翻訳者としてはおそらく最も使用頻度が高いだろうと思います。

上のコードの例は2ptと1.5ptですが、0.1ptずつ設定できるので、マクロとしては「-0.1」で作ってショートカットを割り当て、間隔を詰めたいときに少しずつ微調整するとよいでしょう。
 

※ここに示したコードは、Word 2007のマクロです。2010以降で使用する場合は、個々に動作確認の上、必要に応じてコードの修正をしてください。

(→1行マクロをWord 2010/2013で使う
 


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