会社は辞めるけど あなたたちとの仕事は一緒にやる | 音楽でよろこびの風を

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世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

26日のワンマンライブ。
そこに至るまでで、一つだけ太字強調くらいで書いておきたいこと。
ライブの中でもはなしたけれど。

昨日、会場のカカドゥでライブPAをやって下さったのは
「元店長」の谷口さんでした。
今までカカドゥのイベントでは何年もお世話になっていて、とても深い部分で信頼している大事な人。
しかし、今年の1月20日 つまりワンマンの六日前にカカドゥを退職されたのです。やめてしまったのだから、「いしはらさんたちのPAエンジニアはできません、ごめんなさい」と言われても致し方ないところ。

でも。
「会社は辞めますが 26日のエンジニアは絶対やります。」と言ってくれました。

会社勤めをしている人なら分かりますよね。
それがどれだけ大変なことか。

僕は谷口さんがやめるに至った経緯も深くは知らないし、昨日谷口さんがカカドゥでエンジニアをやるに当たって、どういうやりとりを店の方としたのかも知らない。
円満に話が進んだのか、それなりに切迫したやりとりがあったのか。

26日11時過ぎ リハーサルのため カカドゥに入った僕らを 谷口さんは笑顔で出迎えてくれた。
最高の仕事人の顔をして出迎えてくれた。
僕が尊敬している何人かの大工の棟梁たちと 同じ笑顔だったな。

僕にとっては 谷口さんは東京一のPAエンジニア。
これだけのハートと腕を一緒に持っている人に そうそう出会えるとは思っていない。

このカカドゥ以後も 彼女とは音の仕事で絶対につきあっていきたい。
帰り際に彼女に伝えたよ。
「次はでかいところで一緒に仕事しような。」って。

昨日のライブのラストの曲、君に捧げるよ。
「ありがとう」